MEMO

あのときはまだ知らなかった 編集

ミイススタートで台詞を収集していて、
闇の神器の話を聞いて、ふと思ったこと。

ミイスに伝わる神器の情報で

巫女
「記憶を失う代わりにすさまじい力を手に入れるとか」

と、今後の展開を示唆するものがある一方で

兵士
「神器とはどういうものかは、
その時期が来ればお父上が教えてくださいますよ。
こればかりは神器を守る神官家にのみ伝わる秘伝ですからな」

という台詞があり、ああ、やっぱりミイス主は、『忘却の仮面のことは何も知らなかったんだなあ』と思いました。

神器の一族と敬われている割に、ロイに比べると、ミイス主はあまりに何も知らないことが不思議でした。
その時期が来れば……の意味は、きっと修行の旅から帰ってきたらというつもりだったんでしょう。
ダディアスの台詞といい、ミイス主の旅立ちは、お約束ながらドラマティックです。

もし神器が何であるか――兄と同等の知識をミイス主が持っていれば、その後のサイフォスイベントに直面したときに、『あれは誰で・何が起こったのか』を一気に悟ってしまったはず。
そもそもデスギガースをどうやって倒したのか、旅立つ時点で、兄の行動・現状がある程度推測がついてしまったかもしれません。

(とはいえ巫女のあの台詞を聞いていると、「もしかしたら兄は記憶を失ってるかも」それを念頭に入れて兄捜しをしなければならないんだ、とわかってしまうわけですが)

ミイス主は何も知らないまま旅に出ることを余儀なくされるけど、もし、あのとき知っていれば……と、知らなかったことを、あとあと悔やむことになるような気がします。
けれど知っていたら、別の意味の懸念も出てくるわけですが。

知らないでいることは幸福だったのか、後悔だったのか。
そういう意味で「最初から姉が魔人となっていることを知っているセラ」と「兄が記憶を失い魔人の僕として使役されていることを知らないミイス主」という対比も意味深いです。



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