外伝『海の見える場所』とフレンの血
「我妻の墓」という衝撃の台詞が出てきました。
セテス既婚者っていうか、男やもめかー!?
そして、フレンにとってはお母様…って、フレンは、娘ー!?!?
「事情があって、公には妹ということにしていた」
うわぁ、はあああ?? ふわぁああ!!
気づきませんでしたー!!
実父に対してあのナチュラルな「お兄様」呼び。
そして実の娘を妹扱い……待って待って??
「幸い、私も若く見えるようだからな。妹と言っても不自然ではないだろう?」
そこじゃないよセテス。もっと他に方法はあったでしょう??
そんな我妻・お母様は釣り好きだったそうで。
フレンのお魚好きの理由があきらかに……。
娘のために魚釣り大会まで開いたセテスの、どこかの誰かと引けをとらないシスコンっぷりは記憶に新しかったですが、単なる親ばかでした。
でも理由聞いたら、ちょっとほろりとしたよ。
『特別な血』
そしてフレンは『特別な血を持つゆえに常に命を狙われる身』
血筋とかじゃなくて、もしかして吸血鬼よろしく、正真正銘・血が目当てなのだろうか……。
いや、おかしいなとは思ってたんです。
もし血筋なら「セテス……あなた兄だから、フレンと同じ血を引いてるんじゃないの??」って。
※まさか父だとは思わなんだ……。そしてだからこの台詞が伏線だったのかって。
=血は繋がっているけど、血筋は違うことをそれとなく滲ませてたんですね……。
『セスリーンの紋章自体はそう特別なものではない』が『フレンの血は特別』
紋章持ちの中にも血の濃淡があるのだろうか。というか……ちょっと引っかかってることがあるんですよね。
もし紋章が血脈=血の中の遺伝的要因だったら……ある人物に宿る(眠る)紋章って、一つとは限らないよね……?
血筋によっては、二つ以上というか、ハイブリッドがいてもおかしくないんじゃないかなーって。
主人公、ネメシスの子孫?みたいに言われてるけど、お母さんが埋葬されているのは大聖堂だし。
あとディミトリの家系もちょっと歪なようなので……彼の紋章というか血筋も気になってる。
……というか『紋章石』なるものの存在も示唆されてるので、血筋だけじゃない方法があるっていうことも考えてるし、そっちのほうが多分状況的にヤバイ。