MEMO

2013年06月11日の記事は以下のとおりです。

アンティノ魔人の下僕になる

【アンティノの研究所】

アンティノ:
ああ…、俺の商品が…
俺の財産が…、あああ…。

アーギルシャイア:
くすくす。無様ね。
アンティノ・マモン…。

アンティノ:
こ、ここは私の秘密の研究所だぞ!
誰だ! そこにいるのは!

アーギルシャイア:
くすくす…あなたのご主人様よ。

アンティノ:
き、貴様…!
デスギガースを持って
行方をくらましおったシェ…

〔 アーギルシャイア、アンティノの台詞を遮る〕

アーギルシャイア:
それはこの身体の前の主の名前。
アンティノ・マモン?

あの娘に、無理やりデスギガースを作らせてくれてありがとう。
あの娘は、本当に苦しんでいたわ。
あの娘はあの殺戮用の怪物を作ることを苦しんで、悩んで…
くすっ、おかげで私との相性がグッとよくなったの。
…負の感情は闇の者の糧だから。
今の私がいるのもあなたのおかげ。
感謝しているのよ、アンティノ。

私はあの娘と違ってそういうことに理解があるの。
ねえ、私の下僕になって
デスギガースをはるかに上回る究極生物を作ってみないかしら?

アンティノ:
お、お前はいったい…。

アーギルシャイア:
破壊神ウルグの円卓騎士
『心をなくすもの』アーギルシャイア。
そして、あなたは私の下僕。

★リベルダム陥落時の一場面。
★よって街道~アンティノ研究所:忘却の仮面入手イベントが起こるのは、リベルダム陥落以降。

しぶきの群島にて

アンティノ:
今、俺は究極の生物を作り上げた。
俺は奴を生み出すためだけに
生まれたのかもしれない。
戦闘モンスター事業の成功も、
親友ロティに対する反発も、リベルダムの陥落も、
魔人の奴隷になったのも、
すべてはここに至るまでの通過点でしかなかったのだ。
この俺の小さな身体は仮の姿。
お前こそが、本当の俺だったのかもしれないな。
俺は運命を成し遂げた。
満足だ。醜く、強大なお前、いや、本当の自分に会えて…。

いろいろあったが、
これで俺の苦労も報われる。
さあ、エクリプスよ!
絶対的な強さを持つ、本当の俺よ
その力で世界をなぎ倒すのだ!!

〔 エクリプス、アンティノをなぎ倒す 〕
〔 戦闘 〕

ザギヴ:
禁断の聖杯…。
やはり、アンティノが持っていたのね。

父さんはパルシェン

【猫屋敷】

★発生条件:
・邪竜の断層でアズラゴーザの復活阻止・オイフェ救出

オイフェ:
…………。
ここは…!?

オルファウス:
私の家ですよ。
一応、キュアはかけておきましたが
体の調子はいかがですか?

オイフェ:
…悪くないわ。
さすがはエルフの長
パルシェン様、といったところね。
それより、ゼリグは!?
ドルドラムはどこにいるの!?

ケリュネイア:
ちょっと待って!
どういうこと!?
お父さんに向かって
あのエルフの長パルシェンだなんて…。

オルファウス:
ええ、そうですけど。
私がパルシェンで間違いありません。
何か、いけませんか?

ケリュネイア:
な、何かいけませんかって…!?
どうして、今まで隠していたの?

オルファウス:
隠してなんていませんよ。
ハイエルフのパルシェンなんですか?
とい聞かれれば、はい、と答えましたよ。

ケリュネイア:
エルフは私たちハーフエルフを差別し、
しいたげてきた…そのエルフの長が…
私を育てて、それが…!

オルファウス:
そうですね。
そんなエルフの長があなたを
この賢者の森で育てる。
…それは偽善じゃないか?
何度もその疑問が頭に浮かびましたよ。
ですけどね、ケリュネイア。
考えていても、ものはよくなりません。
水が岩に穴をうがつように、少しずつ、
たゆまずに進む必要があるのです。
私も神様じゃありませんからね、
手探りで生きています。
そして、あなたも私と生きてくれてる。

〔 ケリュネイア、うなだれる 〕

オルファウス:
私の考え方、私の理想、私の言動、
あなたはそれを、承知した上で、
一緒に生きてくれている。
ケリュネイア、そのことが
私がエルフの長、パルシェンだったら、
すべて、変わってしまうのですか?

オイフェ:
とりこんでいるところを
悪いんだけど、私の質問に
答えてもらえないかしら。
ゼリグはどうして私を襲ったの?
ドルドラムはどうしたの?
どうして私はここにいるの?

オルファウス:
ああ、すいませんでした。
話すと、少し長くなるし、
とても悲しくなると思いますが、
それでも構いませんか?

〔 暗転 〕

オルファウス:
…と、まあ、こんな感じです。

オイフェ:
そう…。
ふたりとも…、死んだの……。
話してくれて、ありがとう。
本当のことを知らないよりは
気が楽になったわ。

オルファウス:
そうですか…。
強いのですね、あなたは。
でも、あなたのパーティはもう
あなたしか残っていません。
これからどうするおつもりですか?

オイフェ:
主人公、
私をあなたの仲間に
入れてくれないかしら?
闇の神器を持つあなたたちといれば
いつかネメア様に会える日が来るはず。
それに、ゼリグを操っていた奴らも
きっとまた、あなたの前に現れるはず。
仇は、とりたいわ。
足手まといには、ならないはずよ。
どうかしら、主人公?

★いいよ、仲間だを選択

オイフェ:
ありがとう。よろしく頼むわ。
…そう、ここで呼び出すのね。
わかったわ。

オルファウス:
さて、主人公。邪竜の断層であの男が言っていたように、
今回の話はいにしえの神々をも巻き込みそうです。
そこで、あなたがあなたとして
正しい選択、行動ができるように
世界の成り立ちを知るとよいでしょう。
まだ訪れていないのならば、エンシャントの北西、
古の樹海にエルフの聖地を探してみてください。
そこで原初のエルフがあなたに語るでしょう。
耳を傾けてください。

★話しかける

ケリュネイア:
私…、
今は混乱して、何がなんだか…。

オルファウス:
私は少しケリュネイアと話をします。

オイフェ:
私も、立ち止まるわけにはいかないわ。
ネメア様のため、
ドルドラムとゼリグのため、
そして、自分自身のために…。

【ザギヴ】 しぶきの群島

【 猫屋敷客室 】

〔 苦しんでいるザギヴ 〕

ネモ:
…地獄の苦しみだぜ
このままじゃ、こいつもケリュネイアも…
クッ。魔人の俺には人間の心を
救うことなんてできやしねぇ。
人間のお前がなんとかしろ!

 

【 猫屋敷前庭 】

★発生条件
1)ジラークの乱後
2)ヒルダリアと遭遇・大イカ退治後

〔 猫オルファウスと戯れているケリュネイア 〕
〔 猫屋敷を訪れたザギヴと主人公 〕
〔 ザギヴ、発作におそわれ、ひざをつく 〕
〔 ケリュネイア、ザギヴに癒しの術をかける 〕

ザギヴ:
ふう…ふう…。
ど、どうして…?
今日は…大丈夫だと思ったのに…。
だんだん…
間隔も短くなってきている。
もう、限界なのかもしれない…。

ケリュネイア:
ザギヴ、弱気にならないで。
いつだって希望はあるものよ!

ザギヴ:
希望? 希望なんてない!
運命には逆らえないの!
…私にあるのは、絶望だけなのよ!

〔 ザギヴ、首を振る 〕

オルファウス:
それじゃ、主人公、
そろそろ行きましょうか。

ケリュネイア:
父さん!
ザギヴを放っておいて
どこへ行くというの?

オルファウス:
いいところです。
無論、ザギヴさんを放って行きはしません。
主人公、ザギヴさんの護衛をお願いしますよ。

ケリュネイア:
こんな状態で!?
危険よ!

オルファウス:
ケリュネイア。人は誰でも、
いつかは自分の中の闇と
向き合わなくてはいけないのですよ。
そして、誰にとっても、
それはとても危険なことなんです。
ケリュネイア、転送機でワッシャー砦へお願いします。
船が入り用になるものでね。

【 しぶきの群島 】

オルファウス:
キャプテン・ヒルダリア、
頼もしい舵裁きでした。感謝しますよ。
百聞は一見にしかずと言います。
ついてきてください。

ヒルダリア:
猫と…カワイイ猫としゃべれた…
ああ、しあわせ…。

【 しぶきの群島の最端 】

オルファウス:
お待ちしていましたよ。
さあ、ここです。

ザギヴ:
なんて…美しい…。
…こんな所が…あったなんて…。

オルファウス:
ここへ来るまでに、怪物たちがいたはずです。
ひょっとしたら、襲われたんではないですか?
あなたはそれを倒したんじゃないですか?

〔 主人公、答える 〕

オルファウス:
いえ、それでいいのです。
抵抗しなければ、あなたがやられていたでしょうから。
しかし、見てください。
あの怪物たちは、毎日、この美しい景色を見、
この景色に抱かれて、暮らしているんですよ。
ここには否定も、拒絶もありません。
あの怪物たちは、この世界、この景色の中で、
生きることを許されているんです。
すべてがあるべくしてある。
それが世界の本当の姿なのです。

ザギヴ:
どうして、
そんなことが言えるのです!?

オルファウス:
あなたはこの景色を見て、
美しいと感じたのではないですか?
世界はあなたに美しい風景を見せる。惜しみなく…。
世界はあなたを拒んだりしてはいませんよ。
そして、それを美しいと感じたということは、
あなたもまた世界を受け入れたのだとは言えませんか?

ザギヴ:
あ…。
しかし…。
運命には、勝てません。

オルファウス:
そんなことは、運命と闘ってみてから言うことですよ。
私の息子ネメアは、
運命を変えようと懸命にあらがっています。
決心がついたら来てください。
私はヒルダリアの所で待ってますから。

〔 主人公、ザギヴに頷く 〕

ザギヴ:
助けて…くれるの…?
主人公、ありがとう。
迷惑かけるわね。

〔 主人公、首を振る 〕
〔 ザギヴ、その場を立ち去る 〕

オルファウス:
決心がつきましたか。

ザギヴ:
オルファウス様。
私、運命と…闘ってきます。

オルファウス:
主人公…。
あなたの力を貸してあげてください。

〔 経験値とスキルポイント獲得 〕
〔 主人公、ヒルダリアに語る 〕

ヒルダリア:
猫先生から話は聞いてるよ。
エンシャントに行くのね。
送るわ。

→ エンシャン虐殺(救済ルートへ)

【アイリーン】 アイリーン捜索依頼

【 リベルダム時計塔の前 】

★発生条件:
1)第二次ロストール線でアイリーンから逃げている。
2)ジラークの乱終了後

アイリーン:
……あっ、主人公。
聞いた? アルノートゥンのジラークが死んだわ。
コーンス族を人間から守ろうとしてね。
私… 弱い者を守るために戦ってきた。
大事なものを守るために剣を振るってた。
…そう信じてた。
このリベルダムの破壊だって…。

だけど結局ゼネテスは戦争を挑んだ。
ゼネテスはゼネテスに大事なものを
守るために戦うことを選んだ。
ジラークも同じ。

争いでは悲しみしか得られないのに
どうしても争いは地上からなくならない。
大事なものを守りたい者同士が
相手の大事なものを壊しあい続けるの。
ねえ! 何が正しいの? 答えてよ!

〔 アイリーン、首を振る 〕
〔 主人公、うなだれる 〕

アイリーン:
…開け放つもの。
おとぎ話の魔人よ。
魂と引き替えに心の底のわだかまりを
開け放ってくれるの…
もう、何もわからないの。
何が正しくて、何を正義と呼ぶのか?
わからないのに…。
剣を振り続けるなんてできないの。
…そして私は
剣を振り続けることしかしてこなかったの。

〔 アイリーン、立ち去る 〕

【 冒険者ギルド 】

ギルドの主人:
おう、主人公、大変だ。
お前にカルラ将軍から
出頭命令が来てるぞ。
おいおい?
思い当たる節はないってかい?
冗談言うなよ。
お前ほどの人間なら
カルラ将軍に目をつけられる理由なんて
腐るほどあるだろうぜ。
とにかくロセン総督府に出頭しろってさ。
総督府は、元王宮のあの建物だ。
確かに伝えたぜ。

【 ロセン総督府 】

カルラ:
ひさしぶり、主人公。
いやー、感動の再会だねー。
感動、感動~。
あれから、いろいろあったよねー。
あんたがゼネテス側について
あたしの敵にまわったりさー。
あたし、ぜんぜん根に持ってないから。
うん、ぜんぜん。ホントよ。
だから、安心してよね。

〔 カルラ、笑う 〕

カルラ:
うちの副官。アイリーンのことで
ちょっと話があるのさ。
あんたにすごい関係あること。
アイリーンが先のロストール戦で
あんたに戦いを挑んだでしょ?
んで、あんたは逃げた。
それから、どーも、落ち込んでてさ。

あのコ、根がマジメだし、
思い詰めるとやばいかなーって
思ってたら、失踪しちゃった。
で…調べによると、彼女は失踪する直前に
リベルダムであんたと接触してんのよ。
ほれ、何があったか白状しなさい?

ふむふむ、そんな話を…
ちょーっと期待してた展開では
なかったなぁ。

〔 主人公、話しかける 〕

カルラ:
まあまあ、冗談はおいといて。
アイリーンの行方を追えるのは
主人公だけみたいやね。
失踪原因はあんた、とまで言わないけど
どうも関わりがあるみたいだし
ま、キッカケは確実にあんただしね。
それに、あんたなら
魔人にも知り合いがいるみたいだしさ。
アイリーンは魔人の話してたんでしょ?

〔 主人公、頷く 〕

カルラ:
では、冒険者主人公に
騎士アイリーン・エルメスの
捜索を依頼します。
条件はアイリーンを生きている状態で
ロセン総督府に連れ戻し、
青竜軍に復帰させること。
報酬は練鋼石5個。
文句ある?

〔 主人公、首を振る 〕

カルラ:
じゃあ、契約成立ってことで。
途中報告一切不要。結果をみせてよね。
以上。

〔 主人公、ロセン総督府をでる 〕

【 猫屋敷 】

ネモ:
開け放つものって魔人がいるかって?
破壊神ウルグ様の円卓騎士筆頭
ヴァシュタールがそうだが、どうしたよ?

〔 主人公、いきさつを説明 〕

ネモ:
なるほどねえ。
んで、お前はアイリーンを探しに
いかなきゃならないのか?

〔 主人公、頷く 〕

ネモ:
そんな伝説ができてたのは知ってたが…
ヴァシュタールの老いぼれに何を聞こうってんだ?
伝説は伝説に過ぎない。
あいつはそんな親身な奴じゃないぜ?
最近はめっきりやる気もなくしてる。
何度も繰り返される光と闇の戦いに
やれ飽きただの、もう消えたいだの。
あきらめてオトナになれよって思うぜ。
そんな奴より、俺に聖杯を持ってきたら
騎士どころか貴族にも王様にもして…

〔 主人公、口を挟む 〕

ネモ:
ヴァシュタールの居場所?
ああ、だいたいの見当ならつくぜ。
ヴァシュタールの棺って遺跡だ。
趣味悪いだろ? 普通、自分の寝床に棺なんてつけるか?
まあ、そういう奴だ。
ノーブルの南西に偽りの森ってあるだろ?
その奥にオズワルドっていう町がある。
そこにある遺跡だよ。
でも、もう町の人間のソウルを奪って
闇の門を開けにいってるかもな。
奴がいなかったからって文句はなしだぜ?

始まり主 リトライ

拍手ありがとうございました!
DATAをちょこちょこ追記・整理しました。

* * *

一度クリアした始まり主でしたが、
色々イベントの取りこぼしがありまして。
ちょっと悔しいので、歴史区分6終了直後から再スタート。
前回はたせなかった
・ザギヴED(しぶきの群島イベント)
・オイフェPT入り
が目標です。
以下、ちょっとした教訓。

続きを読む

【ザギヴ】 エンシャント虐殺(救済)

【エンシャント】

ザギヴ:
人のいる気配が…
ソウルの息づきが感じられない。
まさか、ソウルリープ…!?
円卓の騎士や邪竜、破壊神、
それらを復活させるには、
膨大な魔道エネルギーが要る。
そのために、
人からソウルを吸い集め、
魔道力を抽出する技が編み出された。
邪法と呼べるその技こそが、
ソウルリープ。
つまり…

〔 ゾフォル登場 〕

ゾフォル:
つまり、この帝都に暮らしておった
人間のソウルは、すべてがすべて、
破壊神ウルグ様の復活の祭壇に
ささげられたというわけじゃよ。

〔 主人公、剣を抜く 〕

ザギヴ:
ムダよ、主人公。
これは幻像にすぎない…。
実態はおそらく、城の中よ。

ゾフォル:
よくぞ戻ってきたな、ザギヴよ。
おぬしが皇帝となり、
破壊神が復活するは、
やはり運命だったのじゃよ。

ザギヴ:
私はその運命と闘うために来た!
私は、皇帝にはならないわ!

ゾフォル:
なるほどな。
お主の剣となり盾となるのが
主人公というわけだ。
確かに、さしものわしにも、
無限のソウルの持ち主の未来は見えぬ。

じゃがな、ザギヴよ…。
おぬしが見ておる希望という名の霧、
その向こうにあるものが、果たして、
本当におぬしの望んでおるものかの?

ザギヴ:
望んでいるか、なんて!
私はそれを…その霧に腕を差し入れ、
未来をつかみ取りに、ここに来たのよ!

ゾフォル:
フォフォ…言うではないか。
ならば、城の謁見の間で、
楽しみに待たせてもらおうかの。

〔 ゾフォル消える 〕

【 エンシャント政庁・謁見の間 】

ゾフォル:
気づいておるかの?
ここは謁見の間…お前が皇帝となり、
予言を成就させるにはよい場所じゃ。
運命には逆らえぬ。
どうじゃ、ザギヴ。
あきらめはついたかの?

ザギヴ:
運命なんて、存在しないわ。
存在するのだとすれば、
それは、変えるためにあるものよ。

ゾフォル:
フォフォ…。
つまらぬ希望にすがりおって。
ならば、お前の言葉を借りて言おう。
希望など、存在しはしない。
存在するのだとすれば、
それは、人を惑わすためにあるものよ。

少々厳しくしつけてやらねば
ならぬようじゃな。
この妖術宰相ゾフォルがの!

〔 ゾフォルと戦闘 〕

ゾフォル:
…お主は…運命に…挑み、
そして…自らのの手で…
未来をつかみ取ろうというのか…。
わしは…わしは…運命に屈した、
ただの負け犬だったというのか…?
バカ…な…ぐふっ!

〔 ゾフォルの身体から闇が噴出 〕

ゾフォル:
…よかろう、証明してみせよ。
お主の体内に住み着いておる
円卓騎士マゴスを
…召喚する。
きゃっつを倒せるか?
絶望すべきは運命に屈した者だけだと
証明…できるか!?

ザギヴ:
できるわ!
私はそのためにここに来た!

ゾフォル:
よかろう! 示してみせよ!
これこそが…おぬしの絶望…。
円卓騎士マゴスじゃ!!

〔 マゴス登場 〕
〔 戦闘 〕

ザギヴ:
終わったわ…。
いいえ…これからが始まりなのね。
これからの毎日こそ…私が私として
生きてゆく、本当の未来なのだもの。

ゾフォル:
くっ、ぬかったわ…。
よもや…円卓騎士マゴスの支配をはねのけるとは…。
フッ…。どうやらわしも…
ここまでのようじゃ…。
あとは…シャリに…託すとしよう…。
邪眼帝…バロル様の復活を…な…。

ナレーション:

主人公によって
エンシャントに潜んでいた闇の勢力は
退けられた。
だが…
姿を消した人々が戻ってくることはなく…
魔物たちの数は増えていくばかりだった。

英雄の力を持ってしても、闇の勢力を
滅ぼすことはできなかった。
この事実は、戦乱に疲れた人々を
さらに打ちのめすこととなった。

深まりゆく闇の気配…。
まことしやかに伝えられる破壊神復活の噂。
すべての人々が終末への予感を
抱き始めていた…。

【 宿屋 】

ザギヴ:
主人公…?
こんな夜遅くに、どうしたの?

〔 主人公、頭をかく 〕

ザギヴ:
…そう。なかなか寝付けないのは、
私だけじゃなかったのね。
なんだか、少しうれしいわ。

嫌な汗にまみれているわけでもない。
闇のように粘つく悪夢に
さいなまれているわけでもない…。
眠れない夜なのに、こんなに気分がいいなんて、
ちょっと不思議な感じね。

私の中には、長いこと、
マゴスという化け物が住みついていた。
その、マゴスのいた部分がぽっかり
空虚な穴になってしまったようで、
少し、とまどう時があるの。
今晩みたいに、それが気になって眠れないこともある…。

〔 主人公、問いかける 〕

ザギヴ:
大丈夫、心配はしないで。
それとも、私がそんなに頼りなさそうに見える?

〔 主人公、頭をかく 〕

ザギヴ:
こんな感じを味わってるのなんて、
世界中でも私だけかもしれないわね。
空虚だけど、怖くはない。
胸の中を吹きすぎる夜風が涼しいような、そんな感じ…。
今の私は、その空洞が近い内に
埋まることを確信している…。
これが、人間本来の強さなのかしら。

マゴスの空洞を満たすのは、私。
それが満たされて初めて、私は、
ひとりの完全な私になるのね…。
あなたがいてくれなかったら、
こんな感じを味わうことなんて、生涯なかったかもしれない…。

そうね。生涯…なんて重い言葉を持ち出したら、
困ってしまうわよね。フフフ…。
さあ、あなたはもう眠らなくては。
パーティのリーダーが寝不足では、
みんなが力を出せなくなってしまうわ。

〔 主人公、問いかける 〕

ザギヴ:
私なら大丈夫。エンシャントの政庁では、
机についたまま夜明かしすることなんて、
ざらにあったもの。
もう少し夜風に吹かれて、
気分が落ち着いたら部屋へ戻るわ。

〔 主人公、頷く 〕

ザギヴ:
ありがとう。
おやすみなさい、主人公…。


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