5年後の再会3 ディミトリの性質を知る者
こうして再結集を果たした青獅子クラスですが。
もうディミトリが……どうしようもないくらい、どうしようもないので……再会が、楽しい再会じゃなくなってる……。
どす黒いオーラと毒のある台詞を吐くディミトリ。
殿下しっかりしてくれ。この状況下で、ここに駆けつけ、まだ昔のように「君の国」の民として旧友が集ったことの意味と重さ、分かってるかい?
「そこまで言ってない」と思わずツッコミを入れるアネット…!!(爆笑)
今その場に居た全員が思ったことであろうことを言ってくれてありがとう!
先生は、正直もう殴ろうかと思ったよ……
「まるで別人だな」と、さすがに驚いてるフェリクス。フェリクスは……本当に真っ当に育ったね。
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そして、ぎ、ギルベルトの話が重い。
騎士や宮廷に仕える者が「あんな殺し方」っていう示唆だけで、通じるって、相当だよ……?
これフェリクスの評云々とかダスカーの悲劇の傷どうこうじゃなく……たぶんディミトリ(王宮)に仕える騎士や臣下は『ディミトリの凶暴性と残忍性を知ってた』ってことにならないか!?
何やったの殿下……っていうか、もしかしてその残虐性というか精神性も含めて、ブレーダッドの血とか紋章由来なんだろうか。
フェリクスが目撃したのは、たぶん双方ともに15歳のとき従騎士で出向いた王国反乱鎮圧でのことだと思うんですが、なんかギルベルトやコルネリアの話しぶりだと、この一回限りじゃなさそう。
殿下は、13歳でダスカーの悲劇~17歳で仕官学校に入るまで、ほぼ毎回そういう戦い方だったのかな(汗)
でもそう思うと、1部最後のエーデルガルトとの会話も分かる気がして。
最後の決戦で、エーデルガルトにディミトリ突っ込ませて会話を発生させたのですが、エーデルガルトが「本当に貴方は、首にしか興味がないのね」って言ってて、これがちょっと不思議だったのです。
同じ年頃で、ディミトリのそういう性質を漠然と認識していたのは目撃したフェリクスぐらいだったはずで、青獅子メンバーは「あんな殿下は初めて見た」って言ってた。
でもこの台詞だと、エーデルガルトは、ディミトリがそういう性質だということを知ってるっぽいなあって。
でも、もしディミトリに元からそういう傾向があって、エーデルガルトがディミトリのことも調べた(目撃した)っていうなら、話が通じるから……ああ!って思って。
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……それにしても、こういうディミーをお神輿に乗せて、血統的な大義名分は確かにあるかもしれないけど、民の士気があがるんだろうか……。
カリスマ性でいったら、今のところエーデルガルトに軍配があがるよ。