セラの信用を得るということ
ミイススタートでセラの登場シーンをパターン別に見ると、台詞にはほとんど差がないのに、微妙に印象・心情が異なる演出があって心憎いです。
別の言葉で言うと「セラって面倒くさい人だな」の意にもなるのですが(笑)
以下そんな呟き。
2013年11月の記事は以下のとおりです。
ミイススタートでセラの登場シーンをパターン別に見ると、台詞にはほとんど差がないのに、微妙に印象・心情が異なる演出があって心憎いです。
別の言葉で言うと「セラって面倒くさい人だな」の意にもなるのですが(笑)
以下そんな呟き。
拍手&メッセージ、ありがとうございました!
スタートイベントのこと、教えて頂きありがとうございました。
色々私は勘違いしていたようです。
※私信ですが、私もお父さんの最後の台詞、勝手に作ってました;;
同じように、神器を頼む的な台詞があったような気がしていました。
一応スタートイベントネタなので、続きにしておきます。
セラ :
…主人公、気をつけろ。
〔 主人公、セラ、道ばたに身を隠す 〕
セラ :
…あの女…強い…。
〔 前方にオルファウスの姿 〕
オルファウス :
…引き上げることにしましょう…。
…ミイスは焼かれ、神器もとうとう
アーギルシャイアに落ちましたか…。
〔 セラ、主人公、オルファウスに駆け寄る 〕
〔 オルファウスから魔法の光 〕
セラ :
アーギルシャイアだと!?
貴様!
アーギルシャイアの仲間か…!
オルファウス :
あ、転送中に来ては危険です。
下がって…。
〔 画面、白くフラッシュ 〕
〔 主人公とセラ、膝をつく 〕
セラ :
くっ!
瞬間移動…だと!?
〔 主人公、セラに問いかける 〕
セラ :
…瞬間移動だ。
空間をねじ曲げて一瞬のうちに
何かを移動させる術。
空間をねじ曲げることができるのは
高レベルの魔道士だけだ。
…魔人クラスのな。
奴も魔人かもしれん。
つまり、アーギルシャイアの仲間…。
〔 主人公、さらにセラに問いかける 〕
セラ :
…いや、奴の目的地から
そう遠くに放り出されはいない。
…瞬間移動はそう使える術ではない。
奴も、この近くにいる。
…そうだな。
この森から捜そう。
〔 二人、猫屋敷にたどり着く 〕
〔 オルファウスが玄関から出てくる 〕
オルファウス :
おや、めずらしい。
お客様ですか?
〔 セラ、いきなりオルファウスに斬りかかる 〕
〔 オルファウス、身をかわして、魔法で反撃 〕
セラ :
…くっ、やはり
アーギルシャイアの仲間か!
オルファウス :
違いますよ。
アーギルシャイアの仲間にご用なら
呼びましょう。
〔 ネモが出てくる 〕
ネモ :
呼んだかー? オルファウス。
セラ :
…なんだ。
このブサイクな猫は。
ネモ :
猫じゃない!
破壊神の円卓騎士のひとり、
ネモ様だ!
今でこそ、
こんな姿に変えられているが
本来は立派な魔人なんだ!
オルファウス :
そこの方がアーギルシャイアのことで
お話があるようですよ、ネモ。
ネモ :
俺は奴の同僚だが、保護者じゃない。
苦情なんか聞いてられるか。
オルファウス :
それでも、ここまで来たということは
偶然ではない、ということです。
巡り合わせが働いているはずです。
中に入ってください。
お茶にしながら、お話を伺いましょう。
セラ :
…女、
俺に命令するな。
オルファウス :
女…って私は男ですよ。
アーギルシャイアの仲間でもないです。
そして、命令でなくて提案です。
それとも、さっきの一撃で動けませんか?
加減はしたんですよ。
〔 オルファウス、笑う 〕
セラ :
…くっ。
…すぐ行く。
オルファウス :
それは結構です。
待っていますね。
〔 オルファウスが姿を消すと、セラ膝をつく 〕
〔 主人公、気遣う 〕
〔 セラは起きあがって、首を振り、猫屋敷の中へ 〕
オルファウス :
…そうですか、あなたは
ミイスの生き残りなんですね。
それで、アーギルシャイアと追った。
それならば、あなたがたは聖杯を追うとよいでしょう。
セラ :
…聖杯?
オルファウス :
闇の神器、禁断の聖杯です。
アーギルシャイアは究極生物を作り上げ、
この世界を破壊しようとしています。
その究極生物を作る方法を知るために
禁断の聖杯によって得られる
膨大な知識を利用するつもりなのです。
彼女が追っている聖杯を追えば
彼女といつか関わることになるでしょう。
セラ :
…で、聖杯はどこにある。
ネモ :
ゴブゴブ団を名乗るゴブリンどもが
今、聖杯を持っている。
聖杯の力で人間の言葉を
しゃべれるようになっている。
すぐわかるはずだ。
オルファウス :
くすっ。
ネモはもとの姿に戻るために
彼らを操り、聖杯を盗ませたのですが、
知恵を付けた彼らに見放されて、
今もこの格好なんです。
ネモ :
うるさい! とにかく、
このままでは奴らが危ない。
それに最悪、アーギルシャイアが
奴らがいる町ごと焼き払うことだって
あり得るんだ。ミイスのときみたいに!
オルファウス :
あなたなら、ご存じでしょう?
アーギルシャイアは気まぐれで残酷…。
おもしろ半分に殺戮を楽しみ、
町を焼くことなどなんでもありません。
神器を奪うためならなおさらです。
そういうわけで、新たな犠牲をだす前に
聖杯を取ってきてほしいのです。
お願いできるでしょうか?
〔 主人公、頷く 〕
オルファウス :
聖杯はここに持ってきてくれれば
私が預かります。
もっとも、私が信用できないなら、
あなたが責任持って預かっていてくれてもかまいません。
そのあたりの判断は
あなた方にお任せします。
〔 主人公、頷く 〕
オルファウス :
あと、合成怪物を作る素材を
アーギルシャイアは求めています。
最近、妖術宰相ゾフォルが
古代の闇の怪物、ティラの娘たちを復活させています。
もしかすると、素材を求めて
それらの怪物たちを狩りに
彼女が現れるかもしれません。
それにしても、
無限のソウルを持つ者ですかぁ…。
竜王が目覚め、闇の門が開き、
そして無限のソウルの持ち主が現れる…。
運命の女神も悪戯好きですねえ。
くすくす…。
主人公さん、でしたね。
来てください。
説明したいことがあります。
〔 オルファウスとネモ、部屋から出て行く 〕
セラ :
…行け。
殺す気はないらしい。
殺す気ならとうにやっている。
あいつは…強い。
オルファウス :
軽傷とはいえ、セラを
ケガさせてしまいましたんでね。
つぐないに、微力ながら
お手伝いできることということで…。
この子でも役立ててもらおうかな
と思うんです。
この転送機は世界中のたいていの所から
仲間を呼び出せます。
〔 オルファウス、セラを呼び出してみせる 〕
セラ :
!?
〔 セラ、あたりを見回す 〕
オルファウス :
逆に、別れたい仲間を、
望むところに送り出してやることもできます。
〔 セラの姿が転送機から消える 〕
オルファウス :
あなたが将来、旅の途中で
さまざまな人と出会い、
仲間を増やしたとき、
たぶん、この子が役に立ちますよ。
〔 セラがとなりの部屋から姿を現す 〕
セラ :
……………………。
オルファウス :
くすくす。
驚かせてしまってすみません。
今後は呼び出す前に
相手の方に都合を確認します。
もう、こんなことはありませんから。
一緒に旅する仲間を変更したいときは
この猫屋敷に来てください。
ああ、すみません。
私ばかり話してしまって……。
さて、何か質問があれば受け付けますよ。
オルファウス :
フフ、それは秘密です。
ま、おいおい、わかりますよ。
とりあえずはギルドで
仕事をしていってください。
他人のために働くことで
魂を成長させていけば、
いずれ、わかってきますよ。
ま、こんな感じですかね。
わかっていただけましたか?
オルファウス :
将来、旅の途中で出会った仲間を
呼び出すための装置です。
一緒に旅する仲間を変更したくなったら
この猫屋敷に来てください。
一緒に旅したい仲間を呼び出したり
別行動を取ることを決めた仲間を
送り出したりできますよ。
オルファウス :
破壊神ウルグの復活に用いられた
強力な魔道器です。
12種類あるといいます。
禁断の聖杯はその中のひとつですね。
禁断の聖杯については
今、ゴブゴブ団という
3匹のゴブリンが持っています。
とりあえずは、エンシャントを探してみると
彼らに会えると思いますよ。
オルファウス :
ここにいるブサイクな猫です。
口は悪いですけれど無害ですよ。
もともとは老人星の精霊で
天空の賢者とも呼ばれていましたが
地上に落ちて、魔人になりました。
破壊神の強力な魔人、
12人の円卓騎士のひとりで、
名前を知るもののの異名を持ちます。
円卓騎士には他に
アーギルシャイアなどがいますね。
オルファウス :
破壊神ウルグの円卓騎士のひとりです。
妖艶な美女の姿をしています。
きわめて、気まぐれで残酷です。
すでに神器を手に入れるため
ミイスの村を焼き払っています。
究極生物を作ろうとして、
その製法を禁断の聖杯から得ようと
ねらっています。
また、その研究生物の核には
グフトクを使おうと考えています。
セラとは何か因縁があるようですが、
セラはそのことについて
一切、語ろうとしません。
円卓騎士には他に
うちのネモなどがいますね。
オルファウス :
そうですか。
ま、こんな感じですかね。
わかっていただけましたか?
オルファウス :
いらっしゃい、主人公。
今日は仲間を変更しに来たのですか?
仲間を変更するたびに、
ここまで来るのは大変でしょうから、
これを渡しておきましょう。
〔 通信機を手に入れた 〕
通信機といいます。
離れた場所にいても
会話できる便利な物ですよ。
太古の文明の遺物なんですが、
ネモが隠し持っていたんで
取りあげたんです。
ネモのおもちゃにするよりは
あなたに使ってもらうほうが
有意義でしょう。
使い方は簡単です。
仲間の入れ替えをしたいときには
これで私に話しかけてください。
そうすれば、私は仲間の方を
そちらに送ったり、あるいは
別れさせたりできます。
大丈夫です。見た目より頑丈ですから、
壊れる心配はまずありません。
他の道具と同じように
何度でも使えます。
ただし、ひとつだけ問題があります。
この通信機でも、
つながらない場所がありましてね。
結界の張られている部屋や、
特殊な力が作用している場所では
使えないんですよ。
まあ、それを差し引いても
便利な道具ですから
持っていて損はないでしょう。
きっと主人公の役に立つと思いますよ。
拍手&メッセージありがとうございました!
私信ですが、こちらこそこっそりリンクで申し訳ないです。
素敵なSS楽しみにしております。
これからもよろしくお願いします。
ちょっと確認したいことがあったので、
久々にミイススタートで、ジルオール再開してみました。
せっかくなので台詞抜き出して、DATAに保存。
私が後で読み返して、にやにやしたいためです。
今回のミイススタートでの目標は、
『ジリオンを仲間にしてみよう』です。
ジリオンイベントに関わらないまま進行してしまい、
気付いた時には手遅れになっている……。
未だ、彼をちゃんと見たことがないので。
ところでミイススタートで、あれ? と思ったこと。
PSP版とPS版で、お父さんの最期の演出が
ちょっと違うような気がしました。
竜王の咆哮後~魔人襲撃~旅立ち
〔 森に到着。特に何事もない 〕
〔 森を出ようとすると、魔物出現 〕
ロイ :
……罠か。
〔 更に複数の魔物出現 〕
ロイ :
私たちがここに戻ってくることを
あの女は予想していたようだ。
実力で突破する。
〔 戦闘 〕
〔 戦闘終了後、爆音 〕
ロイ :
主人公、村のほうだ!
戻るぞ!
〔 炎に包まれている村。入口の広場にアーギルシャイアの姿 〕
アーギルシャイア :
くすくす…。
よく燃えるわね。
ロイ :
これは…!
〔 主人公、剣を構える 〕
アーギルシャイア :
あら。
あなたたちはさっきの…。
フフフフ…。
〔 ロイが剣を構え、詰め寄る 〕
〔 アーギルシャイアは瞬間移動で姿を消す 〕
ロイ :
神殿のほうだ。
父上と母上が危ない!
村の女の子 :
主人公さまぁ!
たすけて!!
みんな…みんな…もえちゃうよお!
幼なじみの青年 :
みんな…みんな…
あの女に燃やされて…!!
ああ…、ど、どうなってるんだよ!?
気弱な村人 :
火だ…火だ…火だアア
だ、誰か、助けてくれえ!
〔 宙に浮いているアーギルシャイアとダディアス 〕
アーギルシャイア :
私は、私が管理するはずの
大切なものをもらいに来たの。
神殿でたずねてみたけど、
誰も何も教えてくれないの。
くすくす…。ひどい話よね。
だから、みんな殺しちゃった。
〔 ダディアスの姿が消える 〕
ロイ :
!
アーギルシャイア :
そうそう、あなた、
ウソをついていたでしょう?
知りませんだなんて。
くすくす、あれ、
あなたのおうちにあるんじゃない。
あなたのお父様の死体から、
記憶をじかに探らせてもらったわ。
誰に殺されるのかもわからずに
死んでいくのはかわいそうだから
教えてあげる。
私は破壊神ウルグの円卓騎士、
心をなくすものアーギルシャイア。
じゃあね。
〔 アーギルシャイア、デスギガースを呼び出す 〕
〔 その後、姿を消す 〕
ロイ :
主人公、ここを離れるんだ。
村人を非難させてくれ。
〔 主人公、首を振る 〕
ロイ :
魔物は、必ず私が倒す。
お前は村人を頼む。
デスギガースに立ち向かう/兄の言うとおり村人を避難させる
ロイ :
主人公、よせ!
〔 主人公、デスギガースに立ち向かう 〕
〔 暗転の中、ロイの言葉が響く 〕
ロイ :
主人公ー!
〔 暗転のまま、しらばくしてから別の声 〕
セラ :
…生きていたか。
〔 破壊されたデスギガースの姿がある 〕
〔 それを仰ぎ見ているセラ。主人公も見る 〕
〔 セラ、主人公に向き直る。主人公、剣を抜く 〕
セラ :
武器を収めろ。
俺はここに旧友を訪ねてきただけだ。
殺すつもりなら
お前が目を覚ます前にやっている。
〔 主人公、剣を収める 〕
〔 セラ、周囲を見回して 〕
セラ :
生き残りはお前だけだ。
たずねるが、ここがミイスの村か?
〔 主人公頷く。セラ、背を向けて 〕
セラ :
お前の名は?
〔 セラ、振り返って 〕
セラ :
…フ、なるほどな。
お前がロイの妹か。
ロイから名前は聞いている。
俺はセラ。
ロイの友だ。
※※ 以下共通展開へ
〔 主人公、立ち去りかけて、もう一度ロイを見る 〕
ロイ :
大丈夫だ。
私がウソをついたことがあったか?
〔 主人公、神殿前を後にする 〕
★以降、神殿前に戻ろうとすると
主人公 :
(村の人たちを助けに行かなきゃ…。
…そう。兄さんと約束したんだから…。)
〔 村人たちが、村の入口前に集まっている 〕
町のお婆さん :
あっ、主人公様じゃ。
気弱な村人 :
魔物が入り口をふさいでいて
逃げられないのです!
お助けください!
〔 主人公頷いて、剣を構える。戦闘 〕
〔 戦闘勝利後、村人たちが村から逃げ出す 〕
〔 女の子が一人駆け寄ってくる 〕
村の女の子 :
主人公さま、ありがと!
これ、あたしのたからものだけど、
主人公さまにあげる。
〔 『朝日のお守り』入手 〕
〔 村入口で押し返される 〕
〔 セラ、登場 〕
セラ :
ロイの妹…
主人公といったな。
〔 ずいずいと押し返される 〕
セラ :
なかなかの手並みだったが、
兄を置いて逃げるのか?
〔 主人公、首を振り、セラに反論 〕
セラ :
確かにロイはお前を逃がすため、
村人の避難を任せた。
…それで、お前は逃げるのか?
〔 主人公、脇に退く 〕
セラ :
ロイは、
死を覚悟している…。
どうした、
来ないのか。
後悔したいのなら、
止めはせん。
そこにいろ。
〔 主人公、迷いつつ、セラにかけよる 〕
セラ :
俺はセラ。
ロイは俺が認めた唯一の男だ。
お前を守る気はない。
あしでまといにはなるな。
〔 主人公頷き、二人で神殿へ 〕
※※ 以下共通展開
〔 神殿直前で、声がかかる 〕
セラ :
さすがに俺が認めた男の
妹だけのことはある。
いい手並みだった。
兄を救いに行くつもりか?
…ロイはお前を逃がすために、
村人を逃がすよう言ったのだぞ。
ロイは死を覚悟している。
…奴のことなら、わかる。
俺はセラ。
ロイは俺が認めた唯一の男だ。
…来い。
〔 二人で共に神殿前へ 〕
※※
〔 セラ、デスギガースに近寄って 〕
セラ :
…アンティノ商会が極秘開発中の
戦闘用モンスター…デスギガース。
…やはり、そういうことか。
〔 主人公、再び剣を抜く 〕
セラ :
…心配はいらん。
こいつはすでに機能停止…
つまり、死んでいる。
〔 デスギガース、爆音と共に消滅 〕
セラ :
ロイほどの手練れでも倒すのは難しい。
だが、俺がただひとり認めた
あの男以上に腕の立つ男は存在しない。
ロイがこれを倒したのだな。
〔 セラ、剣をかざす 〕
セラ :
月光に反応はない。
ロイはここにはいないようだな。
〔 主人公、問いかける 〕
セラ :
これは妖刀・月光。
ロイはこれと対をなす剣を持っている。
だが、デスギガースを倒したあと、
あの男はなぜ姿を消した…?
セラという男についていく/セラという男は信用できない
セラ :
ついてくるなら、
それもいいだろう。
面倒は見んがな。
アーギルシャイアは俺の大事なものを奪った…。
俺は強くなる、
…どんな手段を使ってもな。
そして、俺のすべてを取り戻す。
〔 主人公、首を振り、セラに背を向ける 〕
セラ :
ロイのあとを追いかける気はないのか?
俺に不信があるならいずれ答えてやる。
ただし、それは今ではない。
今、俺は急ぐ。
来い ロイの妹よ。
〔 主人公、迷うように背を向け、また向き直る 〕
セラ :
アーギルシャイアは俺の大事なものを奪った…。
俺は強くなる、
…どんな手段を使ってもな。
そして、俺のすべてを取り戻す。
〔 ミイスの村を出る 〕
〔 強制的にエンシャントへ移動。日付:9月28日 〕
セラ :
ここがディンガル帝国首都
エンシャントだ。
町の中では群れては歩かん。
町を出るまでは別行動が冒険者同士の
暗黙のルールだ。憶えておけ。
セラ :
冒険者として
旅をした経験は?
〔 主人公、首を横に振る 〕
セラ :
…だろうな。
今からギルドで冒険者登録をする。
ギルドは、そこだ。
セラ :
…来たか。
カウンターにいるおやじに
話しかけろ。…登録してくれる。
ギルドの主人 :
冒険者登録かい?
あんたみたいに若い人は大歓迎だ。
ちょっと調べさせてもらうよ。
信用できる人物かどうか
確かめなくちゃならないんでな。
幻術計振れておらず、
犯罪登録当てはまらず。
おめでとう。
あんたも冒険者として
登録されたよ。
★ありがとうそれじゃ/★強くなるにはどうすればいい?
※※
ギルドの主人 :
これからは、バリバリ仕事して
名をあげていってくれよ。
がんばりな!
おっと、それから
手に入れたソウルはちゃんと宿すこと。
これを忘れちゃ、意味がねえからな。
最後に、こいつも
言っておかなきゃならんな。
冒険者は、町の中ではひとりで行動し、
町の外に出て冒険するときだけ
パーティと一緒になるのが基本だ。
だから、町の中を歩いているときは、
何かあっても仲間が助けに来るとは限らない。
油断しないようにな。
まぁ、町の中にある塔や廃城なんかを
調べるときなんかは、一緒に行動する
こともあるだろうがな。
セラ :
仕事をこなしながら、
強くなることだ。
弱いやつは邪魔なだけだからな。
仕事の選択は、お前に任せる。
では、町を出るときに合流しよう。
ギルドの主人 :
冒険者として一流になりたいんなら
ソウルを鍛えていくことだ。
ソウルってのは、魂の形だな。
魂の形ってのは、すなわち
お前が持っている能力の象徴みたいなもんだ。
ソウルを鍛えていくことで、
お前の魂は形を変えていき、お前の成長を助け、
いろんな能力を与えてくれるだろうよ。
ギルドの主人 :
ソウルを鍛えるには、
他人のために何かしてあげればいい。
その心が、ソウルを育てる。
ま、ギルドのクエストをやりゃあいいのよ。
そしたら、ソウルが育つ。
どう育てるかは、お前次第だ。
おおざっぱに言うとだな、
Braveは勇敢さを、Wildは荒々しさを、
Searchは探求心を、Coolは冷静さを、
Beliefは信心深さを、
Kindはやさしさを、魂に与えてくれるのさ。
→ Braveについて教えてほしい
Braveは勇敢さだ。
力強い戦士にはこれがないと話にならねえよな。
だけど勇敢なだけじゃあ、
いい戦士にはなれないぜ。
他の資質と組み合わせてのばしていきたいよな。
→ Kindについて教えてほしい
Kindはやさしさ。
つまりは気高く正しい心のことさ。
勇者なら持っていてほしいよな。
あと、この資質が優れている奴には
弓の使い手が多いんだ。
パーティのサポート役ってとこだな。
→ Searchについて教えてほしい
Searchは探求心だ。
知識を求める心は
魔法を使うには必要だよな。
賢くなりたけりゃ、この資質を上げるんだ。
さらに冷静さが加われば、
大魔法使いにだってなれるさ。
→ Beliefについて教えてほしい
Belief は信仰心だ。
神に仕える神官や僧侶には
なくちゃならない資質だよな。
いやす力が欲しければ、信仰心を持つこった。
→ Wildについて教えてほしい
Wildは荒々しさ。
これで大いなる自然の力を
身につけることができる。
人間を超えた動物の力は
きっと役に立つはずさ。
→ Coolについて教えてほしい
Coolは冷静さ。
冷静な判断力は探検家には
必要な能力だよな。
すばやくなりたいときや
器用になりたいときは
この資質をのばしてソウルを得るといい。
※※以下同じ
1 はじまり~竜王の咆吼~村はずれの森
広大な大地、バイアシオン大陸。
そのあまりの広大さゆえに、
地図にも記されず、旅人にさえ
知られることのない、小さな村がある…。
村の名は、ミイスという。
そこにあるのは、小さな神殿と、森と
穏やかな日常くらいのものだった。
大いなる魂の物語は、ここから始まる……。
所持金 : 200G (ミイス)
日付 : 神聖暦1201年9月26日
登場時キャラクターデータ :
【 ロイ 】
LV 19 HP 348 MP 70
Brave 3 Kind 8 Search 2 Belief 3 Wild 1 Cool 2
STR 63 VIT 54 INT 27 MIN 18 AGI 60 DEX 63
初期ソウル : アルバレスト
【 セラ 】
LV 7 HP 133 MP 33
Brave 6 Kind 8 Search 0 Belief 0 Wild 5 Cool 0
STR 29 VIT 28 INT 15 MIN 12 AGI 23 DEX 21
初期ソウル : マイティブロウ
〔 ロイが一人たたずんでいる。主人公登場 〕
ロイ :
主人公か。
〔 主人公、身振りで尋ねる 〕
ロイ :
魔物に襲われたケガ人なら心配ない。
今、父上が神殿まで運んでゆかれた。
それにしても…
村の近くにまで魔物がうろつき始めるとはな…。
元気の薬が足りなくなるかもしれない。
少し集めて帰ろう。
〔 主人公、頷く 〕
ロイ :
ハハ、頼りにしているぞ主人公。
〔 主人公、薬を探す 〕
ロイ :
集め終わったか?
ロイ :
そうか。集め終わったら言ってくれ。
ロイ :
そうだな。このぐらいで足りるだろう。
父上も神殿でお前のことを心配しておられよう。
〔 主人公たち、広場から出ようとする 〕
ロイ :
待て、主人公。
魔物の気配がする。
〔 魔物出現。ロイ、身構えて 〕
ロイ :
準備はいいか、主人公。
心配するな。訓練と同じでいい。兄がついている。
…ゆくぞ。
〔 戦闘開始 〕
〔 撃退。主人公、剣を収める 〕
ロイ :
大丈夫か、主人公?
破壊神の復活の時が来たら
魔人どもが神器をねらってくる。
そのときはお前も、神器を守る一族のひとりとして
魔人や魔物と戦わねばならない。
〔 主人公、頷く 〕
ロイ :
…そうだな。もう、お前も魔人と戦う力を身につけるために
修行の旅に出てもよい年頃だな…。
〔 アーギルシャイア、背後から登場〕
ロイ :
セラ?
アーギルシャイア :
ごめんなさい。
少しいいかしら?
ロイ :
(…いや、違う。女だ。)
アーギルシャイア :
あら…。くすっ。
素敵なお兄さんとかわいいコね。
ロイ :
…どうなされたのですか?
女の方にこの森は危険ですよ。
アーギルシャイア :
実は、探し物をしているの。
とても大事なものなのよ。
ロイ :
何を探しておられるのです?
〔 アールシャイアが笑い、瞬間移動でロイの前へ 〕
アーギルシャイア :
……よ。
〔 ロイ、アーギルに背を向けて離れる。背を向けたまま 〕
ロイ :
…知りませんね。
アーギルシャイア :
くすっ。そう…。それは残念。この女の記憶を手繰っていくと、
確かにこの近くにあるはずなのに…。
ロイ :
記憶を手繰る…?
アーギルシャイア :
そちらもお気をつけて。
この辺りは危険ですから…。
くすくす…。
〔 アーギルシャイア、消える 〕
ロイ :
(似ている……。)
ロイ :
…なんでもない。
父上も心配しておられよう。
朝のうちに神器の神殿に戻るぞ。
村の女の子 :
あ、ロイさまと主人公さまだ!
主人公さまー!
主人公さまー。おかえりなさい。
お疲れさまでしたー。
〔 幼なじみの青年、女の子と主人公の間に割り込む 〕
〔 女の子が拍子で尻餅をつく 〕
幼なじみの青年 :
主人公、無事だったんだ…。
よかった…。
きれいなお姉さん :
魔物に襲われた人なら
ダディアス様が治療してくださったわ。
さすがノトゥーン神に仕える神官ね。
幼なじみの青年 :
なあなあ、主人公。
魔物、どうだったんだ?
ロイ :
ハハハ。
主人公、大した人気だな。
きれいなお姉さん :
神器の守護者として、修行の旅に出てらっしゃる間に
ロイ様は人気が下がったのよ。
幼なじみの青年 :
その間、主人公がこの村を守ってたからな。
ロイ :
やれやれ。
主人公、人気者はつらいな。
私は一足先に神殿に戻っている。
なるべく早く戻ってこい。
それに朝も早い。静かにな。
〔 ロイは、尻餅をついている女の子を助け起こして、神殿へ 〕
きれいなお姉さん :
ねえ、いったい最近どうなってるの?
ここは神器を守る村。
結界に守られていて、魔物なんて、近寄れないはずよ。
幼なじみの青年 :
なあなあ、魔物と戦ったのか?
ケガはなかったか?
村の女の子 :
あー!! もう!!
主人公さまがおこまりでしょ!!
幼なじみの青年 :
ちぇ。
村の女の子 :
さ、主人公さま、
しんでんで
お父上さまがお待ちですよ。
あとで魔物のおはなし
きかせてくださいねー。主人公さまー。
〔 ここから主人公、自由に行動できる 〕
幼なじみの青年 :
主人公。無事でよかった…。
魔物騒ぎで森に行ったってから
俺…、寝てらんなくって…・
でも、無事でホントよかったよ。
きれいなお姉さん :
魔物がこんな村の近くの森にまで…。
心配で、ゆっくり寝てられないわ。
気弱な巫女 :
父なる天空神ノトゥーンと
愛の神ライラネートのご加護あらんことを。
主人公様、よくご無事で。
さ、早く神殿へ。
お父上のダディアス様が心配なさっておられますよ。
ベテラン兵士 :
主人公様、お帰りなさいませ。
おケガは?
ご無事で何よりです、
お父上のダディアス大神官が神殿内でお待ちです。
ダディアス :
おお、主人公。
戻ったか。ご苦労だった。
〔 突然地震が起こる 〕
ダディアス :
な、何事だ?
〔 ムービー挿入。竜王の咆吼が響く 〕
ロイ :
…父上、今のが竜王の覚醒…
その第一声でしょうか?
ダディアス :
うむ…。
この世が乱れるとき竜王が覚醒すると言われておる。
つまり、乱世の原因を除くべく目覚めるというのだが…。
ロイ :
この地は神器を守るための結界があり、
魔物は近寄れぬはず…。
それが先ほども森で遭遇いたしました。
このことも関係あるのでしょうか。
破壊神ウルグの復活の時だとしたら…。
ダディアス :
もしそうならば、ゆゆしき事態だ。
ロイ、あの森を調査するのだ。
ロイ :
わかりました、父上。
主人公も、連れていってよろしいでしょうか?
ダディアス :
ならぬ。
主人公は未熟だ。危険すぎる。
ロイ :
父上。もう、主人公も修行に出してもよい年頃。
私も一緒に参るのです。ご安心を。
〔 ダディアス、首を振って悩む 〕
ダディアス :
…ロイがそこまで言うならばよかろう。
主人公も行くがよい。
お前も、兄、ロイのように、神器を守れるだけの力が必要だ。
いずれお前も修行に出ることになろう。
これはその予行と思うがよい。
ロイとともに調査に行くのだ。
冒険者は万事に備えることが肝心だ。
復活の真珠を持っていくとよい。
〔 復活の真珠をもらう 〕
ロイ :
では、私は村の広場で待っている。
用意ができたら来てくれ。
ダディアス :
心配はいらぬ。
ロイがついているのだからな。
フフ…、私も親バカなことだ。
ダディアス :
どうしたのだ。
ロイとともに村の外の森を調べてくるがよい。
ダディアス :
私はよい子供たちに恵まれたものだ。
万一、今ここで私が死んでも
神器のことは安心して任せられる。
万一の話だ。
そのような顔をするでない。我が子よ。
〔 神殿を出る直前で 〕
ダディアス :
…主人公。
これを、ロイに渡してほしい。
ロイには苦労をかけているからな。
〔 ダディアスから護符を受け取る 〕
主人公…。
お前もロイと同じように、
神器の守護者となるべく
修行の旅に出る年になったのだな…。
フフ、わたしらしくもない。
こんなことを言うようではいかんな。
…強くなるのだぞ。
ベテラン兵士(パターン1) :
今の地震といい、
最近うろつきだした魔物どもといい、
魔人が神器をねらっているのでしょうか?
しかし心配はご無用ですぞ。
きっと天空神ノトゥーンの加護があります。
このじいもついておりますしな。
ベテラン兵士(パターン2) :
ロイ様ですか?
もう、広場か森に行かれたのでは?
ベテラン兵士(パターン3) :
主人公様もロイ様も
このミイスの村の大神官ダディアス様も、
神器の守護者と呼ばれるご一族。
闇の神器という危険な宝物を
破壊神の騎士と呼ばれる魔人どもから
守るのがお役目なのです。
ベテラン兵士(パターン4) :
神器とはどういうものかは、
その時期が来ればお父上が教えてくださいますよ。
こればかりは神器を守る神官家にのみ
伝わる秘伝ですからな。
じいも存じませんのです。
ベテラン兵士(パターン5) :
主人公様もロイ様も大神官ダディアス様も、
このミイスの村の神官家の方々はみな
闇の神器という危険な宝物を、
破壊神の騎士と呼ばれる魔人どもから
守る宿命を負っておられるのです。
気弱な巫女(パターン1) :
私もこの神殿の神器が
どのようなものかは存じません。
隠れて伝わる伝承では記憶を失うかわりに
すさまじい力を手に入れられるとか…。
気弱な巫女(パターン2) :
主人公様に
愛の神ライラネートのご加護を…。
そして、主人公様の敵に
天空神ノトゥーンの裁きのいかづちを…。
気弱な巫女(パターン3) :
このミイスの村は
闇の神器を闇のしもべから
守るための隠れ里…。
闇の神器は破壊神の復活に使われるもの。
だから、破壊神のしもべがねらうのです。
町のお婆さん(1) :
今の地震といい魔物騒ぎといい…、
天空神ノトゥーンさまがお怒りなのかのう…。
ロセンでは悪い王が民をいじめておるからのう。
町のお婆さん(2) :
今の地震といい魔物騒ぎといい…、
主人公様、世界は滅ぶのではないですかのう。
リベルダムでは魔物を改造して
戦争のための道具にしておるそうですじゃ。
これでは神様もお怒りでしょうのう。
町のお婆さん(3) :
今の地震といい魔物騒ぎといい…、
天空神ノトゥーンさまがお怒りなのかのう…。
ディンガルでは皇帝が
世界を救った勇者ネメア様を
いじめておるというからのう…。
幼なじみの青年(1) :
魔物の出現に続いて地震かよ。
いよいよ、お前たち神器を守る一族の
出番ってわけだ。
ホントに大変な家に生まれちまったな。
ま、がんばれよ。
お前なら神器を守り通せるさ。
幼なじみの青年(2) :
ロイ様の持ってらっしゃる剣、
カッコいいよなあ。
聖剣・日光って言うんだってな。
幼なじみの青年(3) :
お前たち神官家ってさ、
このミイスにある神器を守ってるんだよな。
…ところで、神器ってなんなんだ?
どんなもんなのんだ?
村の女の子 :
お…おっきなじしんだったね!
わ…わたし、びっくりしちゃった。
きれいなお姉さん :
魔物に続いて地震…。
いったいどうなってるのかしら。
気弱な村人(1) :
ロイ様の持っておられる探検は
日光という聖剣らしいですな。
修行の旅の途中見つけられたとか。
気弱な村人(2) :
ロイ様は修行の旅から戻られて
いっそうたくましくなられましたな。
少々魔物がうろついたところで、
ロイ様と主人公様がおられれば安心ですな。
気弱な村人(3) :
主人公様もロイ様のように、
神器の守護者としての実力をつけるため
いずれは旅に出られるのでしょうなあ。
〔 ロイが後ろから駆け寄ってくる 〕
ロイ :
遅くなってすまない。
神殿で取ってくるものがあったのでな。
〔 主人公、ロイに何か渡す 〕
ロイ :
ん?
父上が、私に…?
護符か。ありがたい。
〔 経験値とスキルポイント入手 〕
ロイ :
主人公も、ご苦労だったな。
主人公のおかげで、父上の気遣いの心が
よく伝わってきたよ。
よし、では行こうか。
〔 村を出る 〕
ロイ :
どうした?
調査の前にやり残したことがあるのか?
〔 主人公、頷く 〕
ロイ :
ならば行ってくるといい。
私はここで待っている。
〔 再び話しかける 〕
ロイ :
もう大丈夫か?
ではミイスの森を調査しに行くぞ。