告死天使の使い
- 2015-07-21
先日カラスに襲われた話をしましたが、
ジルオールにもいますよね。カラスこと、レイヴン。
カラスが死を告げる使いの鳥というのは、ごくありふれた連想なのですが、
そこから、ごくごく自然に
「そうか、ジルの救世主が従えている使いの鳥は、カラスなんだな」
とするっと思いました。比喩的な意味かつそのままの意味でも。
もっと言うと、浮かんだのはエルファスではなく、その姉イズのことでした。
施文院大神官は、使いとして鳥を自由に操る術をもっていそうです。
そして、その鳥は、白鳥や鳩などの白い鳥ではなく、黒鳥なのだろうと。
硝子のように美しく超然とした絶世の美女には、
白い羽根ではなく、黒い羽根を降らせる図の方が似合う気がします。
……というイメージは昔からあって、
『リアルーン』という話を書き直そうと試行錯誤して没にした中に
そのワンシーンがありました。
入れたかったシーン、かつ気に入ってる場面でもあるので、
せっかくなのでのせておきます。
★ 『蒼穹の頂 (リアルーン・改)』
ここからはちょっとこの没に関するあれこれ&創作上只今思うこと、
なので続きにしておきます。