ネモトーク
ツイッターでのジルキャラ語り企画。二番手はネモです。
【ネモ】
口の悪いブサイク猫。あの雑な口調と独特の言い回しが好きです。特に同僚の魔人に対しての台詞は絶妙。お気に入りは、アイリーン捜索時に聞けるヴァシュタールのことを表した台詞。自分の寝床に柩とつける彼を「趣味が悪い」と言い「いい加減大人になれよ」……一応ヴァシュタールは円卓騎士筆頭なのに(笑)
経歴が凄い。元は猫座老人星の精霊で天空の賢者と呼ばれ、神々相手に知識を教える。オルファウス(パルシェン)も教え子(実は『オルファウス』は天界にいた頃のネモの尊称)→地上に興味を持ちすぎ、地に堕ちて魔人となる→神々の大戦で封印→バロル時代ゾフォルにより復活→ネメアに封じられて猫化→猫屋敷で元教え子と同居。猫生活満喫中。
来歴や台詞など聞くと、他の魔人とは根本的に資質が異なる存在である気がします。邪心や虚無からではなく、ある種の好奇心と退屈さから魔人となった模様。禁断の聖杯の管理者ということで、ウルグに与したというよりは禁断の聖杯に惹かれた部分もありそう。
とはいえ、天界にいた頃からかなりの博識で、古今東西全ての者の名を知っていたそうなので、もしかすると『何でも知っている自分』に倦んで、地上に堕ちた……というより、降りたのかな? とも思ってます。
何かを求めてというより、違う場所に下りてみたかった。天界で退屈していたので、地上で暴れてみたかった面もあるのかも。
個人的に、パルシェンが天界でネモの授業を受けていたのも似た感覚からでは? と思っています。ネモの生徒時代のパルシェンはかなりの不良エルフだったそうなので、永遠に近いエルフの寿命の中での飽きての暇つぶし感覚だった(※実際には暇つぶしにもならず、授業はほぼ寝ていたそうですが)
オルファウスが現在では天界のネモの尊称を名乗っているように、実はこの二人はかなりの似た者同士。そんな互いを分かりあってる関係なんだろうなと。
飄々とした言動、軽口のような口の悪さ、冗談のような言い回しなんかも似てる気がする。ケリュネイアは一緒に住んでて大変そう(笑)
また不良エルフだったパルシェンが心を入れ替えたのは、上二人の兄が闇との戦いで死亡したからですが、現在のネモもルフェイの死に対して悶々とした感情を抱いている。死に遭遇して自己を改める点も似てる。
パルシェンはジルオールの賢者として、様々なキャラに忠告や助言を与える立場ですが、そんなパルシェンが何か難題や悩みにぶつかったら、アドバイスを与えられるのはネモだけである気がします。
時間は前後するんですが、ネメアを、ケリュネイアを拾ったとき、それなりにパルシェンは悩んだ気がするので、もしここにネモがいたら、どういう助言をしたのか気になります……というより似た二人なので、一緒に悩んだかもしれない(笑)
ちなみにネモは、精霊としての能力も、魔人としての能力も今は殆ど残っていないそうですが、昔は白豹・白い長髭の老人・白い長髪の若賢者などの姿をとれたそう……天界時のネモ(オルファウス)と、魔人時のネモの姿が気になります。