【ゲーム本編】9章 徒花
『徒花』=実らないの意で「愛とは何?」ジュサプー返答編です。このジュサプーは書いてて楽しかったです(笑)
一応9章となってますが、花/徒花はセットの感覚なので、8章9章は二つ合わせて一つの話……みたいな感じです。
シーン1
寝室で香を焚くジュサプー。『香りのない香』と言って笑う。
※裏設定というかネタですが、時系列的には8章のすぐ後です。
つまりジュサプーは8章最後の時点で、すでに香を隠し持っていた……ということになります。
8章主人公の会話時、ジュサプーのポケットの中には、『システィーナの涙』があった、という。
その重みを感じつつ、主人公と会話をしていたわけで。本心を見せない男ジュサプブロス……。
ちょっとゲーム内では入れられなかったのと、あんまりやるとプレイヤーにバレちゃうので、ここで供養(笑)
シーン2
庭で散策している主人公。システィーナの涙の効果がじわじわ出てくる。
エルファスが、『禁断の聖杯』をもって戻ってくる。
シーン3
伝道師会議。闇の神器は、結局エルファス以外は入手できず。
そしてエルファスは、『システィーナの涙』を使ったことを批判。
地が出るジュサプー。個人的にジュサプーの台詞回しは、原作の、あの『丁寧口調での皮肉』っぽい感じが大好きで……それを出したいと思いつつ出しきれない……(笑)
シーン4
ジュサプーの回想。やさぐれ時代~伝道師時代。
伝道師の館で来たばかりの頃の『新しい何かを知っていく日々』は……主人公と一緒。
そして、ジュサプーの愛への返答。悪人の意地と誇り。
『愛』を受け入れるには、『闇』が濃く、そしてそんな自分自身の矜持もあった……けれど、最後の一瞬だけは本心に近い部分が出る(スチル画:微笑(一瞬)
追記
9章はここで切ることにしたのですが……そうすると選択肢分岐ゼロに……(汗)
庭シーンの最初の方で『各伝道師たちがどのアイテムを探しに行ってるか』を選択して読めるようにしようかな? とも。
ただ主人公の状況的には『選択ができる状態ではない』って章でもあるので、最後の花言葉=選択肢結果は1種類(共通結果)のみです。
※次の10章後半が結構ヘビーなので、この章は「選択肢分岐なし」で行くことにしました。
公開後の裏話
徒花=システィーナの涙は、最初は背景画像の関係で、『黒い花』ではなく、『黒い実』にしようと思っていました。
ネッコさんの御厚意で花スチルを描いて頂けることになりました。
なので花スチルは、ここか前の章に入る予定でした。
※スチル画が連続してしまうので、この章を作成し終えた後、追加で4章に移動しました。
「どんな花かイメージありますか?」と聞かれたので、「星型の花」と答えました(最後・星の乙女システィーナにかかるので)=そこで具体的に桔梗に決まりました。
その後、背景画像は桔梗の画像加工でいけるんじゃないか?と気づき、探したら素材サイト様に奇跡的に一枚だけありました(笑・使っている一枚がそうです)
* * *
煙草スチル画は、あのジュサプーの色気に悩殺されたので(笑)、必殺スチルと心の中で呼んでいました。
差分含め破壊力が高い……。
* * *
ジュサプーの過去回想部分は最初作ったときはありませんでした。ジュサプーの心情が分かりにくい気がしたので、後から追加で入れました。
くどい気もしたのですが、ある方が分かりやすいかなと。
……あのジュサプーは『やさぐれ時代』と呼んでます(笑)
最後のほんの一瞬のスチル画『微笑』は、本当に最後の最後に、ネッコさんに追加で作成頂いたものです。
どこに、どういう風に入れるか迷ったのですが、「一瞬だけ見える本心」という形で、あの形になりました。
余談ですが、このスチル画の感想をいただくことも多かったです。