あなたとともに生きたかった 
歴史区分６、リューガの変が勃発。
ゼネテスが連れて行かれ、処刑されてしまいました。
第一次第二次も副官で参戦したのに。
親密度激愛なハズなのに！！
と思っていたら、今回闇落ち王女はアトレイアでした。
ノーブル伯になっていない（旅先スタートではない）＋レムオン闇落ち＋ティアナを助けちゃうと、ゼネテスはどうあっても助けられないんですね！？
ああああ……。
ゼネテスが仲間にできないと分かった途端、一気にモチベーションが下がりました。
以下、この二者択一「ティアナとゼネテスの生存が（ある条件を満たさないと）両立しない」※後述
ことについて、つらつらと感じたこと。
無限版で、エリスが死ぬ（助けられない）のは、レムオン救済ルートができたからだと個人的には思っています。
この二人の個性を見ると、両方がそのままの形で共存することは物語的にできないよな、と思ったので。片方が表舞台に出るなら片方は消えないと、性格像や設定に矛盾が生じるような気がする。
同様にティアナとゼネテスも、こういう天秤のような存在なのかな、と思いました。
ゼネテスと一緒にティアナ詣でしたときの、ティアナの変わりよう。空中庭園でゼネテスに庇われてからの、ティアナの恋する乙女モード全開ぶり。今思うとあれはゼネテス死亡フラグだったんですね（笑）
というのも、↓の流れ
１）ティアナ、ゼネテスに本気の恋心を覚える。
２）ティアナ、リューガの変を生き残る。
３）ティアナ、真性のロストール女王として国を支える決意をする
ここでこの後の展開として
４）ゼネテスも、リューガの変を乗り越え生き残る
と積まれていくと最後のピースって、
５）最終的にゼネテスは、ティアナと結婚してロストール王国を復興させる
物語のお作法的に、そういう流れになってしまいそうで。
救国の英雄は悲劇を乗り越えたお姫様を嫁にもらわないと、物語のエンドマークがつかない気がするんですが。
でも、そういう打算的な収まり方をさせるにはゼネテスというキャラはネックというか、そういう流れに向かわせたらゼネテスらしくないよね！ 自由人の体現であるはずのゼネテスの背負っているものが揺らいでしまいそうな気がする。だったらゼネテスが死ぬ方が登場人物像としても収まりが良くていいのかな？ と思ったのでした。
ただゼネテスはかなりドライな人、現実的に割り切ることができる人でもあるので、「叔母貴を救えなかったから、その代償にティアナと共に生きて、ティアナを支えてやっても良いか」くらいには思いそうです。でもそうすると今度はティアナがなあ……。
何よりこの発想と流れは、お約束とか運命とかに近いものなので千の意志である「ジルオール」っていうゲームの主題に、そぐわない気がする。
※ちなみに「ティアナとゼネテス両者生存の場合」は「レムオンも助けていること」が条件になっています。これはもう「運命やお約束なんか吹っ飛ばす第三の選択肢」として成立するんだと思います。だからゼネテスはきっとティアナとも結婚しないでしょう（笑）。この場合のゼネテスは主人公の中に自分が知っていた以上の自由を見出し、ティアナからも叔母貴からも離れて生きる気がします。何だかとても手のかかる卒業ルートですね。
＊ ＊ ＊
こんなこと言ってますが私の中では、ティアナが生き残ってゼネテスも生き残ってそこにもう自分たち二人しかいなかったら、ゼネテスとティアナは結婚しそうだよなと普通に思っていました。愛があるかどうかは別として。というか、この二人の場合は国への責務とか統治者たる者の自覚とかで一緒になりそうな気がする。
ティアナは愛もあるでしょうが、ゼネテスの愛が自分が抱いているほどの形や重さでは自分に向けられないことに気づくくらいの聡明さを持ってる女性なので。昔のティアナなら引きずられるでしょうが生き残ってゼネテスと生きると決意したならば、愛情と現実の折り合いをつけられる器量の女性になってしまいそうな気がするんですよ。偉大な女王エリスの血を引いた真ロストール女王。
葛藤や責任感、罪滅ぼし、計算みたいな部分を含めた上の愛情構築なら、私の中でティアナ×ゼネテスは有りなんですがね。
恋愛感情でも政略でもない結婚の一つの形（ある意味セルモノー・エリスの踏襲にして逆パターン）として、この二人ならそういう関係を構築できそう。
ゼネテスの持つ、優しいけれど一方で多分女性に対してどうしようもないほど残酷になってしまうこういう部分も好きなんですよね。ああ、でもこれはやっぱり「形として一緒になる」ことへの想像であって、たぶんお互いに仲良く続けられる気もしるけれど「幸せな結婚か」といったら微妙かな…
（後日談）
「じゃあ無印の場合はどうなんだ？」と一夜明けて、気づきました（笑）
無印とインフィニットは、別の可能性に基づく、パラレルな世界だと思ってます。
無印では無印の、インフィニットではインフィニットでの、キャラクターの別の側面が見える。
出来事や心情などに関して別の解釈や構想が成り立つものだと思えば、二度美味しいのかな。
ちなみに無印だと、ゼネテスは性格も立場も、かなり違う気がする。あんなに叔母貴命な人ではなかったような気が……。
久々にリプレイで遺書読んだら、遺書の内容まで叔母貴のことで、ビックリしました（笑）
ティアナもあれを読んだら、もう吹っ切って前向きになるしかないよね、そりゃ（笑）
ゼネテスもインフィニットでずいぶんあれこれ弄られて、死亡イベントまでついてしまったあたり、貧乏くじを引いたのかな？ という気もしますが、
私はインフィニットのウィークポイントを抱えてるゼネテスも好きなんですよね。
個人的に好きになるキャラは、大抵、短所（裏を返せば長所）から入っていくので。
セラのシスコンしかり、お兄ちゃんの魔人の恋人しかり。
＊ ＊ ＊
特に兄は、魔人と駆け落ちしなかったら、スルーしてたと思います……。
自分でも分からないのですが、魔人と駆け落ちしたから好きなんですよね、ロイ。
短所も、個性と思えば、光を放つってことで！
ちなみにうちのサイトは、イベントやキャラ造形に関しては、
一応インフィニットをベースとしています。
でも無印の方が好きだった、無印の台詞を使いたいなーと思うキャラもいるので、
完全にインフィニットのみとも言えないのですが。
プラスの設定もいいなと思う部分もあるので、
都合良くブレンドする、という方向で行くことにしてます。
