Blue Wind

ラストバトル、ノエルパーティとの決戦前。
世界を滅ぼすほどの存在に～のノエル（竜王＆ナーシェスの）への言葉。

ヴァイライラ：
大神官様がお亡くなりになった今、
主人公様の余りある力は危険
ゆえに排除せよ…。
それが竜王様のお考えなのですね。
残念ですが、うけたまわりかねます、
ノエル・シルヴァ様。

誰に対しても様づけで、どこまでも丁寧なヴァイの台詞！（笑）
ノエルに対しても、名字＋様付けなのはプロ意識さえ感じさせます。

そして、この台詞を、後で読み返して思ったのが、
『大神官様がお亡くなりになった今』
これは……誰のことをさしているのか。

ＰＳＰではエルファス仲間入りパターンが出来たため、イベントの経緯によってはこの台詞一瞬考えてしまうんですよね。

＊　＊　＊

ちなみに今回エルファス仲間入り＝バロル戦だったので、ヴァイライラが言う　大神官様→イズの事になるのかなと思いました。
イズはバロルに不死の術をかけていた張本人だし、バロル戦後この台詞が出てくるのは、流れ的にはおかしくないです。

そこで、ちょっと妄想が働きました。

『兄に死の呪いをかけたエルファスを、双子たちは大神官として決してあがめることはしない』

→　ゆえに、双子の間では『大神官』といったら、今でもイズのことである。

※もしくは、二人が施文院を抜けた段階での大神官＝故ホシュアのこと。
ツェラシェルが双子と自分の脱退を条件に、イズの父ホシュアを暗殺をしたので（エンサイクロペディア設定）
双子＋兄が抜けた時点では、大神官の座は空位になっていたんじゃないかな、と。
その後、色々あってイズが大神官の座に着いたはず。

そういう位置づけでいるんだったらいいなー（笑）
ジルは台詞の細部こそ光るというか、ニュアンスがこめられている気がします。
それを願望・妄想で読んじゃったりもできるところが二次創作の醍醐味と相まって大好きです。

＊　＊　＊

ちなみに個人的に考えている双子像ですが

・姉は誰に対しても丁寧
・妹の方は割とフランク

これは性格の違いからなのでしょうが、もしかして育成環境の影響も大きかったりする？
いや、ゼネテスに対しての反応がね。

・姉　ヴァイライラ　＝　いつものように冷静丁寧。
・妹　ヴィアリアリ　＝　結構雑　（敵意がある？）

でもゼネテスって自分たちの主人でもあるエリスの甥なので、エリスの宝石の一員である妹が反抗的な態度をとるってのは、ちょっとおかしいわけで。

……これ、妹が反抗的なのは、兄ツェラシェルの影響ですよね。

妹は正直で素直だから（甘えん坊で独占欲もあるのかも）、周囲の人物に気に入られたくて、影響を受けやすい。

一方、姉はその逆。理性的見地、客観性で物をみる人なのかな、と。
（たまに理性的すぎてフレアといい勝負なので別の意味で心配になりますが。ヴァイ自身、表に見せないけど、そういう自分に劣等感というか、自身の無味乾燥さを、自分でももてあましてしまうところがありそうです）

個人的には３人の中で、唯一ヴァイライラはゼネテスのことを嫌っていない
（＝むしろ名前を付けてくれた人なので好感を抱いている）という勝手な妄想をしています。

※没にした『夜の谺』の別バージョンで、その辺を交えて書いてました。
当家唯一の双子登場だったので、記念にこっそり再アップ　→　★