シルヴァンとメルセデス 

シルヴァンとメルセデスの支援会話

シルヴァンとメルセデスの支援A見て。
二人とも相手を読めるタイプの人間だから、メルセデスはシルヴァンが唯一弱みを見せられて、女嫌いだけど、たぶん触れることができる相手って気がする。会話と関係性がすごく好み…。

これ、たぶんメルセデスのキャラ像が、全てを受け止める聖女タイプっていうのが、大きいんだろうなあ。
(女主人公でも、メルセデスだとSが成立することも同様の理由かな。性別を超えて尽くせるタイプ? ※まだ支援S見てない)

なので、あそこで止めてあるのに、無粋かもですが。
私の中でシルヴァンとメルセデスの二人は、同志としての友情ルート/共同生活意識のカップル関係、どっちの妄想もいけます(笑)
あのまま友情止まりでもいいし、将来結婚してくれてもいい。
二通りの想像ができるので美味しい、というか。そういう意味でも、この二人の性格と距離感、関係性が好みでした。

これ、くっかないからこそ良いとも思うんですが……いわゆる二次のカプ妄想とは別口の、可能性の想像として。
『もし互いに誰かと結婚せざるを得ない状況』に陥ったら『相手と自分の心を守るために、この二人で一緒になる』のが一番ありな二人と思いました。
シルヴァンの恋愛というか婚姻が、かなり難しそうなので。
でも大貴族という家柄上、いずれ必ず、誰かを妻に迎えなければならないわけで。

もし、そのときまでに自分の女嫌い(軽蔑)を克服できてなくて、自分も相手も不幸にしてしまうなら、そうならないために、自分が自分のままでいられる相手=メルセデスとくっつくのはアリかなって。
メルセデスも、もし『貴族の奥さんになってしまったら、奉仕関係の仕事に就くことができない』って思っていて、結婚そのものを諦めている(※子供を持つことも諦めている)なら、シルヴァンとくっつくのはアリだよなあって。
たぶんだけど、シルヴァンはメルセデスが教会の仕事をすることに異論ゼロだと思うし。

双方共に、ベストではないけど、ベターというか。
そういう恋愛観というか、結婚観もありだよねっていう意味での妄想でした。

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風花、なんとなくだけど男女キャラの距離感と関係性は、友情/恋愛どっちでも想像できるように設定されてる気がする。
断定するとプレイヤーの楽しみを奪うから、この辺はプレイヤーに残してくれた空白の余地かな。
それを堪能するのがすごく楽しい。

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追記:クリアしました!!!
そして、エピローグ見ました! そうか……こうなるんだね!(笑)
先生としては、青獅子内で婚姻関係出るなら、誰が相手であっても幸せになれると思っているので、異論はないです。
うちの生徒たちはみんな良い子だよ!
というか、エピローグのシルヴァンの文章がじんわりした。『多情』から『至情』になるんだね。

紋章と婚姻

メルセデスの母親に再婚話がばんばん来たのは、紋章の血筋だからと思うんだけど。
おそらくその証明としては「当人(母自身)も持っている」か「娘(メルセデス)が持っていたから」で。

……そうなんだよね。女性の場合は『子どもが紋章持ち』なら、それさえ血統証明や婚姻理由になってしまうわけで、そう考えると闇が深い気がする。
飛び火的にシルヴァンほか男性紋章持ちの闇も深くなるけど(笑)

野心家の女性からみれば、一夜の相手としてでも子どもをもうけて、その子が運よく『紋章持ち』となれば、それを足がかりに本妻狙いと思っていましたが――これ、むしろ女性からしてみたら「本妻でなくてもいい」
たとえ本妻になれない(本家に入れてもらえない)としても、『他家に紋章を売ることができる』ようになるので。
そうやって自身の安泰を狙うことができるんだよなあって。

相手は紋章持ちの子どもができたらゴーティエ家に固執しなくてもいいってことになるので。
この場合、むしろ紋章が外に出るのを防ぐために絶対ゴーティエ家は子どもを引き入れるかも。
ただ逆に言えば「紋章を持つ子供だけとりあげられる」可能性もあるけど。
(……これ、パトリシアはどうだったんだろうな……)

というかゴーティエ家の、血を尊ぶゆえに『紋章を持たない子供は廃嫡』っていうのは「孫から紋章を持つ可能性もあるのに?」と思ったのですが。
場合によってはこうやって「紋章が家の外に出てしまう」からなんだろうね。
いまもしかしたら紋章を持たない血筋の者は、今後の愁いを断つために抹殺対象になったりするのかもしれない…いや、そこまで過激な手段はとらないでいてほしいけど。

紋章と血の関わりを考えると、紋章の血筋の女性は戦利品や贈答品扱いされることはありそうだし、脅威になったり占有を目的とするなら一族根絶やしもありそう…。

フォドラの過去の歴史や大戦の陰には、そういう部分もあったのかなって思うと、歴史を知るのも怖いような。