【ゲーム終幕】エピローグ類 

エピローグ

10章の選択結果で二つに分かれます。
※ちょっとしたことなのですが、1と2では、人物の登場順・流れが逆にしてあります。

1は 屋内→ゾフォル→エルファス→シャリ→屋外
2は 屋外→シャリ→エルファス→ゾフォル→屋内

主人公から離れていくのと、近づいていく違い……みたいな感じで作りました。

エピローグ1.忘却

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間に合わなかった = 眼鏡ジュサプ版です。
忘れてしまっているからこそ、全体的にのんびり調子。

エピローグ2.記憶

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一目会う = 素顔ジュサプ
覚えている分、1と比べると、シリアス調子です。

エピローグ3.再生

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隠しエンド……のつもりですが、解放条件はかなり緩いので、実質三つ目のエピローグです。

1あるいは2の、更に後日談となります。
(たぶん通常だと、1→2→3の順で見ることになると思うんですが、ルートによっては2→1→3ともなるので、1の後、2の後という差は設けてません)

※ページ下部に内容ネタバレがあります。

イメージ動画、エンドクレジット

PV

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動画はエピローグの前に挿入して、一度本編内に組み込む形で流したかったのですが、動画の設定はおそらく音楽以上に厳しくなりそうだったので、諦めました。
代わりにエンディングページ類に一緒に収め、クリア後のご褒美的な隠し要素……みたいな感じにできたらいいなと思います。

エンドクレジット

本編のラストに流れます。あと作品情報のページからも、単体で眺められます(一度クリアすることが条件)
表紙は子ジュサプに飾ってもらいました……かわいい……可愛い……!!(笑)

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ここから先はエピローグ3のネタバレです。

エピローグ3.青いバラ

『再生』救済エンド。結局入れてしまいました。

隠しエンド自体は入れたいなと思っていましたが、この内容にするかは、かなり悩みました。
(当初の予定では、もうちょっと違う内容でした。庭に花が咲いて、そこに青い薔薇がある……みたいな、そういう象徴的な感じで終えるつもりだった)

でもエピローグ1も2も、結局主人公を救えないまま、終わるんですよね。
ゲームで二つエンドあったら、たぶんプレイヤーは、片方は間に合う=阻止できると期待してプレイすると思うのです。
やっぱり『忘れる』なら『覚えている』もあってほしいし、『失う』なら『得る』もあってほしい。

……それに、この二次創作ゲーム自体が、自分の願望でできたものです(笑)
ifの世界軸=ジュサプーが好きにやる世界なので、ここまで来たら、本家とは全く別の夢物語だよ!!という意味も込めて、死なないエンドでいいんじゃないかな!と思いました(笑)

ただ救済をやるにしても、一度『庭』は失わないと『エンドガーデン』にならないので、こういう感じになりました。

あと、青いバラの花言葉の「かつては存在しないもの」は、このゲームそのものにもかかってます。

【余談】

何故、ラストで主人公の肌が変色してるかと言うと、彼女が既に『人間の輪の外』にいる、という象徴です。
神でも人でもダークエルフでもない存在になっています(※ミラクと同じ呪いなので、年も取らないです)

一方、ジュサプブロスも、あの時点で『システィーナの伝道師』ではなくなっています。
神のいらない、違う意味で平等が与えられた世界では、システィーナはいらないんですよね……同時にそれは、伝道師としての闇を失うことでもあります。

あとこれは完全に没ネタですが、ジュサプブロスは1・2エンド後~3でミイス主に再会する間に、ルーシュ突撃隊ともう一度、再戦を果たしています(※5章裏話参照)

だから、ミイス主と再会したとき、彼は片耳を失っていて、片目もあまり見えてないという設定でした。

ミイス主が人間から半分外れた存在となったように、ジュサプブロスもエルフの証を半分失っている――いわば互いが再会するために支払った代償的な意味合いでした。

※ミイス主はロイを殺しているし、ジュサプーも同じように闇の伝道師として殺戮まがいのことはしてきています。
そういう二人が無傷で再会して、めでたしめでたしは、ちょっと違うような気もしたので。

※3のエンドの時点では、まだダークエルフ狩りも完全になくなってはいません。そして今度は主人公も狙われるようになります。

 

* * *


最後になりますが、この物語の主役は、ジュサプブロス。
主題は『愛し合う』話ではなく、『愛を問う』話です。

――闇とは何? 愛とは何?

この問いには、たぶん答えがありません。
特に愛は、多面的複合的なもので、考えた者の数だけ存在するんだろうと思います。

だから……これを花で示すなら、情熱や愛情を示す『赤いバラ』ではなく、かつては存在しなかった『青いバラ』であったらいいなと思いました。
やっぱり『無限の可能性』の花は、これしかないと思うので。

答えではなく、それを求める過程、希望、可能性が咲いた庭。
そんな物語として楽しんでいただければと思います。