MEMO

2010年01月の記事は以下のとおりです。

女の好み

年代や出来事の順番が気になります。
エンサイクロペディアのアンギルダンの項に『サラシェラが去り、キャスリオンが毒殺されたのちも』という記述があって、この記述だとサラシェラはキャスリオン毒殺前(つまりバロル闇落ち前)にバロル配下を抜けたことにとれるよなあ、と思いました。
この辺でアンギルダンと別れて、それが原因でサラシェラは出て行ったのか!?

といらぬ想像までしてしまいました。
いやすごく気になるんだ、アンギルダンとサラシェラ。とてもお似合いのような気もしつつ、そのあとアンギルダンがルフェイとくっついたってことを考えてしまうとね(笑)
イークレムンとカフィンから想像するに、ルフェイとサラシェラって、なんだか正反対の性格のような気がしてさ。

「気の強い女はもう懲りた!」だったら、アンギルダンのとっつぁんは昔から愉快な人だったんだなあと思います。

カフィンの子供の名前

エンサイクロペディアの中の記述。
『カフィンは、カミラの前にも男の子を生んでいて、その子も冒険者に殺されている』

カミラだけでなく「もう一人男の子が」という本編には直接関わりのない設定があるところに、意図的な含みを感じました。
この子は、多分『レムオン』という名前だったんじゃないかなー。とか。

考え方の是非は脇に置いて、迫害される種族として生きていれば、子供を生むことを悩むと思います。
ダルケニスは優性遺伝で、生まれる子もダルケニスとして生きてかなきゃならない。我が身で経験してわかっている厳しい現実を子供にも背負わせる。
それでも、と思うのが、本能や心の持つ当たり前の要求で。けれど不安は的中して、一人目の子は人間に殺され、その後カミラまでもカフィンは同様に失っている。
こういう未来が子供たちに訪れるかもしれないという不安や予感は、生む前から分かっていたこと、心のどこかで覚悟していたことではあっても、絶対に慣れることも割り切ることもできないこと。

そんな中で、カミラが、母親と同様に子供を生むことを決意して、その生まれた子供に、自分の兄であったレムオンという名前をつけたのだとしたら。
これを知ったカフィンは、わずかではあっても救いのようなものを見つけられるんじゃないのかな。
また、これはダルケニスである娘から母親へのメッセージにもなるんじゃないのかな。

できすぎたドラマ演出という気もするし、そういうのに酔っちゃうのは危険ですが、祈りや願いや夢が、どこかでつながるものであって欲しいなと思います。

カフィンの過去とレムオンの母

カフィン、「短期間であるがアンギルダンと付き合っていた」という設定があるんですよね。なんとなく異種族間の恋愛にも大らかな人のような気がします。

ただ、大らかに構えているのと、真剣になるのは別なので。
言葉が悪いけど、遊びだと割り切っているからつきあえるっていうケースもあると思う(=遊びならいいけど本気はやめとくという発想)。

カフィンが異種族恋愛をどうとらえているのかはわかりませんが、ダルケニスである自分の娘カミラが人間のエリエナイ公との結婚を考え、子供をもうけたことを知ったとき、何を感じたのかな……と気になってます。

二人の結婚に、反対だったのか賛成だったのか。
それとも娘がそういう立場にあったことを知らなかったのか。

もし、娘の恋愛事情を、結婚騒動が持ち上がる前に知ったら、母として――というよりも同族であり同立場に身を置いた事もある経験者として――何らかの助言を与えるような気がするんですが、その場合、どういう助言をするのか。

結局この話は破談になって、カミラはロストールを追い出されて、あげく冒険者に殺されてしまっています。
カミラの一連の出来事を、カフィンが事前に知っていたか、後に知ったかで全然変わってくるんですが……これを知ったカフィンは、どう思ったのかな。

その後、レムオン奪回を試みているわけですから、カミラのことを知っているのは間違いないです。レムオンを一度取り戻そうとしている行動の背景には、何があったんでしょうか。 

 

カミラのこと

そしてエンサイクロペディアのカフィン関連項目をたどっていったら、カミラやスム、先代エリエナイ公にたどり着きました。

個別に見ていたときは普通に「そうなのか~」と読んでいたのですが。
改めて全体を通して見直してみたら、最初思っていたのと違う図になりました。

◆先代エリエナイ公

名前も分かりません。
ひとまず記載されている情報を元にすると、フェロヒアのディンガル侵攻の進言者。
正妻スムがありながら、女性関係にだらしなく、異種族との交際を好んだ人物。

……レムオンの義母であるスムさんは切れ者の女性らしく、余計に対比されて、先代エリエナイ公は女たらしでリューガ当主にふさわしくない、「どうしようもないダメ男」という印象。

どうしてカミラはこんな男とくっついたのか。
『女性関係にだらしない』『異種族との交際を好んだ』
この点からカミラとのことも、遊びの一環だったのかしらと保留状態でした。

実母は愛人で遊び、義母の本妻スムはないがしろ。
レムオンはこのことがあるから、それが性格の基盤となるくらいに父のエリエナイ公を憎んでいる。
一方で、スムに対して愛情と恩を深く感じた。そしてリューガのために尽くし続けている。

◆スム(旧姓ハイバーン)

テジャワの変での的確な陣営の見極めで、リューガ家の衰退を防いだ功績がある。
切れ者の女性らしいです。レムオンがダルケニスであると知りながら、彼を庇護し、慈しんで、実子のエストをさしおいて、レムオンをリューガ家当主に据えた。

とてもよくできた女性だったのだと思います。
この言い回しだと皮肉にとられそうですが、言葉通りの意味で。

エストはきっとお母さん似だと思うので(笑)、線の細い綺麗な顔立ちで、おとなしそうに見えるけど、ものすごく頭が良くて、だからこそリューガ家を守り通すことができた女性だと思うんですよね。
母性と知略を両方兼ね備えた希有な人物。
この辺はとてもエリスと似ています。
ただエリスほど峻烈ではなくて、もっと控えめな女性というイメージ。

※ちなみにスムの人物像が「母性と知略を両方兼ね備えた希有な人物。この辺はとてもエリスと似ている」だった場合。

・夫の愛情を得られなかった
・敵(政敵・恋敵)の子供に愛情を持って接することができた

この点で共通しちゃうんですよね……。
よりにもよってファーロスの雌狐と、リューガの貢献者が。

ーーーーーーーーー

……上記が、おおよその人物イメージだったんですが。
ふと、エンサイ記述のカミラの項目を読み直して。
『大貴族と平民の結婚に周囲は猛反対し』
という一文を発見しました。

「周囲が猛反対」なんですよね。しかも反対の理由は、「身分差の結婚」。
ダルケニスだとばれたからってわけじゃない。

結婚を周囲に反対されって――これって、ひょっとしてエリエナイ公も本気だったってことを意味するんじゃ……。

だから不安を感じた身内によって、カミラはロストールを追放されたの?
その後釜に、慌ててつれてこられたのが、身分に見合う有力貴族のご令嬢・スムだったんでしょうか。

ーーーーーーーーー

◆カミラの事情

エリエナイ公とカミラ、双方が本気だった場合。
おそらくカミラは、自分の正体を告げていますよね。『自分はダルケニスだ』と。

エリエナイ公はそれを知って、それでもカミラとの結婚を望んだ。
さらにカミラが追放された後も、レムオンだけは……手元に残している。

この事情だと「本妻スムをないがしろにして、さらに異種族との交際を好んだ」って部分のニュアンスが変わるんですよね。

お父さんの女性関係の歪みは――そもそもカミラが原因だったんですか?

レムオンはそれを知っているから、余計にスムに申し訳なく感じているの?
それともその事情をレムオンは知らなくて、知らないままお父さんを憎んでいるの?

そして、スム。

レムオンがダルケニスだと知っているということは、レムオンの母がダルケニスだと知っていることになります。

カミラのこと、もしかして知ってるんですか?
カミラとエリエナイ公とのことを知った上で、レムオンに憎しみを向けず、愛情を向けて庇護をしているのだとしたら――それは、ある種の罪悪感や償いですか?

(極論を言ってしまえば、カミラに冒険者の刺客を差し向けたのが、ハイバーン家だった可能性もある……)

……どうなんだ!?


長寿の先輩たち

レムオンはダルケニスなので、20歳越えたら、長寿族の仲間入りです。
でも、孤独な彼は、そうやって生きていくためのコツを知らなさそうです。
誰か教えてあげてください。
長生きのための秘訣じゃなくて、長命を過ごしていくための秘訣です。

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レムオンのタイムリミット

初回プレイではスルーだったリューガの変。
二度目の麦畑発で真相を知ったときの衝撃ったらなかったです。何も知らなければただの愚策なのですが、裏の事情を知ったら、それなりに納得できたのでした。

ところで公式設定資料集やエンサイクロペディアには、ダルケニスの特質が記されています。
それを読んで、さらにリューガの変の動機について思ったこと。

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