イングリッドと食べ物
イングリットと食べ物についても、思うことがある。
趣味が「食べること」好きなものが「食べ歩き」
でもガラテア領はかなり貧しく『1170年代初頭に大規模な飢饉も起こってる』ので…この「食べること」って、趣味になってるけど、たぶん精神充足や贅沢の意味じゃないんだろうなって。
本当に「食べること」が「楽しみ」になる経験をしてるというか。
もちろん一応領主の身分だし、ガラテア伯は子供たちにひもじさこそ感じさせなかったとは思うんだけど、子供はイングリット一人じゃなく、兄弟も複数居るみたいなニュアンスで…食卓事情、大変だったんじゃないだろうか。
イングリットと一緒に料理をすると、野菜くずを捨てるなんて勿体無い!って言うんだよね。
ガラテア家の質素倹約精神の賜物なんだろうけど…… 寒冷地の大飢饉って、実情は相当厳しかったと思うし、イングリットは8~10歳以下くらいの子供時代に実体験してるんだよね…。
主人公とイングリットの支援会話見た…!! やっぱりそうだよね
1170年代初頭という子どもの成長期に大飢饉で、子だくさん(しかも男兄弟複数)だったら、領主といえど例外じゃ済まないよね……
そしてセテスとの支援会話にもなっていくのか……。
* * *
もしかしたら、この際はブレーダッドやフラルダリウスから、救援物資が届いたりしたんだろうか。
グリットは『王から賜った恩』ってよく言うし。
思えばブレーダッド、ゴーティエ、フラルダリウスの息子と並んで、ガラテアの娘が幼馴染って間柄も不思議だなって(婚約話があったからとは思うんだけど)
いや男兄弟が居たら、普通は「その兄弟を含めて」幼馴染になるような気がして。
ただゴーティエ家の例もあるし…貴族幼馴染組は『全員貴族の紋章持ち』っていう共通点があるからこそ、イングリッドが幼馴染だったのかなと。
※というか、ここにアネットが入っていてもおかしくない気がする(父親が王家に使える騎士でディミトリとは縁があるし、同年代、貴族、紋章持ち)だけど、アネットはドミニク男爵の元に身を寄せているだけ、さらにドミニク家自体小領で家柄的には低いので…一応貴族ではあるけ立場的には平民に近いのかな…。
意外と王国の人間関係も歪といえば歪なんだよなあ…