『紋章』と『紋章石』
7月と8月を終えて、衝撃が一気に……。
7月の天帝の剣と主人公の秘密もだけど、8月の化け物騒動がさらに補強で来て、とても楽しいです。
……7月で、あんな恐ろしいものを主人公は振るったのか。
っていうか、あの時、剣がたまたま主人公の手におさまらなかったら、化け物騒動があの場で起こっていたかもしれないのかな。
いやでも天帝の剣は、紋章石が外されていた。だからたぶん、触れても何も起こらないのかな。
主人公が、あの剣が封印されてから、ネメシス以来、初めて剣の力を引き出した人間のようだし……。
それまであの剣は、遺産というより遺物として眠ったままだったってことかな。
一方、シルヴァンの兄が魔物化したのは、『紋章石』のはめ込まれた『破滅の槍』を、『紋章を持たない』まま、振るったから?
石つきでフル稼働している『英雄の遺産』に「化け物にならずに触れられる」のは、「その英雄の血筋(=対応する紋章の血筋)」ってことか。
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もしそうだとしたら、『天帝の剣』なんて危険なものが、なんで聖堂の聖櫃に(封印はされてこそいたけど)収められていたかも分かるような気がする。
危険だからなんだけど、『たとえ盗んでも扱えない』からでもあるからか。『紋章石が外れていた』から。
本来『英雄の遺産』は『紋章石』がはめ込まれた形で機能するのだとしたら。
紋章石って一種の試金石だし、増幅装置になりうる、ような。
石がなくても、血筋のもの(紋章を持つ者)なら振るえる。
でもそれなら「石が別にある」意味がないので……
きっと本当は「紋章石がはめ込まれて、かつ正しい紋章の主が扱えば、本来の力を発揮する」とか?
化け物になるような力なんだよ。人には扱えない、秘められた女神の力が絶対あると思う……というか『英雄の遺産』だけど、作用としては『闇の神器』だよね……これ(笑)
あと「紋章は血の中に宿る」し、「珍しくない紋章もある」(多数の人が持つ紋章もある)としたら、嫡子だけじゃなく庶子の血も対象になるわけで。
だから、英雄の槍を扱えるものは、その遺産が継がれている嫡流に留まらず、傍流も対象になるってことに。
そりゃ血で血を洗う争いが起きても不思議じゃないね……(汗)