V&B 本編・王都編
- 2012-03-04
- ヴィーナス&ブレイブズ
引き続きV&Bプレイ模様。クリアまでお付き合いください。
実は思い出し書きなので、リアルタイムの日記ではないです。
一区切りついたところで、印象に残ったところをまとめて書いてます。
どこかにV&Bの年表置いてないかしら。
気づくと結構、各々の出来事の年を忘れているなあ。
というわけで、今回は王都ヴァレイ編。
相も変わらず前途多難すぎる、ブラッドボアル率いる騎士団。
せっかく世界を救いに、国の中心部まで来たのに、
肝心の世界の人々が乗ってくれません。
火に包まれた王都を救いに奔走したのに、
無償でよくやってるよねー、的な薄い反応……。
平和ボケした王都ヴァレイの人々の、まったくやる気を削がれる台詞とか、
法律一辺倒のフェルミナの「それは法律違反です」といった視野狭窄な価値観とか。
誰かがやってくれるだろうとか、関係ないよとか、
それは俺たちの仕事じゃないとか。
スクーレとは違った意味で、
こっちの土地はこっちの土地で大問題な予感がしておののいてたら、
案の定遠征先で、とんでもない台詞がバンバン出てきて、泣きそうになりました……。
ファンタジーなのに、かなりソサエティなところが、笑うに笑えないです。
まあ、そういうテーマの物語なのですが。
本当に、妙なところでリアルなゲームだなあ。
でも、このゲームのシナリオのポイントは、
世界観そのものというか、テーマにあるんだろうなあ。
主人公たちが行動して能動的に物語を押し進めるというよりは、
主人公たちの行動に対する周囲の反応を楽しんでいく、
受動的な世界改革を楽しんでいく、ような。
些細な街の人たちの反応や言動、
何気ない会話に滲む、心情とか集団心理の方が正直読んでいて面白いと感じるし、
台詞回しやタイミングなど練られているなーと感じることが多かったので。
身につまされすぎて、たまに切なくなるのですが(笑)
……しかし、英雄物語じゃないファンタジーって、こんなに世知辛くなるのか(笑)
世界を救うにあたって、魔物退治じゃなくて、
人の意識改革とか、協力を仰ぐことの方が、はるかにたいへんなのね。