リューガの執事+白面の考古学者=新生リューガ家
セバスチャンについてはこれまでも思いのたけを語っております。
★リューガの執事あれこれ1
★リューガの執事あれこれ2
そもそも、なぜ私はセバスチャンにこんな妄想を抱いてるんだろうか?
一つはレムオン自身が『リューガ家の権力者』と紹介しているからなんですが、もう一つ、そのきっかけを、リプレイして思いだしました。
第二次ロストール戦後、レムオン失踪後リューガ家で、ロストール王女の隣で彼女を補佐しているのが、セバスチャンだからだよ!!
セバスチャン。レムオンを補佐していた腕を買われて、王女様の面倒まで見るように……。
セバスチャンはいろんなことに通じているし、長けているから。王女様に世間知――民衆のことを教えているんだと思います。
というか一介の執事が現ロストール王位戴冠者の隣に居るのです。
それってむしろ執事じゃなくて、宰相職じゃん! 特に生き残りがティアナの場合、それが引き立つ。
ティアナはあの雌狐の娘だし、受け答えを見ると相当賢い女性なので政治的センスは高いと思うんですよね。
決してお飾りの王女ではなく、下手な能なし貴族よりは遙かに切れ者のはずで、そんな有能な王女が、セバスチャンを頼りにしているわけです。
(いや、おそらくロストール復興のため、市民生活を見る際にリューガ家を本拠地として利用しているだけだと思うんですが。実際の政務はきちんと専任の者が王宮内で行ってるんでしょうが)
リューガ家を訪れ出迎えてくれるたびにここに当たり前のように立っているセバスチャン。
不自然じゃなく、補佐役になじんでいるセバスチャンの姿を見て、やっぱりすごいわーと思ってしまうのです。
と、私の中でセバスチャンはスーパー執事なんですが何度も歴史区分7で、セバスチャンに会っているうちに、気づいて切なくなった事実。
……エストはどうしてるんですかね……?
そうだよね。本来、ここにはエストが居なくちゃいけないんだよね。
エストを飛び越えて、セバスチャンが控えている。その意味は結構重いというか、名門リューガとしては駄目だろ、というか。
(特にタルテュバ生命のかけらイベントを見たあとにはタルテュバばかりを責められない気がしてくるんですよ。
こんな時に家を空けてしまうエストも、別の意味で貴族失格なわけで、そこはやっぱりきちんと改められるべきではないのかと)
でもエストが真面目でしっかり者だったらセバスチャンの出番は減るんですよ。
ああ。このジレンマ!
もしかするとセバスチャンの落ち着きはエストの奔放さと対比されているのではという気もしてきます。両者のキャラ設定は、相関関係にあるものなのかもしれない。
エストの『考古学に通じている天才キャラ・兄を慕っているからこそ気遣って距離を置く』こうした能力と性格設定・気遣いや配所は好きなんです。なので、せっかくレムオン救済ルートができたので、リューガの変後のエストを絡めたリューガ家イベントも欲しかった。
あくまでもエストが研究の道に好き進むというなら、いっそ考古学者のエストだからこそできる方法で名誉挽回!
闇の神器の利用法を発見して、バイアシオンでの種族間の問題を解決!!
…………。
いや、ロストール王女が復興に奮闘してる中、それを神器の力で武力行使の独裁復権なんかで解決しちゃったら、それ解決じゃないよね。
やっぱりこの大陸に住んでいる住人たちが、自分たちの問題として自分たちの手と心で折り合って解決していかないと駄目なんでしょう。あ、これもろにロストールの国の課題だ。
一番いいのは落ち着いた頃に銀の髪の義兄が帰ってきて、弟が喜んで出迎えて、リューガの執事はいつもの穏やかな笑みで皆を補助するって構図なんですがね。
できればエストとセバスチャン両方が立って支える、貴族制が崩壊した後の新生リューガ家も見たい。