更新『ワイルドキャット』(3日目・4日目)
- 2017-12-29
- 更新情報
ミイス話番外編 『ワイルドキャット』 完結しました。
お、終わったー!! 年内に仕上がって良かった!!
セラの誕生日に、と思っていたのに、なかなか終わらず(時間もとれず)泣きそうになりました。
全4回。トータルだと過去書いた話の中で一番長いかな。
粗の多い話ですが、年末年始のお休み中の暇つぶしにでもなれれば幸いです。
ここから先は、作品についての裏話。
この話は、いつもと違う作成コンセプトがあるので、それについて語ってます。
創作裏話的なものなので、そういった楽屋裏OKの方はどうぞ。
『ワイルドキャット』
セラのお誕生日に何かやろう…と古い倉庫から引っ張り出してきたものですが、
もとは昔やろうとして中断した、自分の中での企画モノ・お試し練習版でした。
いくつか自己目標というかコンセプトがありました。
①相棒動物化ネタをやってみたかった。
鉄板ネタでしょう(笑)
ジルオールはオルファウスが猫化する展開もある。
世界観的にも許されるだろうと、やってみたかったのです。
最初の時点では、セラとミイス主、どちらを猫にするか悩みました。
黒猫セラの面倒を見るミイス主と、
白猫ミイスに振り回されるセラの図を比べたところ、
白猫ミイス+人間セラを見たい!という願望が勝ちました。
あと、人間相手のミイス主だと、
セラは、なかなかいちゃいちゃしてくれないので……。
猫相手に、いつもよりガードが甘くなり
密着度が高くなるセラを見てみたかった、というのもあります(笑)
個人的には、黒猫セラもとっっっっても見たいのですが!
ミイス主は、セラが猫でも困らなさそう。
ロイもセラ姉も『このセラも可愛い』と受け入れそう。
みんなセラを元に戻そうとしなくなりそうなので、やめました(笑)
相棒が猫になったら必死になって元に戻そうとするのは、セラの方だよ。
②コミカライズ――漫画的な造りをしてみたい。
相棒動物化ネタは、着想の時点で分かってましたが、
圧倒的にビジュアル向きのネタです。
(動物化自体、戯画の要素を含むし)
もし私が、絵を描けるなら絵で描きました(笑)
なので練習も兼ねて、今回は漫画的展開を目指してみたというか。
字ではなく、画で動かすことを意識して作った話です。
念頭にあったのは、WEB漫画24Pくらいのイメージです。
白猫ミイスに振り回されるセラ・いちゃいちゃする二人(?)をビジュアルで見てみたい。
この作り方、私にとっては挑戦で――本っ当に難しかったです!!
映像的想像力が働かない(※音声で出る聴覚型)なこともあって、
画を起こす→それを文字化するという作業が、予想以上に大変でした。
脳の普段使ってない箇所が、錆びた音立てているのが自分でも分かる(笑)
アップが遅くなった敗因です。
そして途中途中で「駄目だ書けない無理!」といつもの書き方を混ぜてるせいで、
文章がかなり揺れてます……すみません。
ジルオールは、絵も描けるし漫画も描けるし文字も書ける、マルチ才能の方が多かったのですが、本当にすごかったんだなあ。
映像化だけでも大変なのに、切り方見せ方演出面にも技量とセンスが働くなんて……尊敬。
③ミイス&セラの単独ネタ話をやってみたかった
(=サイトの連作を離れても成立する話)
サイト内のミイス話は、基本的に連作風味&内輪ネタ満載で走ってます。
なので外に出す話――色んな人が見るであろうジル企画祭などには、
意識的にミイス話以外で出すようにしてました。
単発読み切りで、登場人物も比較的自己妄想度が低めのプレーンなキャラ造形で。
でも矛盾するようですが、そういう単発形式の話というのを
ミイスペアでも作ってみたい気持ちは前からありまして。
なんといえばいいのか……。
もし自分がジルオールの同人誌を作るならミイスとセラで出すよなあと(笑)
その一話だけで完結する、オフライン話的なものを一度作ってみたかったのです。
(※製本予定はありません。
本を作ったことはないし、作る予定もないんだけども、
一冊の本を意識した創作作業は楽しそうで、自分でも試してみたかったというか。
だから、この話は練習でありお試し版なんです)
そういう背景事情もあって、この話に関しては、
歴史区分や世界情勢は曖昧(混沌)とさせてあります。
ロイ救出後、マンティコアも出てるので、歴史区分的には末期なのですが、世界観的には初期のほのぼのイメージ。
どんな世界なんでしょうね……(笑)
また便宜上ミイス話の番外編としてるし、登場人物もうちのミイス組なんですが、
この話に関しては、サイト内の他ミイス作品とは別軸設定です。
(設定説明が話内に入っていて、他作品とのリンクもないので、
多分これだけで成立するはず)
ちなみに一番書きたかったのは、
4日目のセラの夢とお帰り同衾でした。たどり着けて満足です(笑)
以上つれづれと創作裏話でした。
この話は温めていた期間がかなり長かったので、仕上がった感慨も含め、思い入れを語ってみました。