MEMO

フレア仲間入り 編集

【ラドラス墜落後、ウルカーン】

〔 フレアが消滅間際で苦しんでいる 〕

フレア:
主人公様…。
このようなときに来られるとは…。
私の体は間もなく崩れ落ちます。
そのような姿を見せたくはありません。
お引き取りください。

〔 主人公首を振る。束縛の腕輪が反応 〕

フレア:
これは…震えが止まった?
それは…束縛の腕輪。
私の命をこの世に縛り付ける、闇の神器…。
それを手にして、私の前に現れたのは、どういう理由からなのですか?
…亡き長老の代わりに、あなたが私を束縛しようというのですか?
冒険者のあなたにとって私は、
精霊神への道を閉ざす障害にすぎないはずです。
それなのに…。

〔 主人公、首を振る 〕

フレア:
…………………。
わかりません。私には…。
…以前、長老が力を解放してしまったせいで、
束縛の腕輪の力が弱まっています。
腕輪の力が無いまま時を重ねれば…
私の体は崩れ落ちるでしょう。
ここには、私に残されたただひとつの役目があります。
その時が来るまで…私はここにいます。
そして、それはそう遠い未来ではないでしょう。




ここに来た所で
何を得られるわけでもないはずです。
それなのに、なぜあなたは
ここを訪れるのですか?
私には、理解できません。

* * *

ここには、私に残された
ただひとつの役目があります。
それを果たすためだけに
私はここにいるのです。
この命が尽きる瞬間まで。




あなたにとって、この地には
どのような意味があるのですか?
ここは私と、私が守る封印、
それしかありません。
あなたが来るべき所ではないはずです。

* * *

じきに、私の体は
土くれのように
崩れ落ちるでしょう。
それによって
役目を全うすることができないのは
本当に申しわけないことだと思います。




主人公様、ですか?
体を維持するための魔力が
弱まっているのでしょう。
最近は、目もよく見えません。

〔 主人公心配する 〕

心配などいりません。
また、心配する意味もありません。
私がこうなるのは、必然なのです。



フレア:
主人公様…。
ラドラスが永久に失われたとき、私はその鍵としての、
ラドラスの巫女としての役割を終えました。
私の最後の役割は火の精霊神ウルカーンの封印…
それこそ…ここでかろうじて生きている私の、
ただひとつの存在理由…。

教えてください…。
役目でもなく、価値でもない…
なら、人とは、何のために
生きるべきものなのでしょうか?

……………………。
わかりません。やはり、私には…。
でも…胸の中で何かが、
芽生えているような気がします。
言葉では表せない何かが…。
私はわからなくなりました。
巫女としての役割を果すことが正しいのか?
あなたから感じる不思議な力…。
その可能性を信じることが正しいのか?

〔 フレア、火の精霊神への道を開く 〕

いずれにせよ、私の命はあなたに委ねられています。
私はあなたを拒むことはできないのです。
ならば、私にできることは、
あなたの意思と可能性を信じることだけです。
お気をつけて、主人公様…。

【ウルカーン宿屋】


〔 フレアがやってくる 〕
〔 主人公の寝ている隙に荷物を探って姿を消す 〕

主人公(ベッドから起きて):
(束縛の腕輪が……)

【山の頂】

フレア:
……………………。
主人公様、どうして止めるのです。
私の道具としての使命は終わりました。
いえ…あなたが終わらせました。
道具として私を欲していた人達もあなたが退けました。
…私には、もう何も残っていません。
しかし、この腕輪を葬らなければ…
私のまやかしの生命を終わらせることはできないのです。
主人公様。
束縛の腕輪を私にお譲りください。

★腕輪を渡さないを選択


フレア:
……………………。
そうやって…私の身も心も縛るのですね。
こうした刹那の安らぎと引き替えに…。
狂おしいまでの切なさと
行き所のない恋しさを抱えて生きろ…と言うのですね。
貴方は…卑怯…です。
……………………。
主人公様…。

〔 主人公話しかける 〕

フレア:
外の世界に…私を…?
ここが私にとっての世界です。
他は知りません。
すでに道具としての私の役目は終わりました。
私にはもう存在する理由も価値もないのです。

〔 主人公話しかける 〕

フレア:
新しい役目…?
それを探すべきだと言うのですか?
あなたと一緒に…?
たとえ、かりそめのものであったとしても
この命が続いている限り
私にはやるべきことが残されていると…?

〔 主人公、頷く 〕

フレア:
……………………。
わかりました。
もしも私に
まだ役目が残されているのなら…
それを探すため、あなたとともに
外の世界へ参りましょう。

* * *

フレア:
わかりました。
では、その猫屋敷で呼ばれるまで、
お待ちしております。



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