紋章あれこれ 

覚書メモ

  • 紋章は「隔世遺伝する」ため、両親が紋章持ちでなくとも、紋章持ちが出る。
  • 紋章を持たない(資格がない)者が『英雄の遺産』にふれると魔物になることがある(ゴーティエ家督争い)
  • 何らかの方法で、普通の人間が魔物になることがある(旧礼拝堂救出作戦)。
  • セイロスの棺に納められていたのは『天帝の剣』
  • 地下聖墓の墓に納められていたのは『紋章石』
  • アドラステア帝国では、人工紋章石の研究が進んでいる模様。それを用いた魔物も既に兵器として利用。
  • 「紋章学の父」との異名を持つハンネマンは、元帝国貴族。
  • フェルディアには魔道学院があることから、血筋に宿る紋章(魔道)研究は王国が、紋章そのものの原理や研究は帝国が発達している?

 

紋章の継承方法

紋章の継承というか血筋なのですが……なんか当たり前のように「隔世遺伝でも紋章が出る」前提で話を進めていますが。

1)紋章を持たない両親から、紋章持ちが出ることもある
2)紋章を持つ親から、必ず紋章持ちの子が生まれるとは限らない

ってどこかで聞いたような気がしてたけど、もしかしてゲームの台詞内できちんと言及されていたのは、2)のパターンだけ??
(1)のパターンは私の勝手な判断というか、思い込みなんだろうか。

紋章は必ず直系でしか出ない(親から子へ継がれる形で、祖父から孫はない)?
でもそうなると、紋章持ちの条件が……かなり厳しくなるよね……? ほぼ必ず貴族ってことになるだろうし。聖人の紋章の場合は困ると思うし。「珍しい紋章でもない」という台詞があったし。
(※直系でしか受け継がれない場合、伝統的な血筋の系統の証明+紋章の希少性が、かなりはねあがることになるので)
やっぱり隔世遺伝はないと困る気がする……んだけど。

隔世遺伝ありのようです。とりあえずアネットとイングリットがそうであることが2部で判明。
なので(1)も普通に起こります。そうだよね、そうじゃなきゃ色々困るよね。

紋章と家柄

ちなみに2)の「必ずしも紋章が受け継がれない」パターンは、実際ゲーム内の台詞で、早いうちからでていて、それゆえの問題点も既に指摘されていた。紋章を持たず廃嫡される悲劇(ゴーティエ家)もあれば、紋章もちについて回る運命(シルヴァン、イングリット、メルセデス)は当然起こるので。
※フレンの「特別な血を持つゆえに狙われる」は家柄とは別の出来事だと思うので除きます。

王国貴族の場合、家柄が紋章に付随している側面が強いため「紋章持ちの子は、必ず両親のどちらかが紋章を宿している」ことがほぼ必須条件。だから有力貴族であるほど、当主が代々紋章持ちである=自分の父か母のどちらかは必ず紋章を持っている?

→ 家柄や格、家の方針により異なるみたい?
辺境伯のゴーティエ家は、領土の侵略を守る必要性から、英雄の遺産を扱えることが重要視→扱うための紋章を持つか否かが厳しい。
おそらくゴーティエ家は代々の当主は必ず紋章持ち

公爵のフラルダリウス家は重視してるかは疑問ですが、おそらく血が濃いようなので、紋章持ちも多いと思われる。
※フェリクスは小紋章ではなく『紋章』もち。

ファーガス王国内(貴族家)では、紋章が尊ばれるのは事実。
統治の上で、英雄の能力+英雄の遺産を扱えるメリットは、実際の能力面でも権威性でも計り知れない。

ディミトリ「……だが、長く続く慣習には、それだけの理由があるものだ。
仮にこの世の誰もが紋章を軽んじるようになれば、どうなると思う。
紋章を継ぐ血はすぐに淘汰され、脅威に抗うための刃も錆びついてしまうだろう。
……長年繰り返されてきた議論だ。誰もが正しく、誰もが間違っている。

※ディミトリの伯父リュファスは、王の長子でありながら、王位の継承権を得ることはできなかった。
※王家を含めて、十傑の紋章を継ぐ家はどこの同じようなもの、らしい。

ただ紋章継承に「子孫を残す」以外の方法もあるような気もしているけど。
というか、紋章を持たずに紋章の力を扱う技術もあるような……。

紋章持ちと当主の関係

当主に必ず紋章の有無が問われる(ゴーティエ)家もあれば、もう何代も紋章持ちが出ていなかった(ガラテア)家もある。
なので当主の座につくには紋章が必ず必要というわけではないが、紋章持ちが居れば、当然当主の椅子の優先度は高くなる?

ここで疑問に思うのが、グレンとイングリットの婚約話で。
おそらくこれは内容的に、グレンが紋章持ちではなかったため、フラルダリウスの家を出て、ガラテア家に入る(イングリットに婿入りする形)で進められていたと思うのです。
(※フラルダリウスの家督は、フラルダリウスの紋章持ちのフェリクスが継ぐ)

つまりイングリットのダフネルの紋章に重点を置いた婚約話だったと思うのですが、そうすると次代ガラテア伯の座にはイングリットが就いて、グレンがその補佐という形だったのかな。

紋章と小紋章の違い

紋章と小紋章の違いが分からない……。
嫡流/傍流、宗家/分家の違いみたいに思ってたけど、もしかして単純に個人に宿る威力の大小(発動率?)なんだろうか。
それとも、結局そのためには「血の濃さも関係してくる」から、無関係ではなくなる…くらいな感じ?
嫡流傍流とは限らないけど、やっぱり嫡流のほうが紋章の顕現率は高いのかな。
本編内で説明出てくるのかな。(もしなかったらクリア後調べよう…)

うちの青獅子だと、主人公、フェリクス、フレン、カトリーヌが「紋章」で、それ以外はみんな「小紋章」
ていうかディミトリも小紋章なんだよね…

墓の中の紋章石

2月の神殿の玉座で、ガルグ=マクの地下に、ソティスの鎮座していた玉座がありまして。
レア曰く「女神のここは、かつて世界を創った女神と、その眷属たちが眠る墓所」
その墓の中には――紋章石がある。
ここでFE風花の紋章石について素朴な疑問が湧きました。
まさか英雄=紋章持ちが死ぬと紋章石になるの?

いや「墓を暴いて紋章石を奪う」「死者を辱める」って台詞があって。
(確かに墓荒らし自体、褒められたことじゃないし、死者への冒涜なんですが)
天帝の剣の一件から、紋章石は安全装置(資格なき者は魔物に変わることから、試金石=判定装置とも言えるかもしれない)、あるいは『紋章石のない天帝の剣を主人公が振るえた』ことに驚いていたので、動力装置みたいなものと勝手に思っていました。
でも、この台詞だと、なんというか副葬品じゃなくて……ほぼ遺骨扱いのような……。

そういえば、魔物には半端な紋章石があったりしたよねって。
あとは生徒が魔物に変わる事件もあって、それも紋章石がらみだったよねって。
シルヴァンの兄マイクランが魔物になった事件があって、それは『英雄の遺産』に触れたからと思ってたけど、もしかしてそれだけじゃなく、そこに付属していた紋章石の作用でもあるんだろうか。

『石』と呼ばれてるけど、鉱物みたいな『石』じゃないってこと?
…………『人工紋章石』なんてものを作って、魔物を使う帝国のことを思うと……すごく不穏っていうか怖い……。