『語られなかった話』
- 2012-11-26
- 更新情報
SS一件追加しました。『語られなかった話』
ミイス話ですが、なぜかダディアスパパの話になりました(笑)
以下、楽屋話。
最初は違う人の過去話の予定だったのですが、
脇道にそれたら、それっぱなしになってしまって、気づいたらミイス主の生い立ちに……。
一応スタートイベントに関連した話ですが、
内容的には、マイ設定の解説話になってしまいました……。
「ジルオール」として出すにはどうかなーと思ったのですが、
うちのミイス主のこと、というより、私の中のミイスファミリーってこんな感じ、ということで読んでいただけたら嬉しいです。
私の月光姉弟のイメージが、互いが互いを自分の半身と認識しているような、「相手との距離が近すぎる姉弟」だったので、
ミイス兄妹は逆に、「親しいけど離れている兄妹」のイメージで造りました。
けれど、仲が悪いわけではなく、また、だからこそ別の関係を求めるわけでもなく、
家族として、ごくごく普通の兄妹関係を保っているような。
ちょっと、猫屋敷一家みたいな感じかもしれないです。
オルファウスの、あの悠然としつつ要所はきちんと押さえている在り方は、ある種の理想というか、一つの形だなあと思う。
そして書きながら思ったのが、
セラとシェスターは、おそらく「血」で固く結びついている姉弟ですが、
ロイとルシカ(ダディアスも含まれる)は、たぶん「家」で繋がっていた兄妹だったのだろうな、と。
……セラが、姉を取り戻す、と息をまくのは、
もちろん大切なただ一人の家族だから、もあるのでしょうが、
どちらかというと、ただ一人の身内――自分と同じ血をもつ者は「姉しかいない」という感覚だったような気がします。
ダディアスパパの視点で書きながら、
「父母が居る」ことと「幼い頃、両親を亡くす」の隔たりは、
そうした形でも影響が出るのかなと、ちょっと思ったので。
* * *
ところで父の名がダディアスなら、お母さんの名はマーミィとかマーミィリファとかかしら?と思ったのですが、
名前を出すのもどうかと思ったので、ばっさり削りました。
そのせいで、ロイのお母さんは、どうも影が薄くなってしまったような気がします……。
(もともと、ゲーム内でも、名も姿も出てこない女性ではあるのですが)
たとえ、あまりに安直なネーミングセンスでも(笑)、名前はあったほうが、キャラは定まりやすい気がする。
ちなみに別のSSで触れてますが、
ミイスママは、「ルシカが小さい頃に亡くなった」という設定です。
この話の2~3年後に亡くなっています。
公式に反する勝手な自己設定なのですが、
ミイス主の造形をした際、どうしても「お母さんに育てられた娘」という感じがしなかったので。
……なので、ロイのお母さんを書きながら、せっかく慈しんでくれたのにごめんなさい、と心の中で謝りました(笑)