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カフィンの子供の名前 編集

エンサイクロペディアの中の記述。
『カフィンは、カミラの前にも男の子を生んでいて、その子も冒険者に殺されている』

カミラだけでなく「もう一人男の子が」という本編には直接関わりのない設定があるところに、意図的な含みを感じました。
この子は、多分『レムオン』という名前だったんじゃないかなー。とか。

考え方の是非は脇に置いて、迫害される種族として生きていれば、子供を生むことを悩むと思います。
ダルケニスは優性遺伝で、生まれる子もダルケニスとして生きてかなきゃならない。我が身で経験してわかっている厳しい現実を子供にも背負わせる。
それでも、と思うのが、本能や心の持つ当たり前の要求で。けれど不安は的中して、一人目の子は人間に殺され、その後カミラまでもカフィンは同様に失っている。
こういう未来が子供たちに訪れるかもしれないという不安や予感は、生む前から分かっていたこと、心のどこかで覚悟していたことではあっても、絶対に慣れることも割り切ることもできないこと。

そんな中で、カミラが、母親と同様に子供を生むことを決意して、その生まれた子供に、自分の兄であったレムオンという名前をつけたのだとしたら。
これを知ったカフィンは、わずかではあっても救いのようなものを見つけられるんじゃないのかな。
また、これはダルケニスである娘から母親へのメッセージにもなるんじゃないのかな。

できすぎたドラマ演出という気もするし、そういうのに酔っちゃうのは危険ですが、祈りや願いや夢が、どこかでつながるものであって欲しいなと思います。



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