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ナーシェスの誕生日 編集

お誕生日おめでとうナーシェス!

なんでナーシェスの誕生日はちゃんと覚えているかというと、初見時「バレンタインデーなのか。似合わないな!」と非常に印象に残っていたからです。

ですがバレンタインデーの由来となった聖人ウァレンティヌス(バレンタイン)の逸話を知って、これは意図しての日付なのかなとも思いました。
聖人という役職と、殉教者にして最終的には処刑されるという末路がナーシェスの最期と重なる気がします。

ノエルパーティはPS版とPS2・PSP版で、最初の出会いやイベントに変更点があります(※下記
PS版の場合、レイヴンをノエルに引き合わせたのはおそらくナーシェスということになるので、ナーシェスが恋人の守護聖人=仲人的立場というのもあながち間違ってはいないかもしれません。……分かってます。こじつけです(笑)

PS版の場合

PS版だと始まりの地スタートがなかったこともあり、もう一人の無限のソウルであるノエルの故郷は、オズワルド村とされていました(シルヴァ村はなかった)。

よってソウルイーター事件が起こるのはオズワルド村。
そしてその裏工作には、ナーシェスとレイヴンが関わっているらしい会話がはさまれます。

ノエルを無限のソウルとして覚醒させ手駒とするために竜王+ナーシェスが画策し、レイヴンはナーシェスの手下として気は進まないながら手伝わされている様子。
どうやら行き倒れていたレイヴンを助けたというか拾ったのがナーシェスのようで、レイヴンは彼に逆らえないらしい。

ノエルとカフィンはオズワルド村の住人で、生き残ったのはこの二人だけ。
二人を助けたのが、旅の冒険者として村にやってきたナーシェスとレイヴン。
ナーシェスはソウルイーターを倒せばノエルに村の人々の魂が戻ると教え、こうしてノエルパーティが結成……という流れ。

PS2、PSP版の場合

シルヴァ村でノエルが大剣・天地鳴動を引き抜くイベントが行われる。
剣を抜いた途端ソウルイーター復活――という形にされているが、実際はノエルが剣を引き抜くタイミングに合わせて、裏で告知天使たち(施文院?)が働いたことによるもの。
その動きを知ったレイヴンは何とか告死天使たちを止めようとするも間に合わなかった。演出つきの展開。

レイヴンはノエルに助けられたキャラということのようです(たぶんナーシェスとの特別な関わりはない)
※エンサイクロペディアのレイヴンの設定はPS2・PSP版のものと思います。

 

旧作と新作(リメイク)で少々人間関係が異なるんですよね。
そしてノエルパーティの人間関係としては――PS版のほうが断然好きです

旧作とリメイクで展開がガラッと変わってしまうロストール陣営は仕方ないと思うのですが、ノエルパーティに関しては展開上の変更点はそうないはずなので、最初のナーシェスとレイヴンの会話やラストバトルのカフィンの台詞などは残しておいて欲しかった……。
最初の展開があるのとないのとでは、後々の台詞の意味合いなどが全然変わってしまうので。

PS版パターンだと元殺人機械レイヴンの「実は君の故郷の人の魂を奪って、君をだましているんだ」と心のジレンマも聞こえてくるようでときめき度が増しますし(笑)竜王と結託してノエルを監視しているようなナーシェスの立場や灰色的な立ち回りも、あまり目立ちすぎず、微妙に見え隠れするラインでよいと思うのです。

★別記事で少し触れたのですが、個人的にナーシェスはナーシェスで色々屈折あって、この立ち位置なのでは?と推測してます。どうして竜王神官になったのか彼の信念の根幹や今の立場へ至る経緯は謎のままなので、逆に何か深い過去もありそうで)

何より最初のノエルの旅立ちはナーシェスが仕組んだという示唆があると、ノエルパーティの最終戦の重み――ナーシェスがレイヴンに殺されるという部分と、レイヴンの「あんたの言い草は聞くに堪えないんでな」が全然違ってくるんですよね。
レイヴンが最初はナーシェスに従っていたけれど、最期自分の意思で(自分の命の引き換えに)ノエルのために動いたからこそ、この台詞が生きてくるし、ナーシェスがレイヴンに殺される姿も際立つ。個人的にここはナーシェスの見せ場だとも思ってます(笑)

ナーシェスは最期レイヴンに刺されるシーン含めてのキャラだと思う。
そういう意味でバレンタインデーがナーシェスの誕生日というのは、なんだかすごく似合うと思うのです。



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