【旅立ち】 地図にもない村(前半)
- 2013-11-01
- イベント
1 はじまり~竜王の咆吼~村はずれの森
ナレーション:
広大な大地、バイアシオン大陸。
そのあまりの広大さゆえに、
地図にも記されず、旅人にさえ
知られることのない、小さな村がある…。
村の名は、ミイスという。
そこにあるのは、小さな神殿と、森と
穏やかな日常くらいのものだった。
大いなる魂の物語は、ここから始まる……。
★★冒険スタート時・データ
所持金 : 200G (ミイス)
日付 : 神聖暦1201年9月26日
登場時キャラクターデータ :
【 ロイ 】
LV 19 HP 348 MP 70
Brave 3 Kind 8 Search 2 Belief 3 Wild 1 Cool 2
STR 63 VIT 54 INT 27 MIN 18 AGI 60 DEX 63
初期ソウル : アルバレスト
【 セラ 】
LV 7 HP 133 MP 33
Brave 6 Kind 8 Search 0 Belief 0 Wild 5 Cool 0
STR 29 VIT 28 INT 15 MIN 12 AGI 23 DEX 21
初期ソウル : マイティブロウ
【 村はずれの森 】
〔 ロイが一人たたずんでいる。主人公登場 〕
ロイ :
主人公か。
〔 主人公、身振りで尋ねる 〕
ロイ :
魔物に襲われたケガ人なら心配ない。
今、父上が神殿まで運んでゆかれた。
それにしても…
村の近くにまで魔物がうろつき始めるとはな…。
元気の薬が足りなくなるかもしれない。
少し集めて帰ろう。
〔 主人公、頷く 〕
ロイ :
ハハ、頼りにしているぞ主人公。
〔 主人公、薬を探す 〕
ロイ :
集め終わったか?
★ちょっと待って
ロイ :
そうか。集め終わったら言ってくれ。
★はい
ロイ :
そうだな。このぐらいで足りるだろう。
父上も神殿でお前のことを心配しておられよう。
〔 主人公たち、広場から出ようとする 〕
ロイ :
待て、主人公。
魔物の気配がする。
〔 魔物出現。ロイ、身構えて 〕
ロイ :
準備はいいか、主人公。
心配するな。訓練と同じでいい。兄がついている。
…ゆくぞ。
〔 戦闘開始 〕
〔 撃退。主人公、剣を収める 〕
ロイ :
大丈夫か、主人公?
破壊神の復活の時が来たら
魔人どもが神器をねらってくる。
そのときはお前も、神器を守る一族のひとりとして
魔人や魔物と戦わねばならない。
〔 主人公、頷く 〕
ロイ :
…そうだな。もう、お前も魔人と戦う力を身につけるために
修行の旅に出てもよい年頃だな…。
〔 アーギルシャイア、背後から登場〕
ロイ :
セラ?
アーギルシャイア :
ごめんなさい。
少しいいかしら?
ロイ :
(…いや、違う。女だ。)
アーギルシャイア :
あら…。くすっ。
素敵なお兄さんとかわいいコね。
ロイ :
…どうなされたのですか?
女の方にこの森は危険ですよ。
アーギルシャイア :
実は、探し物をしているの。
とても大事なものなのよ。
ロイ :
何を探しておられるのです?
〔 アールシャイアが笑い、瞬間移動でロイの前へ 〕
アーギルシャイア :
……よ。
〔 ロイ、アーギルに背を向けて離れる。背を向けたまま 〕
ロイ :
…知りませんね。
アーギルシャイア :
くすっ。そう…。それは残念。この女の記憶を手繰っていくと、
確かにこの近くにあるはずなのに…。
ロイ :
記憶を手繰る…?
アーギルシャイア :
そちらもお気をつけて。
この辺りは危険ですから…。
くすくす…。
〔 アーギルシャイア、消える 〕
ロイ :
(似ている……。)
ロイ :
…なんでもない。
父上も心配しておられよう。
朝のうちに神器の神殿に戻るぞ。
【 ミイス村入口広場 】
村の女の子 :
あ、ロイさまと主人公さまだ!
主人公さまー!
主人公さまー。おかえりなさい。
お疲れさまでしたー。
〔 幼なじみの青年、女の子と主人公の間に割り込む 〕
〔 女の子が拍子で尻餅をつく 〕
幼なじみの青年 :
主人公、無事だったんだ…。
よかった…。
きれいなお姉さん :
魔物に襲われた人なら
ダディアス様が治療してくださったわ。
さすがノトゥーン神に仕える神官ね。
幼なじみの青年 :
なあなあ、主人公。
魔物、どうだったんだ?
ロイ :
ハハハ。
主人公、大した人気だな。
きれいなお姉さん :
神器の守護者として、修行の旅に出てらっしゃる間に
ロイ様は人気が下がったのよ。
幼なじみの青年 :
その間、主人公がこの村を守ってたからな。
ロイ :
やれやれ。
主人公、人気者はつらいな。
私は一足先に神殿に戻っている。
なるべく早く戻ってこい。
それに朝も早い。静かにな。
〔 ロイは、尻餅をついている女の子を助け起こして、神殿へ 〕
きれいなお姉さん :
ねえ、いったい最近どうなってるの?
ここは神器を守る村。
結界に守られていて、魔物なんて、近寄れないはずよ。
幼なじみの青年 :
なあなあ、魔物と戦ったのか?
ケガはなかったか?
村の女の子 :
あー!! もう!!
主人公さまがおこまりでしょ!!
幼なじみの青年 :
ちぇ。
村の女の子 :
さ、主人公さま、
しんでんで
お父上さまがお待ちですよ。
あとで魔物のおはなし
きかせてくださいねー。主人公さまー。
〔 ここから主人公、自由に行動できる 〕
★再度話かける
幼なじみの青年 :
主人公。無事でよかった…。
魔物騒ぎで森に行ったってから
俺…、寝てらんなくって…・
でも、無事でホントよかったよ。
きれいなお姉さん :
魔物がこんな村の近くの森にまで…。
心配で、ゆっくり寝てられないわ。
【 神殿へ続く石橋 】
気弱な巫女 :
父なる天空神ノトゥーンと
愛の神ライラネートのご加護あらんことを。
主人公様、よくご無事で。
さ、早く神殿へ。
お父上のダディアス様が心配なさっておられますよ。
ベテラン兵士 :
主人公様、お帰りなさいませ。
おケガは?
ご無事で何よりです、
お父上のダディアス大神官が神殿内でお待ちです。
【 ミイス神殿 】
ダディアス :
おお、主人公。
戻ったか。ご苦労だった。
〔 突然地震が起こる 〕
ダディアス :
な、何事だ?
〔 ムービー挿入。竜王の咆吼が響く 〕
ロイ :
…父上、今のが竜王の覚醒…
その第一声でしょうか?
ダディアス :
うむ…。
この世が乱れるとき竜王が覚醒すると言われておる。
つまり、乱世の原因を除くべく目覚めるというのだが…。
ロイ :
この地は神器を守るための結界があり、
魔物は近寄れぬはず…。
それが先ほども森で遭遇いたしました。
このことも関係あるのでしょうか。
破壊神ウルグの復活の時だとしたら…。
ダディアス :
もしそうならば、ゆゆしき事態だ。
ロイ、あの森を調査するのだ。
ロイ :
わかりました、父上。
主人公も、連れていってよろしいでしょうか?
ダディアス :
ならぬ。
主人公は未熟だ。危険すぎる。
ロイ :
父上。もう、主人公も修行に出してもよい年頃。
私も一緒に参るのです。ご安心を。
〔 ダディアス、首を振って悩む 〕
ダディアス :
…ロイがそこまで言うならばよかろう。
主人公も行くがよい。
お前も、兄、ロイのように、神器を守れるだけの力が必要だ。
いずれお前も修行に出ることになろう。
これはその予行と思うがよい。
ロイとともに調査に行くのだ。
冒険者は万事に備えることが肝心だ。
復活の真珠を持っていくとよい。
〔 復活の真珠をもらう 〕
ロイ :
では、私は村の広場で待っている。
用意ができたら来てくれ。
ダディアス :
心配はいらぬ。
ロイがついているのだからな。
フフ…、私も親バカなことだ。
★再度話しかける
ダディアス :
どうしたのだ。
ロイとともに村の外の森を調べてくるがよい。
ダディアス :
私はよい子供たちに恵まれたものだ。
万一、今ここで私が死んでも
神器のことは安心して任せられる。
万一の話だ。
そのような顔をするでない。我が子よ。
〔 神殿を出る直前で 〕
ダディアス :
…主人公。
これを、ロイに渡してほしい。
ロイには苦労をかけているからな。
〔 ダディアスから護符を受け取る 〕
主人公…。
お前もロイと同じように、
神器の守護者となるべく
修行の旅に出る年になったのだな…。
フフ、わたしらしくもない。
こんなことを言うようではいかんな。
…強くなるのだぞ。
【 竜王の咆吼後、ミイス村 】
ベテラン兵士(パターン1) :
今の地震といい、
最近うろつきだした魔物どもといい、
魔人が神器をねらっているのでしょうか?
しかし心配はご無用ですぞ。
きっと天空神ノトゥーンの加護があります。
このじいもついておりますしな。
ベテラン兵士(パターン2) :
ロイ様ですか?
もう、広場か森に行かれたのでは?
ベテラン兵士(パターン3) :
主人公様もロイ様も
このミイスの村の大神官ダディアス様も、
神器の守護者と呼ばれるご一族。
闇の神器という危険な宝物を
破壊神の騎士と呼ばれる魔人どもから
守るのがお役目なのです。
ベテラン兵士(パターン4) :
神器とはどういうものかは、
その時期が来ればお父上が教えてくださいますよ。
こればかりは神器を守る神官家にのみ
伝わる秘伝ですからな。
じいも存じませんのです。
ベテラン兵士(パターン5) :
主人公様もロイ様も大神官ダディアス様も、
このミイスの村の神官家の方々はみな
闇の神器という危険な宝物を、
破壊神の騎士と呼ばれる魔人どもから
守る宿命を負っておられるのです。
気弱な巫女(パターン1) :
私もこの神殿の神器が
どのようなものかは存じません。
隠れて伝わる伝承では記憶を失うかわりに
すさまじい力を手に入れられるとか…。
気弱な巫女(パターン2) :
主人公様に
愛の神ライラネートのご加護を…。
そして、主人公様の敵に
天空神ノトゥーンの裁きのいかづちを…。
気弱な巫女(パターン3) :
このミイスの村は
闇の神器を闇のしもべから
守るための隠れ里…。
闇の神器は破壊神の復活に使われるもの。
だから、破壊神のしもべがねらうのです。
町のお婆さん(1) :
今の地震といい魔物騒ぎといい…、
天空神ノトゥーンさまがお怒りなのかのう…。
ロセンでは悪い王が民をいじめておるからのう。
町のお婆さん(2) :
今の地震といい魔物騒ぎといい…、
主人公様、世界は滅ぶのではないですかのう。
リベルダムでは魔物を改造して
戦争のための道具にしておるそうですじゃ。
これでは神様もお怒りでしょうのう。
町のお婆さん(3) :
今の地震といい魔物騒ぎといい…、
天空神ノトゥーンさまがお怒りなのかのう…。
ディンガルでは皇帝が
世界を救った勇者ネメア様を
いじめておるというからのう…。
幼なじみの青年(1) :
魔物の出現に続いて地震かよ。
いよいよ、お前たち神器を守る一族の
出番ってわけだ。
ホントに大変な家に生まれちまったな。
ま、がんばれよ。
お前なら神器を守り通せるさ。
幼なじみの青年(2) :
ロイ様の持ってらっしゃる剣、
カッコいいよなあ。
聖剣・日光って言うんだってな。
幼なじみの青年(3) :
お前たち神官家ってさ、
このミイスにある神器を守ってるんだよな。
…ところで、神器ってなんなんだ?
どんなもんなのんだ?
村の女の子 :
お…おっきなじしんだったね!
わ…わたし、びっくりしちゃった。
きれいなお姉さん :
魔物に続いて地震…。
いったいどうなってるのかしら。
気弱な村人(1) :
ロイ様の持っておられる探検は
日光という聖剣らしいですな。
修行の旅の途中見つけられたとか。
気弱な村人(2) :
ロイ様は修行の旅から戻られて
いっそうたくましくなられましたな。
少々魔物がうろついたところで、
ロイ様と主人公様がおられれば安心ですな。
気弱な村人(3) :
主人公様もロイ様のように、
神器の守護者としての実力をつけるため
いずれは旅に出られるのでしょうなあ。
【 村の出入り口 】
〔 ロイが後ろから駆け寄ってくる 〕
ロイ :
遅くなってすまない。
神殿で取ってくるものがあったのでな。
〔 主人公、ロイに何か渡す 〕
ロイ :
ん?
父上が、私に…?
護符か。ありがたい。
〔 経験値とスキルポイント入手 〕
ロイ :
主人公も、ご苦労だったな。
主人公のおかげで、父上の気遣いの心が
よく伝わってきたよ。
よし、では行こうか。
〔 村を出る 〕
★一度村に戻ると
ロイ :
どうした?
調査の前にやり残したことがあるのか?
〔 主人公、頷く 〕
ロイ :
ならば行ってくるといい。
私はここで待っている。
〔 再び話しかける 〕
ロイ :
もう大丈夫か?
ではミイスの森を調査しに行くぞ。