アネットとギルベルトの外伝
外伝『フォドラの風見鶏』
大国や時代の風の流れによって、見る向きを変えなければならない小領国の事情と人間模様。
ドミニク男爵の粋な計らいと、戦闘終了後のギルベルトの台詞を聞いて、想像以上に設定が緻密で、改めて感服。深いな~。
ドミニク家も結構好きかも。
ーーーーーーーーー
なんか2部になって、戦略の難度もあがった? クリアできないかと焦りました。
※今思うと適正レベル以下だったのかも。
時間をかけるとアネット狙いうち開始+続々援軍放出されるので、もう無理!と敵将を討って短期攻略しましたが、これ、違う攻略法があった気がする……宝を持ってる敵の砦(北東)落とせなかったなあ。
※来ないで来ないでー!!と思ったら、アネットが全く同じことを叫んでいて笑った(笑)
ドミニク家の英雄の遺産は、斧(鎚?)『打ち砕くもの』なのか!
なんで、アネットが『斧が得意』なのか不思議だったんだけど、理由が分かったよ!!
『打ち砕くもの』を振り回すアネット……間違いなく強い(笑)
ーーーーーーーーー
アネットのもつドミニクの紋章が、父由来か母由来か分からなかったのですが(ドミニク男爵とアネットの母が兄妹なのか、男爵とギルベルトが兄弟なのか)、あの会話内容だと「ドミニク男爵とギルベルトが兄弟」のようですね。
で、ギルベルトはドミニクの紋章持ちではないので、アネットの紋章は隔世遺伝ってことになる。
※紋章が隔世遺伝するのか分からなかったんですが、ここで判明しました&のちセテスとイングリッドの支援会話でも判明。
そしてドミニク男爵、この様子だと、子どもいないのでは……?
少なくとも「紋章持ちの子」はいない気がする。『英雄の遺産』をアネットに譲ってくれたので。
(もし嫡子が居て、かつその子が紋章もちだったら、その子(=アネットの従兄弟)に継がれるはずだし、交渉相手はその子になるような)
となると、もしかしてドミニクの家は、いずれアネットが継ぐことが、ドミニク兄弟間の中でも暗黙の了解になってたのかな?
あと、アネットの母親にして、ギルベルトの細君が、とても気になります(笑)
ギルベルト、相当真面目で堅物で、後ろ向きで根暗じゃないですか? 真面目なところはアネットと通じるけど。
アネットのあの明るくておっちょこちょいで、前向きな性格は、たぶん母親譲りだと思うのです。となると、どんな元気なお転婆さん(死語)なんだろうかと……。
とりあえずドミニクの家でも、肩身の狭い思いをせず、元気に暮らしてくれている気はする(笑)
こうなると、どうして正反対のギルベルトと一緒になったのか――馴れ初めも気になってくる(笑)
そして、さらに闇も深まる。
そんなすごい妻子を置いて出奔したギルベルト。お前、一体どんな罪を犯したというんだ……。
ギルベルトの出奔の理由が、本当に謎すぎて。
もし万が一ドミニクの紋章とか家絡みだったら、アネットが誰の子か、血がどこから、という話にも発展しそうで密かに心配してたのですが、その手の話は全くなさそうで安心。
家絡みじゃなければ、ギルベルトの真面目な性格から考えて、騎士という職業上の悩みかな。
ーーーーーーーーーーー
ギルベルトも結構高齢なので……アネットはギルベルトが38歳のときの子どもってことになる。
そして兄ドミニク男爵は、ギルベルトよりも年上だろうから、還暦過ぎ?
還暦過ぎても鎧を着て戦闘。いや戦時下の領主はそうだけど。
そうした男爵が、あんなコルネリアみたいなヒドイ性格のおばさん(老いぼれ呼ばわりされたけど、20年前に取り入ったんならコルネリアだって若くないでしょ…)に、表向きだけでも従わざる得ないのは、本当に苦渋だし、屈辱だったろうなあ。
あの展開だと、男爵は男爵で「ギルベルト(弟)なら、ドミニク家の事情からして、易々応じられない事態も予測していて、救援を頼んでいるに違いない」
だから「表向き戦闘をすれば、ドミニク家としては『仕方なく強奪された』という体裁を整えられる」って読んでたってことになる……んだよね。
兄弟は兄弟で、ちゃんと通じ合っているというか。
ドミニク家に関しては、こういう方向性で想像してて良いんだよね?
アッシュのロナード卿の一件はそれなりにトラウマなので。
こういう形の決着ができて、心底良かった!と思ってる。
やっぱり生徒の帰るべき家を潰すことは、仕方ないこととはいえ、先生の本意ではないんです……