12月 舞踏会前日(同窓会の約束)
舞踏会の日の青獅子の会話ログ1・再会の約束 12/24
ディミトリ
「年に一度の舞踏会とあって、どの学級の者も皆、凄まじい気合の入りようだな」
ドゥドゥー
「……殿下。他人事のように仰いますが、明日の舞踏会は……全員参加とのことです」
ディミトリ
「……そう、だったな。……気が重い」
フェリクス
「フン……こんなところでお前と意見が合うとはな。舞踏会で女と踊るよりも、訓練場で剣を振っていたほうがずっと良い」
シルヴァン
「え、殿下もフェリクスも冗談でしょう……? 学校じゅうの女の子と踊り放題なんですよ?
そんな最高の日に野郎同士で剣の稽古……? 正気の沙汰とは思えませんね!」
アッシュ
「僕は舞踏会、結構楽しみですよ。こんな機会、滅多にないですから」
シルヴァン
「よし、よく言ったアッシュ! 明日までに女の子の口説き方をみっちり仕込んでやる」
アッシュ
「いやあの、僕はどちらかといえば踊りのほうを教わりたいんですけど……」
アネット
「踊りなら心配ご無用! あたしが教えてあげるよ、アッシュ!」
メルセデス
「せっかくの舞踏会だもの~。お化粧くらいはしなきゃ、よね。イングリット?」
イングリット
「そ、そうですね……。努力だけは……しましょう」
アネット
「よしっ、それじゃあ明日の朝は、イングリットの部屋で集合ね、メーチェ!」
ディミトリ
「…………。いつかまた、全員で、こうして集まれたらいいんだがな……」
ドゥドゥー
「……良い案ですね、殿下。でしたら、5年後はいかがです」
ディミトリ
「5年後? ああ、ガルグ=マクの千年祭の年か」
イングリット
「その頃にはもう、殿下のことは陛下とお呼びしなくてはならないのでしょうね」
シルヴァン
「ああ、そっか。わかっていたが、なーんか遠い人になっちまうんですね」
ディミトリ
「……勘弁してくれ。立場が変わろうと。俺は俺のままだ。
俺だけじゃない。きっとその頃には皆、それぞれ窮屈な身の上になっていると思う。
だが千年祭は、これまでにない規模の祝祭だと聞いているし……
ここを訪れるのには、ちょうど良い口実になるのかもしれないな」
アネット
「それって、同窓会ってやつですよね? 楽しそう! あたし大賛成です!」
ディミトリ
「もちろんその時には、先生にも来て欲しい。
先生あっての青獅子の学級、だからな」
選択肢:もちろん
ディミトリ
「良かった。それじゃあ、決まりだな。
だが……万一、俺がここに来られない時にはまとめ役は先生に任せたい」
選択肢:必ず来い
メルセデス
「そうよ~。王様の仕事が大変なのはわかるけれど、諦めるのが早すぎるんじゃない?」
ディミトリ
「……そう、だな。
すまない。……約束する。俺も、必ずここに戻ってこよう」