【ゲーム本編】4章 葉
進捗報告
シナリオが終わりません!(笑)
4章 ゲームサンプル
かなりシナリオ分量が多くなってしまったので、4章内で三部にわけました。
4章=『葉』なので、一葉、双葉、三つ葉です(笑)
ゲーム内では、章タイトル後にサブタイトルで、One leaf / Two leaf / Three leaf という感じでテロップ表示+開始していく予定。
(なので体感的には、短い章が3つある、という感じです)
動画録画も後で行うつもりですが、今回はテキスト量多め+選択肢で中身が読める(飛ばすのも可能)という形にしたので、一部分だけだと分からないかも?? とりあえず、ゲーム構成はこんな感じです。
Chapter4 -- One leaf
・『闇』パート。闇とは何? という疑問について、考え始めるミイス主。
・システィーナ伝道師たちに、「どうしてシスティーナの伝道師になったのか?」「あなたにとって闇とは何?」と尋ね歩く。
・各伝道師たちが、彼らの自身の話と、自分にとっての闇とは何?を教えてくれます。
エルファス
・場所は礼拝堂
・イズの話 or 施文院とミイス派の話 のどちらかが聞ける。
・闇とは何? エルファスは「闇と光は簡単に入れ替わる」として『気づき』と答える。
ゾフォル
・場所は書斎
・バロル五星時代の話 or アカデミー研究者時代(虚無の剣の話)のどちらかが聞ける。
・闇とは何? ゾフォルは「人は見たくないものを拒絶する」として『認めたくない真実』と答える。
シャリ
・場所は広場
・シャリは、自分は全ての願いを救う存在であるということを語る。
※シャリは「人形」でもあるので、ちょっと他の伝道師と立場や存在自体が違うこと、あとで『白い影』についての話も担当するので、少なめです。
・闇とは何? みんな自分のかなえたいことがある、として『切なる願い』(仮)と答える。
→ シンプルに『大切なもの』と答える。
(まだ試行錯誤中です。大切なもののために、みんな行動する、的なニュアンスです)
→『気づき』『認めたくない真実』『切なる願い(大切な何かを求める気持ち)』は、そのままミイス主のことでもあります。
※最後にジュサプーとの会話。
彼に対しても、闇とは何かを尋ねるシーン(短め)が入れられたら……(まだ構想段階)
ちなみにジュサプーは、自分にとって闇は常に『当たり前にあったもの』として答えます。
システィーナ伝道師になるまでの、やさぐれ時代の片鱗がちょっとだけ見える感じにしたい(笑)
Two leaf
・『影』パート。影にについて、改めて疑問に思うミイス主。
・館を探索後、白い影についてシャリに尋ねてみる。
・一方ジュサプブロスは、表向き優しい恋人役だが、内面はまだ違うということが示される。
・ジュサプブロスとの会話。黒い花『システィーナの涙』、影についての気づき
ミイス主の館探索シーン
シャリ質問シーン
ジュサプーぼやきパート
・薬草園『黒い花』のくだり
※いただいた花のスチル画をここで挿入しようかとも思ったのですが、後半の『花を使う場面』にしようか悩んだので、とりあえず、ここでは桔梗の加工画像で代用しています。
※スチル画は、後半にかなり偏ってしまう気もするので、全編作成後に配分バランスを見て、調整するかもです。
ちなみにこの黒い花は『システィーナの涙』といいます。
本編内会話
#シエル
初めて見た花だったから、つい……。何ていう花なの?
#ジュサプブロス
『システィーナの涙』って呼ばれてるよ。
システィーナが殺されたとき、地面に流れた血を吸って咲いたとも、星となる際に、地上に落とした涙の跡に咲いたとも言われている。
システィーナの伝道師の間に伝わる、秘密の花さ。だから、どんな効力があるかは、君にも教えられないな。
白い影について
本編内台詞+場面
白い影の正体は『誰かの心残り』
そして私が、それを引き寄せた。けれど私が怖れれば、私の前には姿を現さない。
彼らは、ただここで、失われた日常を続けているだけ。
(あ……!)
ここでミイス村での薬草を植えるときの回想(会話のみ)が挿入。
・薬草の見分け方について村の女の子に教えている
・薬草の処方の仕方を父を話している会話
・薬草をミイス村の人々と畑に植えている会話
(突然の魔人の来襲で、お父様をはじめとする神殿のみなは命を落とした。きっと無念だっただろう……)
(もし『影』が『心残り』であれば、ここには、私の知っている人の心の名残の影もいるのかもしれない)
けれど、私はそれを懐かしいと思うどころか――見たくない、怖い、と思ってしまった。
白い影に何を見ていたか気づく。
Three leaf
3の内容予定
・光と闇に対する、ミイス主の中でのパラダイムシフト。
・無知(1章・2章)→無意識の否認(3章)→気づき(一葉・双葉)→葛藤→受容という過程のうちの、葛藤と受容部分。
・自分の中の『気づき』『見たくない真実』『切なる願い』=闇と影の関連性。
・影に投影していたものが、自分の光としての意識と、闇を考え直すことの葛藤であると気づく。
・どういう風に書こうか悩んでいますが、とりあえずこんな感じで(笑)
ミイス主葛藤パート(予定)
・ミイス主、久しぶりに剣を握って、一人で剣の稽古。
・(冒険者服にするか、巫女衣装でベールだけ外すか)※
・あのときは、取り戻すために握っていた。今、握る剣はどうなっているか?
・(回想でのロイやセラとの稽古)or(ジュサプブロスが相手役を買って出る)※
・(勝敗はなし。引き分ける)※
※は仮設計。
たぶん何もないと、ミイス主の独白・回想で動きのない章になってしまうので……少し動きのある場面を入れようかなと。
あと気づいたら、4章でジュサプーとミイス主の絡みが意外と少なかったので(笑)、せっかくなので、ジュサプーに剣を握ってもらって、一度剣を交えてもらってもいいかなと。
・ジュサプーと剣を合わせる場合は、ジュサプーは素顔・ミイス主は巫女服。※ジュサプー立ち絵あり。
(ともに戦闘モードではないことの示唆。非日常での剣合わせ=通過儀礼的なもの、というニュアンスです)
・ミイス主一人の場合は、冒険者服……にしようかどうしようかという感じ。
過去の自分の再確認+今の自分での再構築という意味で、ロイやセラのシルエット画像でやろうかなと。
受容パート
・夜。屋外のどこか。
・ぼんやり浮かんでいる白い影に対して、謝罪と懺悔。
・本来の役目を果たせなかったと告げるミイス主。
・白い影は「どの選択をしても、あなた自身の道として祝福する」「いつでも見守っている……」的なニュアンスを残して消える。
・ミイス主についてきた白い影は消える。
・代わりに、あたり一面に花が咲くor花の種が落ちている。
オチ
#ジュサプブロス
『影』は所詮『影』でしかない。何もしてくれない。
死に損なったやつは、拾った命を、せいぜい楽しく大事に使うだけさ。
という台詞を残すのですが、影は確かに直接的には何もしてくれない。でも花・種といった何かは残した、というオチ。
闇は気づいて、認めて、願えたら、光(愛)にもなる……という感じで、4章終了。
演出
この受容の演出ですが、最初はゲームの仕様で『動画エフェクト(レイヤー)』をかけることが可能なので、花びらか、光の舞い散る動画エフェクトをかけようと思っていました(実際に、画面内に、花が降る演出です)
……でもサンプルゲームで感じたことですが、私のレンタルサーバーのプランだと、アクセス状況によっては不安定になってしまうので。
その上でレイヤーで動画をかけるのは鬼ですね……と、動画エフェクトは諦めました(笑)
たぶん通常の回想シーンと同じように作成すると思います。
↓ 実際のゲーム画面はこんな感じになりました。
ジュサプー悩みパート
・ミイス主の様子がおかしいことに気づく(動画で送った部分です)
ミイス悩みパート
ミイス主葛藤
ベールなし画像ありがとうございました!
ミイス主受容パート
あんまりエフェクトたくさんかけると動作がやばそうなので、こんな感じに……。
正直演出はもうちょっと頑張りたかったです……
公開後の裏話
構想段階
この4章、一番最初の構想段階では、存在しませんでした。
(システィーナの伝道師自体が、サブキャラ的な扱いで時々登場程度・エルファスにいたっては登場しない予定だったので)
ただ、ジュサプブロスの心情や態度の移り変わりは今後の展開で出るのに対して、ミイス主のジュサプーへの心情変化の表現や演出面が、あまり表に出る場面が少なく、説得力が弱い気がしたので、彼女の物語をどこかでやりたい+『闇とは何?』を一度掘り下げたいなとも思っていたので、ここで一緒にやることにしました。
※1 『闇とは何?』はミイス主が、ジュサプブロスを見て気づく、という形にしようと思っていました。物語の主軸となるのは『愛とは何?』でした。
内容が10章に増えたことで、5章までが『闇』編/6章から『愛』編という感覚で作製しました。結果的に良かったです。
※2 同様の理由で3章の白い影の話も、最初はなかったです。小間使いとして、影自体は出すつもりではいましたが、それ以上の意味はなかった。
4章でこれをやるために、3章の白い影の話も増えました。
(4章は、本来は、庭の案内+システィーナの涙を摘む話だけの予定でした)
ミイス主と故郷
あとこのまま伝道師の館の物語を進める中で、ミイス主の、ロイを殺したことやミイス村のことに対する心情が放りっぱなしになるのも、気にはなっていたので。
※ミイス主とジュサプーの関係は、ロイとアーギルをなぞってもいるので。
ロイと魔人の結末というか、ロイの行動に納得行かないという意見もたびたび耳にするので……そこも一緒に解消しておかないと、のちのちの説得力に欠けるかなと。
個人的には、ロイは魔人への愛に走って、家族を捨てたわけではなく、ロイはロイなりの葛藤があった……と思っています。
愛で心を入れ替えるのが、操られていたロイではなく、魔人のほうなので。
(※ロイがアーギルを愛したのではなく、アーギルの自分への愛を、受け入れるかどうかを悩んだ気がする。あなたが愛してくださっているのは~とは尋ねるので。この辺はジュサプーの葛藤にもかかってきます)
実際の現場
こういう経緯があって急遽入れた話だったので、4章が恐ろしく長くなりました……書いても書いても終わらなくて。
でも進捗計画は、この章も、他の章と同じ作業時間で、計算してしまっていたのです……実際には、ミイス主の物語+伝道師の闇というテーマが2つ分入っている、さらに伝道師3人分あったので他の章と同じペースで終わるわけがないんです。
(ジュサプブロスの分は、想定内というか、ジュサプ+ミイス主の話として、計算済みでした)
あれ??おかしい??と思いながら作業して、途中で気づいたときには、4章だけで一ヶ月おしていました。4月下旬→5月下旬公開予定に。
ただ、次の5章はジュサプブロスの過去話で『四つ葉』にすると決まっていたので、4章は絶対『葉』でなくてはならないのです!
苦肉の策で一、二、三つ葉としました。葉っぱだから、数を増やせてよかった。
ちなみに当初の構想では、『双葉』というタイトルでした(次が四つ葉なので)。
影のこと
ミイス主に執心する白い影は、最初ダディアスパパにしようかと思いましたが、ちょっと安直かな?というのと……なんとなく、家族に会える/会えないで、ジュサプーが可哀そうな気がしたので、やめました(挿話でちょっとだけ当人も言ってますが)
ちなみに挿話でゾフォルが言っていますが、あれは魂が戻ってきたのか、ミイス主の願望の投影なのかは不明のままです。
というのも……あそこにロイとシェスターの魂は、いません。自分が殺した魂には会えないんです。
それはロイがミイス主に対して討たれて当然と思っていたからでもあるし、ミイス主がロイに対して顔向けできないと思っているからでもあります。
死者が何を思っていたかは残された者には分からないし、死者はあまりに悔いていたら生者に会いに来られない気がします。
これは、『どちらか分からない』=『両方が揃わないと会えない』というのが答えなので。(愛と一緒ですね……)
伝道師の影響
登場キャラが3人増えたら、どういうことになるか、この章で実感しました。人数分、尺が増えていくんだと(笑)
全体的に、ゲーム内容が当初の1.5倍ほどになっていますが(最初は全7章の予定だった)……増えたのは、伝道師たちの登場シーン分が加算されたためと思ってください。