西洋占星術入門:区分方法
- 2018-04-03
- ジルキャラ星座分析
星座の区分方法
12星座(黄道12宮)はそれぞれ
- 4元素エレメンツ(火・土・風・水) のどれか一つ
- 3つの行動の質=クオリティ(活動・不動・柔軟) のどれか一つ
- 2つの要素(男性:外向性か女性:内向) のどちらか
を持ちます。このうち2区分:外向・内向と、4区分:エレメンツは連動していて、
- 火・風のエレメンツ → 男性宮(プラス要素とも呼ばれる)
- 土・水のエレメンツ → 女性宮(マイナス要素とも呼ばれる)
となります。
なので各星座の組み合わせとしては4元素×3質=12通りとなります。
2区分----プラス・マイナス
西洋占星術では男性・女性という呼び方をされていますが、プラスとマイナス、偶数奇数という呼び方もされているようです。その人の関心の方向を示すとされています。
- 男性宮(プラス)→外側
社会や世界、あるいは金銭、地位や名誉など物質的な事柄に関心が向く。 - 女性宮(マイナス)→内側
自分の身近な家族や所属している組織の調和や安定、自分の内面や精神的な充足などに目が向く。
ユング心理学の外向・内向タイプの分類の仕方といえるかもしれないです。
3区分----クオリティ
対人関係および行動パターンをあらわしています。活動/不動/柔軟の3つがあります。
活動(カーディナル)
対人関係 : みんなで一緒にやろうぜ
行動 : 仲間と何か行動を起こしたい。目的に向って素早く一直線。時々無計画で失敗。
不動(フィクスト)
対人関係 : ひとりの世界が大事
行動 : ひとりでコツコツ。目標に向って地道に一歩ずつ。揺るがない。時々頑固。
柔軟(ミュータブル)
対人関係 : 誰とでも適度にほどほどに
行動 : 場の空気を読む。順応力、適応力が高い。融通が利く。時々場に流される。
4区分----エレメント
その人の性質(タイプ、気質、素養、傾向など)の基本になるとされる。
火のエレメント
簡単に言えば体育会系。情熱と行動のエレメンツ。
プラス(外向き)の要素を持ち、行動力でぐいぐい外に向って突き進んでいくタイプ。
情熱的/行動的/積極的/拡大/エネルギー高/冒険・刺激を好む/勢い/理想家
風のエレメント
知性と情報力を武器に世界をまたにかけて活躍するエリート。
プラス(外向き)の要素を持ち、知性や感性などを駆使して外の世界で活躍するタイプ。
知性/感性/思考力/分析力/コミュニケーション/アイデア豊富
土のエレメント
堅実コツコツな職人肌。現実的で実物主義。
堅実/思考力/分析力/コミュニケーション/アイデア豊富
水のエレメント
追記:通常の星占いと占星術(ホロスコープ)サインについて
実際の西洋占星術は、生まれた日時・場所を元に『そのとき天体がどの位置にあったか』という配置図(ホロスコープ)を作成し、惑星(ルール)、星座(宮:サイン)の位置関係がどうなっているか、それらの相関関係などから自分の内面や状態を読み解いていくというものです。一人ずつホロスコープは違いますし、読み解かれる結果も千差万別です。
一般に呼ばれている12星座の星占いは、この西洋占星術のサインの要素を元に簡略化したものです。
たとえば星座の呼称にしても日常的に使っている『おひつじ座』と『白羊宮』では、概念としては微妙に異なります。言うなら宮は『領域』で、宮を司る『シンボル』が星座。たとえば「自分の星座が牡羊座」というのは、ホロスコープ的には「出生時に太陽が白羊宮の位置にあった」という意味になります。
興味のある方は上記のリンク先(アドレスコピーで飛べます)ほか、『ホロスコープ』などで検索すると色々出てくると思います。