人物紹介1 学院関係 

主人公の家族
主人公/オッシ/ネモ

初期選択キャラ
アイリーン/ナッジ/ルルアンタ/チャカ/セラ

学生キャラ
エステル/フェティ/ユーリス/ヴァン/レムオン/エスト/タルテュバ/ノエル/レイヴン/エルファス/カルラ/フェルム/イークレムン/エア/クリュセイス/シャリ/ガルドラン

教師陣・科学庁関係
アスティア/デルガド/レルラ=ロントン/ロイ/ナーシェス/カフィン/アンギルダン/イオンズ/ザギヴ/ベルゼーヴァ

主人公の家族

【主人公】

 子供のころ両親を失い、唯一の肉親である叔父オッシに育てられた。叔父の仕事の都合で、転校を繰り返している。実は幼少期の記憶をなくしている。ゲームの中で、徐々にその記憶と出生の秘密を知ることになるが…。
 ひときわ強い能力者。無限のソウルの持ち主。
 アカデミー高等部/普通科

【オッシ】

 主人公の叔父で、育ての親。いいかげんで、ずぼらな性格。オカルト関係の雑誌で仕事をしているフリールポライター。
 かつて自衛隊に所属し、紛争地域で活躍。その後フリーランスの傭兵として要人警護や危険地域のガイド、公にはされていないが内戦地域の義勇軍にも参加。銃刀の扱いに慣れており、ゲリラ戦では異国の傭兵たちにも恐れられた凄腕の持ち主。だが奇襲で受けた傷が元で、前線から退き、ルポライターに転職。今ではオカルト雑誌に記事を寄稿している。
 実は主人公の両親の死の真相を探っている中で、バイアシオンと政府の共同極秘プロジェクトの存在を知り、その流れでオカルト雑誌記者として密かにソウルリープ事件を追っている。そのことを主人公は知らない。
 時々フリーのカメラマンをしているゼネテス(※後述)が遊びにやってくる。

【ネモ】

 虚空の彼方よりやってきた謎の生命体。猫のような外見をしているが、その正体は魔人であり、元をたどれば老人星の精霊。元同僚である魔人に追いかけられていた際、主人公の部屋に逃げ込み、主人公のソウル覚醒のきっかけを作る。以来主人公の部屋に居座り、主人公にアドバイスをする役目を引き受ける。尋ねれば、ソウルが目覚めつつある仲間との関係(親密度)も教えてくれる。

初期選択キャラ

【アイリーン】

 バイアシオンでの最初の仲間(※男主人公の場合)。マンションのお隣さん。勝気な性格で姉御肌。主人公を弟のように思い、バイアシオンの生活に不慣れな主人公の面倒をいろいろ見てくれる。

 幼馴染を交通事故で失っており(不良学生タルテュバの運転による暴走車が原因)、主人公に幼馴染の面影を重ねているらしい。ロストールホールディングス関連企業に勤めていた父は他界。現在は母と二人暮らし。主人公の叔父オッシは、ずぼらで家事も苦手なため、よく夕飯の差し入れをもってきてくれる。

 剣道の腕前はかなりのもので、県大会では優勝。また中盤以降カルラに誘われて生徒会に入るのだが、不良たちを討伐する用心棒的な仕事を割り振られ、次第にに思い悩むようになる。後半では力の使い方に悩む彼女をどう励まして導くかがポイントになる。

:アカデミー高等部/普通科/剣道部所属/武器は竹刀

【ナッジ】

 品行方正でおとなしく気の優しい少年。異民族の血を引き、少数部族の伝統的装飾品である角の飾りを常に身に着けている。それをからかいの種にされ、よくいじめられている。そのため休み時間や放課後は、天文部の部室『樹上の天文台』に篭っていることが多い。うかつに中庭や食堂に連れ出したりすると、たちの悪い不良学生に絡まれることもあるので注意しよう。

 唯一の親友はヴァンだったが、彼はバイアシオンの要注意人物ガルドランに怪我を負わされ入院中。ナッジ自身も、ガルドランに目つぶしスプレーをされ、たこ殴りにされかけたところを主人公に助けられる。
 力が欲しいと主人公と行動を共にするうちに、超能力者として覚醒する(※関連イベント成功が必要)が、覚醒したら覚醒したで、いじめのない平和な学院生活を夢見て、学生運動に加わったりするので目が離せない。祖父は元アカデミーの教授で、数々の名著も残している。

:アカデミー専門学部/文芸科/天文部

【ルルアンタ】

 歌と踊りが好きな元気でけなげな少女。愛らしい舌足らずな物言いが特徴。初等部に在籍している。
 とても身が軽く、アクロバットが得意。なので密かにスポーツ科がスカウトの機会を狙っている。部活動の選択で迷っていた主人公が、体操部をのぞいた際に、初等部から特別見学に来ていた彼女と知り合う。

 初等部在籍のため、主人公とは校舎が違う。そのため学外イベントが多めに設定されている。途中で発生する『バイアシオン児童誘拐事件』で彼女を無事救出すると、途中知り合ったフリント介抱の流れで、序盤から「クラブ・エリスの宝石箱」に出入りできるようになり、第三層での行動範囲が一気に広がる。
 意見を聞くたびに返してくれる愛らしい言葉は聞いていると和む。時々家庭の事情に関する台詞が出てくるが、それを総合していくと、ある人物との関わりがぼんやりと浮かび上がる(ゲーム進行上の影響は無い)。

:アカデミー初等部/普通科/体操部

【チャカ】

 初期メンバー設定はあるが、イベント選択によっては、まったく登場しなくなるので注意が必要。ゲーム序盤では『セラが苦手』という設定があるため、女性主人公で最初にセラを仲間に加えて進行すると、登場機会がなくなる(イベントがすれ違いになる)。
 また『人懐こい性格で、誰とでも相性が良い』せいか、登場場所がかなりランダム。放課後は実家の農業の手伝いと、ヴァンの駄洒落を解する唯一の人物のために中央病院にお見舞いに行っているせいで、マップ上に現れないことも多い。初期キャラ設定はあるが、ある意味でレアキャラ。

 彼を初期メンバーにする場合は、主人公を女性に選択→部活動を『園芸同好会』→課外授業・農家の手伝いに。
 また、課外授業で「麦の刈り入れ」までを終えると、「竜賀家に手作りパンを持っていく」イベントがあり、以降竜賀家に出入りできるようになる。在宅時の家元レムオンと対面できる唯一のイベントなので、彼の優雅な私生活を見たい人は、ぜひ初期メンバーチャカルートを選びたい。

:アカデミー高等部/園芸科/実家が農家のため、帰宅後は農作業の手伝い/武器はスコップ

【セラ】

 ある事情から、人の意識を闇に染めるという『ティラの娘』に興味を持ち、医学科(精神関係専攻)に在籍している青年。冷静沈着な性格だが、プライドの高い自信家で、それが不遜な物言いや言動となって現れることも。服装センスに少々難があり、彼の登場シーンは私服のチビT・ローライズ黒パンツ姿がほとんど。
 高等学部の国語教師であるロイの親友で、主人公のマンションで火事騒動が起こった日以来、行方不明になった彼を探している。また科学者である姉がいるらしいが詳細は不明。なお主人公が女性で、マンションの火事の際、逃げる先を『玄関』ではなく『ベランダ』を選択すると、アイリーンではなく、彼がファーストメンバーになる。

 精神科専攻だが、なぜか武器設定が練習用メス。精神体のティラの娘も切れる親切設計で、精神科専攻というキャラ設定のためにESPゲージを削るという特殊効果つき。だがティラの娘の負の要素が強くなると、ダメージ減少というマイナス設定もある(すでに精神破壊が進んでいるため、精神分析が効かなくなる)。そのため、負属性のボス敵が増える後半は、苦しい局面が増える。属性の不利はアイテムで補おう。

:アカデミー専門学部/医学科/帰宅部(ティラの娘の謎を追っているらしい)

学生キャラ

【エステル】

 自分のことをボクと呼ぶボーイフィッシュな少女。高等学部・工学科に所属。制服よりも作業着で機械弄りをしていることが多いため、少年と間違えられることも。両親が相次いで他界したため、業界大手・ラドラス・エレクトロニクスの現社長でもある。
 経営は会社の幹部で構成された後見人たちに任せているものの、会見や社交界などの企業行事には出席を余儀なくされ、分刻みのスケジュール管理がされている。学院を早退して、会社に向かうこともしばしば。「ボクはもっとみんなと一緒にいたいのに……」本人はもっと学院生活を楽しみたいと思っている。

【フェティ】

 主人公同様、外地からやってきたばかりの転校生。ツィーネという国の出身。取り澄ましたところがあり、極端に世間知らず。周囲を驚かせる言動も多い。ツィーネの指針により、異国の歴史を学ぶために留学し、史学科に在籍している。だが歴史や社会にはあまり興味がないらしく、『何が歴史にはロマンがあるよ。古臭い出来事に驚きなんて一つもなくってよ』が口癖。
 主人公の言動にいちいち文句をつけるが、影で結構主人公の身を案じていたり、つまらないといいながら、好奇心を時々覗かせたりも。突拍子もない言動も多いが、状況によってはそれが効果を発揮し、喧嘩の仲裁を努めたりもする。
 異国人だけあって、『意見を聞く』は残念ながらあまり当てにならない。
:アカデミー高等学部/史学科

【ユーリス】

 アカデミー始まって以来の史上最凶の劣等生だが、恐るべき才能を秘めた脅威の天才でもある。物理学の実験中アカデミーの校舎を爆破。退学になるところだったが、『最先端技術を用いた軽量セラミックを、手ごろな材料の爆弾で破壊してしまった』彼女の天賦の才を見抜いた実力者のとりなし(噂では元副理事長ゾフォルとも、存在だけが囁かれている影の学院長とも言われている)により停学措置で済んだ。
 校舎の修理費を弁償するため、学院近くの喫茶店『猫屋敷』でアルバイトをしている。
:アカデミー高等学部/物理学科(停学中)/アルバイト

【ヴァン】

 アユテラン系列ホテルの御曹司。だが本人は熱血で友情に厚く、気取りもない。喧嘩っ早いのが玉に瑕。高等学部商業科で経営の勉強を学んでいるが、空手部の活動の方に熱心。ナッジとは幼馴染であり親友だが、彼の親は異民族のナッジを毛嫌いしている。
 問題児ガルドランと喧嘩騒動を起こし、重傷を負い、現在はバイアシオン中央病院に入院中。関連イベントをこなすと、退院後仲間になる。
:アカデミー高等学部/商業科(休学・療養中)/空手部

【レムオン】

 専門学部・史学科在籍。物腰やわらかで礼儀正しい青年で、能の名門・竜賀(リューガ)派の若き家元。品のある華やかな容姿や態度とは裏腹に、流派を巡る他家との争いや、竜賀宗家を巡る内部の軋轢や家庭内の事情、その他様々な問題を抱えており、内面では人間不信になっている。そのせいかは分からないが、彼が面をつけて舞うと「まるで人間外の生物・鬼か霊かが舞っているようだ」との評がある。
 後半イベント『竜賀家断絶騒動』では、出生の秘密が記入されているという黒革の手帳をめぐって、情報屋エリスの策略により窮地に立たされる。進行状況によっては家元の座を奪われ、孤独の芸術家として大衆芸能の道を選ぶことになり、海底都市バイアシオンを追われてしまう。
 エストの(実は腹違いの)兄。ローズヒップティが好物。

【エスト】

 女性的な顔立ちのモデルさながらの美少年。容姿だけではなく、頭脳も恐るべきものがあり、将来有望な天才科学者として、研究者たちの間では知られている。特に理事長代理ベルゼーヴァは彼の能力を高く評価している。
 飛び級制度を用いて、高等・専門過程は既に終了、考古学研究のために各地を飛び回っている。そのため学院に立ち寄ることは少なく、生徒にはあまり存在を知られていない。実は名門流派・竜賀の次男で、若き家元レムオンの弟。

 彼が現在解析中の古代の遺物は、古代の民が作った次元転換装置「ウルグ」というオーパーツの一つらしく、それを巡ってバイアシオン政庁からも、シャイニングレオ親衛隊(※後述)にも狙われている。このオーパーツ・ウルグが12揃うと、ティラの娘の最強進化形態・魔人ウルグが依り代に光臨し、ティラの娘たちが二次元でも一気に活動可能となる転移現象が起こるとされている。

【タルテュバ】

 レムオンのいとこ。父は先々代の竜賀家家元。タルテュバも次代家元候補として、幼少期はレムオンと共に稽古を受けていたが、彼には舞の才能がなく、そのくせ稽古は尊大で不真面目。下手な舞と礼儀知らずの言動は、流派の恥とまで言われていた。
 父親が早世すると、周囲の意見もあり、竜賀の家元の座は父の弟だったレムオンの父へと継がれた。彼が他界したあとは長子であるレムオンが継承。その際、次期家元を決める総会で「正当な竜賀の家元は俺だ」と異議を述べたが、黙殺される。

 またレムオンと、幼少期教養の一つとして能の見学に来ていたティアナとは、幼馴染の関係(実はこのとき盲目のため舞はできないが、能楽を聞くことはできるアトレイアもいたのだが、タルテュバは眼中になかったので覚えていない)。その頃からティアナに密かに恋心を抱いていたが、ティアナはファーロスコンサルティングの御曹司ゼネテスと許婚の関係にあり、失恋。 タルテュバはすっかり捻くれた性格に育ち、弱いものをいじめをして憂さを晴らす根暗な性格に育った。そんな彼の姿に、竜賀の家政婦セバスチャンは同情も覚えており、胸を痛めている。

 アイリーンの幼馴染は暴走車による事故死をとげているが、その事故の主犯は本当はタルテュバで逮捕されたのは彼の身代わり。後半はティラの娘に憑かれて怪物と化し、主人公の関与で一命こそとりとめるが衰弱。展開次第では、中央病院で、視力を取り戻したアトレイアに見取られて息絶える末路を迎える。

【ノエル】

 主人公のクラスメート。かなり早い段階からソウルの覚醒を果たしており、主人公がやってくるまでは、バイアシオン随一の超能力者だった。だが本人はその能力をコントロールできず、力が暴走。その危機を主人公によって助けられて以来、同年代・同能力ながら、主人公を自分の先輩的存在として、あがめるようになる。
 祖先をたどれば名門華族に行き着き、家の蔵には海洋貿易で得た西洋の骨董品が数多く眠っている。名品は、西洋型の大剣『天地鳴動(※日本語訳)』。部活は剣道かフェンシングか迷ったそうだが、フェンシング部に所属。アイリーンが剣道小町なら、ノエルは戦場聖女とあだ名がついている。

【レイヴン】

 主人公のクラスメート。祖先を遠くたどればノエルの家・シルヴァ家に仕えた隠密で、先祖代々の遺言兼予言書により88代目シルヴァ家当主のの聖女を守る役目を負う。ノエルを大変大切に思っており、彼女を守るという役目に全身全霊をかけている。元隠密だけあって気配を消すのに長けており、教室に居ても気づかないこともしばしば。そのためノエルの影とも呼ばれている。

【エルファス】

 書類上は高等学部宗教学科に在籍。世間離れした超然とした美貌の持ち主。容姿も能力も他の学生と一線を画し、専門学科にも専門職にも従事することが認められているが、本人は思うところがあるらしく、宗教活動に専念している。時折校門前で世界の危機と救済の演説活動を行っている。姉がいたらしいが、ディンガル政府の極秘実験で犠牲になったらしい(ディンガル政府は実験そのものを否定)。今回のソウルリープ事件にも何らかの形で関わっている。
:アカデミー高等学部/宗教学科

【カルラ】

 アカデミー学院高等部の生徒会長。中等部までは目立たない一生徒に過ぎなかったが、高等部に入って、人が変わったように実力を発揮。アカデミー内に少数ながら存在していた不良グループを締め上げ、これを統率し、頭角を現す。
 クロイス商会のご令嬢クリュセイスと生徒会長の座を争っていたが、ライバルを蹴落とし、見事当選を果たした。そのため、クリュセイス陣営とは反目しあっている。後半アイリーンを生徒会に引き入れる。そのうち学院そのものをのっとる気ではないかとベルゼーヴァとザギヴに警戒されている。

【フェルム】

 高等部・家政科在籍。エプロンがよく似合う、素直で明るくさわやかな少女。手作りのお菓子を食堂や購買部に置いてもらう関係で、彼女自身が売り子として購買部に立つことも。別名購買部の天使で、彼女目当てに立ち寄る学生・教師も数多い。
 ちょっとドジで、たまに砂糖と塩が間違えて作られた塩辛クッキーが販売されるが、それを食べると『嘘もまことに。普段苦手な科目も試験になると受かる』というジンクスがあり、人気が出ている。

【イークレムン】

 おっとりとした穏やかな美少女。だがその優雅な言動と態度からは想像もできないが、スポーツ科で、高飛び込みの練習に励む水泳の選手。水着姿目当てにやってきて野次を飛ばす観客には、ぴしゃりとキツイ言葉をぶつけることも。また平日はカンダタン水族園でイルカの演技や世話をするインストラクターの手伝いをすることもある。

【エア】

 初等部の一年生。一見すると小学校に上がったばかりの幼女。だが、その言動は子供らしさをかけ離れ、かなりの年長者を思わせるため、とある漫画の設定のようだが『過去ディンガル研究施設が秘密裏に行っていた実験(※ソウルリープ事件との関連もささやかれている)により身体が子どもに戻ってしまった』との噂が立っているが、本人はそんな噂も「子供騙しな事よ…」と老成したつぶやきで流している。
 水晶占いが得意で、彼女の占いは千年先も見通すと、学内でも評判になっている。

【クリュセイス】

 クロイス財閥の御令嬢。高等部・音楽科ピアノコースで、クラシックピアノの勉強をしている。上流階級を鼻にかけた高飛車な言動が目立ち、生徒の間では敬遠されているが、実は寂しがり屋の少女で、素直に周囲に打ち解けられない自分を苦く思っている。カルラと生徒会長の座を巡って争い、犬猿の仲。

【シャリ】

 アカデミーの制服を着て、学園内のあちこちに出没する謎の少年。制服もその時々により変化し、初等部から専門学部まで主人公の行く先々に出現する。どこの科に所属しているのか、何が目的なのかは一切不明。ソウルリープ事件に関係があるらしいが、本人曰く『僕はただ、人の願いをかなえて、世の中が面白おかしくなればいいと思っているだけさ。ウフフ、アハハ』と立ち去る。
 密かにバイアシオンを掌握し国家転覆をもくろむ秘密組織システィーナと関わりがあるらしい。

【ガルドラン】

 アカデミー学院でも悪名高き留年生。
 序盤は学院内の「中庭」と「購買部」に出現。アユテラン系列ホテルの御曹司ヴァンと大喧嘩をして怪我を負わせ(現在訴訟中。親友への謝罪を要求したナッジに目潰しスプレーを吹きかける余罪もある)、購買部では売り子のフェルムに言い寄り、営業妨害により立ち入り禁止令が出ると、出現ポイントが学院外に移る。
 大抵は大通りで「この熱き魂の声を聞け」とオンボロギター片手に路上ライブをやっているが、大音量による演奏行為と通行人を無理やり力ずくで引きとめる行為で、迷惑防止条例違反でよくつかまっている。

 とにかく間が悪く、特に「ティアナを空港に迎えに行く」「アトレイアのお見舞いにバスに乗る」「竜賀家お家騒動」などの通称お金持ちイベント時には、主人公の前に立ちふさがって路上ライブを開催。振り切れずに15分以上ガルドランに歌わせてしまった場合、駆けつけた警察官により主人公も一緒に補導されてしまう(イベント失敗・名声値が激減する)
 教室で授業に出ている姿はないため、常に留年を囁かれており、学生キャラ内では実は一番の年長者。

教師陣・研究所関連

【アスティア】

 主人公が在籍している普通科2年B組の担任。穏やかなやさしい女教師だが、ミステリアスな雰囲気を漂わせている。初等学部の生徒で構成されている『飼育委員会』の顧問もかねているらしく、教室以外ではよく裏庭の飼育小屋にいることが多い。栄養学の授業に供される兎や子豚を眺めては、物思いにふけっているという。

【デルガド】

 アカデミー工学部非常勤教師。かつては熱心な教育者であり技術製作者であったが、バイアシオンの下層部の秘密研究所から受注した品を納品してから、人が変わったようにふさぎこみ、荒れることが増えた。最近では酒びたりの日々を送っている。後半主人公が、科学庁の秘密実験の真相を知るに連れて、彼も徐々に自分の信念を取り戻していく。イオンズ、アンギルダンとは酒飲み仲間。

【レルラ=ロントン】

 お調子もので陽気な人物。明るく社交的な性格。小学生のような外見だが、れっきとした高等部・音楽科の教師。知識はかなり豊富。楽器の演奏はひととおりこなすが、彼の目標は世界一の歌をつくって後世に名を残すこと。クリスピーのペンネームで作曲・作詞の副業をしている(バツいちで、その慰謝料を払うために副業をしているという噂もある)
 業界にも顔が広いためか情報通で、主人公しか知らないはずの事件や出来事を言い当てたりする。

【ロイ】

 高等部の国語教師。穏やかで礼儀正しい青年で人当たりもよく、生徒にも保護者にも評判が良い。一見非の打ち所のない好青年だが、人に言えない趣味があるようで、街のコスプレ店で彼の姿を見かけたという目撃情報がある。主人公のマンション火事を境に、彼は行方不明となっているため、物語序盤は登場しない。主人公との接点は後半以降。
またセラ関連のイベントを進めていくと、コスプレ衣装の怪人と出会うことがあるが…。

【ナーシェス】

 国語担当の臨時教員。病気で休養中(実際は行方不明中)のロイの代理としてアカデミーにやってくる。ソウルリープ事件を影で解決している異能力者たちの存在に気づいており、彼らの情報をつかもうとしている。最初はノエルに目をつけていたが、主人公の登場により、主人公をはじめとする仲間たちにも疑いの目を向ける。

【カフィン】

 高等部の保健医。露出度のきわめて高い、ボディコンシャスな衣服を好んで着ており、その上に白衣を軽く羽織っている。色香の漂う大人な姿ゆえ、男子生徒に人気が高い…と思いきや、なぜか『保健室に行ったら貧血の度合いが増すので、休息したらすぐに教室に戻る』生徒が多いという。女子生徒を「仔猫ちゃん」、男子生徒を「坊や」と呼ぶ癖がある。トマトジュースが好物。

【アンギルダン】

 中等学部の教頭を勤めている。初等部体育教師から始まり、高等部の生徒指導まで幅広い経歴のベテラン教員。教師らしからぬ磊落な性格も手伝って、彼を慕う生徒・卒業生は数多く、イオンズもその一人(現在は同僚)。学院の経営方針を巡って、理事長代理ベルゼーヴァ・その補佐ザギヴと対立している。酒好きで『クラブ エリスの宝石箱』が贔屓の店。その店の常連ゼネテスとは元教え子の関係であり、今は良い酒飲み仲間。生き別れになった娘がいるらしい。

【イオンズ】

 古くからの伝統が残る北の果てのマタギ郷に生まれたため、猟師免許を持ち、里山を荒らす害獣駆除を積極的に請け負っていた。が、あるとき土地の言葉で『何処有(いずこにある・イズキアル)』と呼ばれていた神の使いである獣(おそらく狼と思われる)と出会い、獣と生物の共存について考えるようになる。
 そこで、かつての憧れの恩師アンギルダンの背を追うように、教師免許をとり道徳教師となった。アンギルダンと同じ海中都市バイアシオンに赴任する夢も叶い、デルガドを含めた三人で飲み歩く姿がしばしば目撃されている。
 趣味は絵を書くことで、美術部顧問も兼ねている。彼の描く絵の中に大型犬と子どもが戯れれる作品があるが、題材を問われた際「これは牙を隠した神の化身の獣」と生徒に語っている。

【ザギヴ】

 アカデミー学院を主席で卒業した後、ディンガル研究所に勤務していたが、ベルゼーヴァの命を受け、今度は理事長補佐として学院に戻ってきた。一方で、ディンガル・政府の極秘プロジェクトに被験者としてかかわり、後遺症のために学院に戻された=左遷されたのだとの噂もある。
 実際、何か持病があるらしく、時折校舎の裏の石像前で苦しむ姿を、時折目撃されている。また、その苦しみ方が、ソウルリープ事件を起こした者たち(いわゆる『闇落ち人』たち)とそっくりだという話もある。だがキツイ性格の彼女に正面切って尋ねてみる勇気ある者は、まだいない。
 実はティラの娘上位版・魔人マゴスに憑かれている。彼女を救うためには、後半彼女を連れてカンダタン水族館に赴き、イルカと子守唄を唄うというイベントクリアが必要となる。

【ベルゼーヴァ】

 バイアシオンを管理する科学庁の一員。科学庁長官アンティノの養子で、天才と評価が高い。彼の実父は、自らを不老不死の実験被験者とし、現在行方不明中となっている天才科学者であり狂信者シャローム。
 ベルゼーヴァ自身も、父の才能を受けつぎ、冷徹で合理的、鋭利な人物で、人類の革新を目指し科学庁で極秘プロジェクトを進めているとの噂がある。実はこのプロジェクトが、ソウルリープ事件の源とも、マッドサイエンティストである父が起こしたソウルリープ事件をとめるためのものだとも言われている。敵か味方かわからない謎の人物。
 時折バイアシオン最深部ディンガル研究所でその姿を目撃される。実は密かに「ご当地ヒーロー・シャイニングレオ」の熱狂的なファンで、彼のグッズを集めているという情報がある。(※これはカモフラージュで、彼が心酔しているのは「深夜のヒーロー・シャイニングレオ」のほうであり、彼のためにオーパーツ・ウルグを集めているのだ、という情報もある)