Blue Wind

うちのミイス主ルシカはパーティの男子全員に義理チョコを配ることにしました。
ですが、どんなチョコにしようか悩んでいるようです。
そこで仲間の意見を聞いてみることにしました。

【意見を聞く】　どんなバレンタインチョコをあげたらいい？

→　親友に聞く

うちの主人公ルシカはエステルが親友という設定です。なのでチョコを買いに行こうとエステルを誘います。でもエステルは言いました。

エステル
「何言ってるの！男心を掴むには手作りが一番だよ！」

力説です。そこで一波乱が起こります。

ルシカ
「チョコの作り方分かる？」

エステル
「え、えっと……。そうだ、誰かに聞くのが一番さ！」

ここでメイドシスターズならぬ、ユーリス（宿屋でバイト）＆フェルム（酒場のウェイトレス）登場。
エプロン姿の二人に作り方を実演してもらって大惨事。

ルシカは宿の台所を賠償することになった！！

懲りたルシカは別の人に相談することにしました。

→　上流階級の方に聞く

育ちの良い方は、きっと昔から贈答には慣れているはずです。
同い年くらいの上流階級といえば、ティアナとクリュセイスです。

クリュセイス
「大切な殿方に差し上げる品です。もちろんお金はかけるわ。
私のプライドと面子もかかっているのですから」

ティアナ
「贈り物には真心が籠もっていれば、それで十分だとティアナは思いますわ。
わたくしは毎年レムオン様とタルテュバ様、一応ゼネテス様にも、差し上げています。
去年はリューガ邸の執事さんのお薦めで、ロストール王宮御用達老舗菓子店特製チョコレート（※超高級品）を差し上げましたわ」

二人は普通に高級チョコをさしあげそうです。
それが二人の普通なので、そもそもチョコの観念からしてきっと違う。

→　情報通に聞く

諜報活動と言えば、双子の密偵エリスの宝石たちです。
ちなみに双子はあげる相手は決まっています。毎年兄にあげているとのことです。

ルシカ
「二人はどんなチョコをあげているの？」

ヴァイライラ　
「兄は身体が悪いので、本当は甘い物は身体に障るのです」

ヴィアリアリ
「だから滋養強壮作用のある薬草チョコをあげてるの。エリス様から教わった特別配合『命のかけら入りチョコ』」

ルシカ
「うちのパーティは大所帯なので、男子全員に命のかけらはあげられないんだけど…・・・」

ヴァイライラ
「失礼ながらルシカ様。贈り物とはセンスが問われる物かと思います。お仲間の内で、そういったことに詳しそうな方に相談するのが一番かと」

ルシカ　
「（すでに相談してみて大惨事になったんだけど）詳しそうって例えばどんな人？」

ヴィアリアリ
「女子力の高そうな人っていないの？」

ルシカ
「じょ、女子力！？（ええと誰かいたかな？）　あっ、そうだ！！」

→　名前を知るものに聞く

ネモ
「はあ、バレンタインのチョコだあ？　んなもん俺が知るわけねえだろ。確かにヒマしてるとは言ったけどよ。
ま。俺様はお前の知らない運命の書に記された名前を知っているからな。お前が分からないことでも、俺には分かったりするが。仕方ねえな。ちょっと待ってろよ」

ネモ
「…………。
…………。
…………。
お前らの言う、女子力ってやつが何かはよく分からないけどよ。
なんか、それに当てはまりそうな奴は、すぐそばにいるぜ」

→　賢者に聞く

ルシカ
「オルファウスさん！　相談にのってくれますか？」

いろいろ巡って、行き着いたのはオルファウス、というオチでした（笑）
オルファウスは今流行のチョコも知ってるだろうし、どこのお店がどんな特製チョコを用意しているか完全把握してそうだし、手作りしたいと言えば、素朴で簡単、でも美味しい、３分クッキングもやってくれると思います。

＊　＊　＊

上記途中でバレンタインチョコ→女子力の流れになり、ジルで女子力高そうな人って誰だよ！？　と素で悩みました（笑）
なんとなく人間よりはエルフやリルビーの方が感性が鋭そうなイメージがあるので、フェティ＆ルルアンタに聞いても良かったかもしれないですね。

ちなみにミイスの男性陣は別勘定ということで。
もちろんセラとロイは、妹からも姉からも、無事にもらったようです。
この二人はホワイトデーに何をお返しするのかも気になります（笑）