補足1:星座の区分について
西洋占星術では、12星座(=黄道12宮:サイン)はそれぞれの配置に応じて傾向・性質をもつとされています。
以下の3点で区分されます。
2区分(プラス・マイナス)
その人の関心の方向を示すとされています。西洋占星術では男性・女性という呼び方をされていますが、プラスとマイナス、偶数奇数という呼び方もされているようです。
男性宮(プラス)→外側
社会や世界、あるいは金銭、地位や名誉など物質的な事柄に関心が向く。
エレメント火と風の星座がこちらにあたります。
女性宮(マイナス)→内側
自分の身近な家族や所属している組織の調和や安定、自分の内面や精神的な充足などに目が向く。
エレメント土水がこちらになります。
ユング心理学の外向・内向性タイプの分類の仕方といえるかもしれないです。
3区分(クオリティ)
対人関係および行動パターンをあらわしているとされます。活動/不動/柔軟の3つがあります。
活動(カーディナル)
対外傾向 : 自分だけでなく他人も巻き込んで積極的に物事を動かす。
行動 : 物事に対して積極的、行動的、フットワークが軽い。目的に向って素早く一直線。時々無計画で失敗。
♈牡羊座 ♋蟹座 ♎天秤座 ♑山羊座
不動(フィックスト)
対外傾向 : 基本的には一人で我が道を行く。ひとりの世界も大事。
行動 : ひとりでコツコツ。目標に向って地道に一歩ずつ。揺るがない。時々頑固。
♉牡牛座 ♌獅子座 ♏蠍座 ♒水瓶座
柔軟(ミュータブル)
対外傾向 : 臨機応変に行動を変えられる。誰とでも適度にほどほどの距離感を保つ。
行動 : 場の空気を読む。順応力、適応力が高い。融通が利く。時々場に流される。
♊双子座 ♍乙女座 ♐射手座 ♓魚座
4区分(エレメント)
その人の性質(タイプ、気質、素養、傾向など)の基本になるとされています。
火のエレメント
簡単に言えば体育会系。情熱と行動のエレメンツ。
プラス(外向き)の要素を持ち、行動力でぐいぐい外に向って突き進んでいくタイプ。
情熱的/行動的/積極的/拡大/エネルギー高/冒険・刺激を好む/勢い/理想家
♈牡羊座 ♌獅子座 ♐射手座
風のエレメント
知性と情報力を武器に活躍するスマートインテリジェンス。
プラス(外向き)の要素を持ち、知性や情報などを駆使して外の世界で活躍するタイプ。
知性/情報/思考力/理論的/考察力/分析力/コミュニケーション/アイデア豊富
♊双子座 ♎天秤座 ♒水瓶座
土のエレメント
地に足をつけて生きる堅実コツコツな職人肌。
マイナス(内向き)の要素を持ち、現実的・実際的な視野と対処能力に優れる実務タイプ。
現実/物質/安定/堅実/実務力/計算/実際的/観察力
♉牡牛座 ♍乙女座 ♑牡羊座
水のエレメント
感情、心理など目に見えないものをくみ取る家庭人・芸術家。
マイナス(内向き)の要素を持ち、共感力と直観力で心情や精神世界などを把握するタイプ。
感情/情感/共感力/直観力/芸術/主観/霊性/神秘
♋蟹座 ♏蠍座 ♓魚座