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【最終戦】 廃城・入口(シャリ) 編集

【 廃城・中庭 】

シャリ:
主人公、そろそろ幕が近いよ。
君はついにここまで来たんだから。
僕を倒せばこの後ろの扉が開く。
そして、その先に、旅の終着があるよ。

ネメア:
シャリよ、お前の狙いがなんであれ、
生かしておくわけにはいかぬ。

シャリ:
フフフ、そうだろうね。
さあ、はじめようか。

〔 シャリと戦闘 〕

シャリ:
強くなったね、主人公。
僕はうれしいよ。
僕の役目はこれで終わりだ。

ネメア:
なんだと?
どういうことだ、虚無の子よ。

シャリ:
闇と虚無のはざま。
そこに人の思いがたゆたう場所がある。
僕は、そこから生まれた。
かなえられなかった願いをかなえるために。
ただ、願いだけを救うために。

どんなに時が経っていようと、
どんな人の願いであろうと、
かなえられた願いがどんな結果をもたらそうと、
願いの善悪に関係なく、
僕は、ただ願いを救う。

人が死んでもその願いは残る。
そしてその願いが僕という存在を産み出したんだ。
光と闇も飲み込む絶対負の存在、虚無の力を借りてね。
主人公、君もその願いのひとつなんだよ。

そう、いつだって人は願っている。
世界に混沌が訪れたとき、
世界を守ってくれる勇者が現れるのをね。

〔 主人公、ひざまずく 〕

シャリ:
この扉の向こうには、
世界の破滅を望む願いが待っている。
そして、君は、世界を守る願いだ。
どちらの願いが強いのかな?
結果を見られないのが、残念だよ。
じゃあね、主人公。

〔 主人公、立ち上がる 〕



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